うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)

月澄狸

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夢の地震とカラス

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 知らない場所にいた。夢の中で地震が起こった。
 最初は軽い揺れが続く。その間に一階まで下り、窓か出入り口から外を見た。
 そこへ大きな横揺れがくる。アスファルトで覆われ、ところどころ雑草が顔を出している地面にはヒビが入っていた。

 揺れが収まったのか、そのまま外へ出る。外は晴れていた。
 外を見て回るが、特に変わった様子はない。
「こうなるのは(ヒビが入ったりするのは)いつもここだけ」などと思う。


 その後私は下り坂の前にいた。
 あたりを見るとカラスが群れている。群れているというかいっぱいいる。
 その中の一羽が、何かにぶら下がって遊んでいた。すごい。カラスは遊ぶって聞くけれど、実際遊んでいるところは初めて見た。

 近づいて写真を撮りたいと思ったけれど、たぶん近づけば逃げてしまうだろう。そう思いつつ向こうを見ると、低い石垣の上に腰掛けている人のすぐ近くにカラスがいる。

 なるほど、こちらが立っていたり構えていたりするからカラスが近づいてこないのか……。
 私は何気ないふうにあたりに腰を下ろした。

 そんな感じのところで目が覚めた。


 ちなみにその何日かあとでカラスが撮れた。


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