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pixivの利用規約を読破せよ(2021年3月)
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読めども読めども終わりが見えない利用規約。やっとpixivの個別規約までたどり着いた。
pixivにはリクエスト機能というものがあるらしい。クリエイターはプランを作成し、ファンはクリエイターが作成したプランに基づいてリクエストを送ることができるとのこと。プランとはクリエイターが「イラストの作成」、「小説の作成」等の制作依頼を受けるにあたっての条件のことだそうで、「作品の種類(イラスト、小説等)」「参考価格」「対応可能な詳細ジャンル等」の内容が含まれるらしい。
なるほど、お金をいただいてファンの好みの作品を提供することができるのか。
他のファンの方も「そのリクエストいいな」と思ったら相乗りできるらしい。
ここで「リクエストリワード」という言葉が出てくるが、「リクエストリワード」というのはクリエイターとファンとの間で成立した契約に基づいてクリエイターが作成したコンテンツのことだそうだ。また「売上金」は、リクエスト契約に基づいてファンがクリエイターに支払うべきリクエストリワードの対価たる金銭のことだそう。
今まで「リワード=報酬」みたいなイメージで来たが、このリクエスト機能に関してはクリエイターが作成したコンテンツ(=作品?)のことをリワードと呼ぶらしい。そもそもリワードってなんだ。
リワードについて検索してみると、「商品やサービスを購入したり、資金集めに寄付をしたり、あるいは、立候補者のために時間を投資したりするたびに得られる何らかの価値。 」と出てきた。つまり価値あるものはお金に限らずリワードと呼べるってことか。
リクエストの対価については、クリエイターが参考価格を設定し、それを元に(?)ファンがリクエストリワードに対する対価を設定するらしい。そして相乗りするファンも、リクエストしたファンが決めた価格を払うことになるようだ。
ファンがリクエストを送信する場合、リクエスト契約が成立したときの報酬を支払うための前払金を、リクエスト契約不成立の場合に返還されることを条件に、クリエイターに対して支払う義務を負うそう。前払い制ということは作品を持ち逃げ(?)される恐れはない。
リクエストリワードには公序良俗に反するものを登録してはいけないほか、FX・株・仮想通貨など金融に関する情報商材を含むものも登録してはならないらしい。
リクエストリワードの次はpixivFANBOXに関する個別規約だ。
クリエイターはこのサービスを使って支援プランというものを作成することができ、ユーザーはそのプランで支援を申し込む。するとプランを作成したクリエイターがユーザーに対して支援者限定投稿コンテンツの公開や特典を提供し、その対価としてユーザーが支援額を支払う、というシステムらしい。
ユーザーは支援者である期間に限り、クリエイターが公開した支援者限定投稿コンテンツの閲覧や、特典を受けることができるということだ。
お次はBOOTH。ショップを開設することができるサービスだという。
リクエストやファンボックスも難しそうだったが、ここも他のユーザー様とお金のやり取りをすることになるので、難しそうなことが色々書いてある。「ショップオーナーは、本個別サービスを利用し自身のショップを運営するにあたって、事業者を特定する情報を登録しなければなりません。」「ショップオーナーは、本個別サービスを利用して自身のショップを運営する際、特定商取引法、割賦販売法、不当景品および不当表示防止法、薬事法、その他関係法令を遵守するものとします。」「ショップオーナーが本個別サービスを利用して、音楽・動画・画像などのデジタルコンテンツ(以下「ダウンロード商品」といいます。)を販売する場合、自己の費用と責任において、違法コピーや流出を防ぐための暗号化等の技術を施す等ダウンロード商品にかかる知的財産権を保護する措置をとるものとし、当社はショップオーナーの販売するダウンロード商品の流通・利用に関して、一切の責任を負わないものとします。」などなど。個別規約を読んだだけではよく分からない。
PV報酬制のサービスはお金を受け取るだけで良かったけど、自分で売るとなると色々あるんだな……。フリマアプリもネットオークションも(ネットショッピングさえも)やったことないから知らなかった。いい加減なことをしたら稼ぐどころかpixivやお客様から訴えられそう。
で、有料販売の話でコンテンツについて時々音楽や動画の話が出てくるのだが、音楽とかも売れるんだろうか……。
ショップオーナーが出品する商品の価格は、無料もしくは100円以上、かつ100万円を超えない範囲でショップオーナーが自由に決定することができるそうだ。
じゃあ99万円まではアリ?
99万円の商品ってどんなのだろう……。ちょっと気になる。
BOOTHの話のあとはBOOTH倉庫サービスについて。倉庫でユーザーの商品を保管してもらえるということで、pixivの倉庫ってどんな所だろう……と想像しながら楽しませていただいた。
倉庫の話が終わると今度はpixivFACTORYの話だ。pixivに頼んで商品を作ってもらって、それを自分が受け取ったり、BOOTHで販売したりできるようだ。
次はpixiv Sketch LIVEの話。なんかこの間も聞いた気がするけど……。これはpixiv Sketchのライブ機能だそう。ライブ機能を使っての配信はどういう表現ならOKでどういう風にモザイクをかけるかなど、生々しい話も並んでいる。
このプログラムを利用すると、コンテンツの人気度やリアクション等によってリワードが貯まり、貯まったリワードは一定数以上でpixivポイントや現金に換えることができるそう。リワードの有効期限は、獲得から90日ということだ。
またエール機能というものもあり、ライブ配信コンテンツに対して有償でリアクションを送ることができるらしい(投げ銭?)。
そのあとはVRoid Studioについて。ボーカロイドの仲間かと思ったら違うらしい。3Dモデル作成のソフトウェアだそうで、パソコンで無料でインストールできるそう。
その下はVRoid Hubの話。バーチャルな用語が並んでいて、もう何のことだか分からない。これがジェネレーションギャップというやつか。
多分、作成したバーチャルなキャラクターをここに登録し、人に使ってもらったり自分で使ったりできるというものである。自分だけが使えるようにしたり人が使うことを許可したり、商用利用やアレンジOKにしたりと色々できるようだ。
最後にVRoidモバイルについて。これはアバターを作成して仮想空間で他者とコミュニケーションが取れるアプリらしい。
これですべての利用規約を読み終えた。
長かった……。
集中力がもう切れかけていた。
だがこれでやっと先に進める。
*
このページに書いてある内容は2021年3月時点のものです。
利用規約はそのうちまた改定されると思います。
pixivにはリクエスト機能というものがあるらしい。クリエイターはプランを作成し、ファンはクリエイターが作成したプランに基づいてリクエストを送ることができるとのこと。プランとはクリエイターが「イラストの作成」、「小説の作成」等の制作依頼を受けるにあたっての条件のことだそうで、「作品の種類(イラスト、小説等)」「参考価格」「対応可能な詳細ジャンル等」の内容が含まれるらしい。
なるほど、お金をいただいてファンの好みの作品を提供することができるのか。
他のファンの方も「そのリクエストいいな」と思ったら相乗りできるらしい。
ここで「リクエストリワード」という言葉が出てくるが、「リクエストリワード」というのはクリエイターとファンとの間で成立した契約に基づいてクリエイターが作成したコンテンツのことだそうだ。また「売上金」は、リクエスト契約に基づいてファンがクリエイターに支払うべきリクエストリワードの対価たる金銭のことだそう。
今まで「リワード=報酬」みたいなイメージで来たが、このリクエスト機能に関してはクリエイターが作成したコンテンツ(=作品?)のことをリワードと呼ぶらしい。そもそもリワードってなんだ。
リワードについて検索してみると、「商品やサービスを購入したり、資金集めに寄付をしたり、あるいは、立候補者のために時間を投資したりするたびに得られる何らかの価値。 」と出てきた。つまり価値あるものはお金に限らずリワードと呼べるってことか。
リクエストの対価については、クリエイターが参考価格を設定し、それを元に(?)ファンがリクエストリワードに対する対価を設定するらしい。そして相乗りするファンも、リクエストしたファンが決めた価格を払うことになるようだ。
ファンがリクエストを送信する場合、リクエスト契約が成立したときの報酬を支払うための前払金を、リクエスト契約不成立の場合に返還されることを条件に、クリエイターに対して支払う義務を負うそう。前払い制ということは作品を持ち逃げ(?)される恐れはない。
リクエストリワードには公序良俗に反するものを登録してはいけないほか、FX・株・仮想通貨など金融に関する情報商材を含むものも登録してはならないらしい。
リクエストリワードの次はpixivFANBOXに関する個別規約だ。
クリエイターはこのサービスを使って支援プランというものを作成することができ、ユーザーはそのプランで支援を申し込む。するとプランを作成したクリエイターがユーザーに対して支援者限定投稿コンテンツの公開や特典を提供し、その対価としてユーザーが支援額を支払う、というシステムらしい。
ユーザーは支援者である期間に限り、クリエイターが公開した支援者限定投稿コンテンツの閲覧や、特典を受けることができるということだ。
お次はBOOTH。ショップを開設することができるサービスだという。
リクエストやファンボックスも難しそうだったが、ここも他のユーザー様とお金のやり取りをすることになるので、難しそうなことが色々書いてある。「ショップオーナーは、本個別サービスを利用し自身のショップを運営するにあたって、事業者を特定する情報を登録しなければなりません。」「ショップオーナーは、本個別サービスを利用して自身のショップを運営する際、特定商取引法、割賦販売法、不当景品および不当表示防止法、薬事法、その他関係法令を遵守するものとします。」「ショップオーナーが本個別サービスを利用して、音楽・動画・画像などのデジタルコンテンツ(以下「ダウンロード商品」といいます。)を販売する場合、自己の費用と責任において、違法コピーや流出を防ぐための暗号化等の技術を施す等ダウンロード商品にかかる知的財産権を保護する措置をとるものとし、当社はショップオーナーの販売するダウンロード商品の流通・利用に関して、一切の責任を負わないものとします。」などなど。個別規約を読んだだけではよく分からない。
PV報酬制のサービスはお金を受け取るだけで良かったけど、自分で売るとなると色々あるんだな……。フリマアプリもネットオークションも(ネットショッピングさえも)やったことないから知らなかった。いい加減なことをしたら稼ぐどころかpixivやお客様から訴えられそう。
で、有料販売の話でコンテンツについて時々音楽や動画の話が出てくるのだが、音楽とかも売れるんだろうか……。
ショップオーナーが出品する商品の価格は、無料もしくは100円以上、かつ100万円を超えない範囲でショップオーナーが自由に決定することができるそうだ。
じゃあ99万円まではアリ?
99万円の商品ってどんなのだろう……。ちょっと気になる。
BOOTHの話のあとはBOOTH倉庫サービスについて。倉庫でユーザーの商品を保管してもらえるということで、pixivの倉庫ってどんな所だろう……と想像しながら楽しませていただいた。
倉庫の話が終わると今度はpixivFACTORYの話だ。pixivに頼んで商品を作ってもらって、それを自分が受け取ったり、BOOTHで販売したりできるようだ。
次はpixiv Sketch LIVEの話。なんかこの間も聞いた気がするけど……。これはpixiv Sketchのライブ機能だそう。ライブ機能を使っての配信はどういう表現ならOKでどういう風にモザイクをかけるかなど、生々しい話も並んでいる。
このプログラムを利用すると、コンテンツの人気度やリアクション等によってリワードが貯まり、貯まったリワードは一定数以上でpixivポイントや現金に換えることができるそう。リワードの有効期限は、獲得から90日ということだ。
またエール機能というものもあり、ライブ配信コンテンツに対して有償でリアクションを送ることができるらしい(投げ銭?)。
そのあとはVRoid Studioについて。ボーカロイドの仲間かと思ったら違うらしい。3Dモデル作成のソフトウェアだそうで、パソコンで無料でインストールできるそう。
その下はVRoid Hubの話。バーチャルな用語が並んでいて、もう何のことだか分からない。これがジェネレーションギャップというやつか。
多分、作成したバーチャルなキャラクターをここに登録し、人に使ってもらったり自分で使ったりできるというものである。自分だけが使えるようにしたり人が使うことを許可したり、商用利用やアレンジOKにしたりと色々できるようだ。
最後にVRoidモバイルについて。これはアバターを作成して仮想空間で他者とコミュニケーションが取れるアプリらしい。
これですべての利用規約を読み終えた。
長かった……。
集中力がもう切れかけていた。
だがこれでやっと先に進める。
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このページに書いてある内容は2021年3月時点のものです。
利用規約はそのうちまた改定されると思います。
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