生や社会への恐怖、老いや年齢に関する疑問。誰にも聞けないから自問自答する。

月澄狸

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迫る

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 最近年齢の重圧に押し潰されそうでいる。

 いつか死ぬこと……についてはまだ身に迫る危機感がないが、「良い年して」的なニュアンスに敏感である。敏感というより過剰反応か。

「レディに年を聞くのは失礼」とか「年を取りたくない」など、マンガなどでそういうネタを目にしてきたが、その感覚が今になって分かる気がする。


 どちらかというと今気にしているのは、老いることや年を取ることそのものではなく世間の風潮だと思う。多少は衰えとか、やりたいことがあといくつできるんだろうとか、自分の時間がどのくらいあるのかも気になるけれど。


 私は小さい頃、色んな場所に潜り込んでは虫やトカゲを追い、あちこち登ってみたり急に走ってみたりと好きに行動していた。しかし途中から薄々、「いつまでも子どもではいられない」ことに気づきだし、精神的に窮屈になっていった。大人が変な場所で座り込んでボケーッとしていたら不審者だろう。

 私はのんびり、好きに生きたいだけ……。そんなあれやこれやにも、年齢が問いかけてくる。「その年でこんなことをしていて良いのか?」と。

 私個人としては、人は年齢など関係なく好きに生きるべきだと思ってきたが、そろそろ結果が出るとか出ないとか、なんとなくこの先を感じ始めるものである。


 しかしここでなんとか振り払っていきたい。信念を持ち続けたい。私は年齢など気にせず、みんなが好きに生きる世界に行きたいのだと。

 そのために好きなことをして幸せに生きている人をたくさん見たい。何歳になっても夢を叶え、楽しくチャレンジしている人が見たい。年齢を気にせず、年齢に縛られず、この世のしがらみを感じさせない自由な人を見たい。


 元々ネガティブなのでどうしてもネガティブに偏りがちだけれど、適度に考えつつ、落ちすぎないように気をつけたいと思う。


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