うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)

月澄狸

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幸せと不幸は紙一重!?

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 私の家の中にはたくさんのハエトリグモがいる。とても可愛く、癒やしの存在だ。

 ただ、寝室や階段や窓の近くに住み着くので、つぶしてしまいそうで危ない。気づけば椅子の近くをウロチョロしていることもある。

 虫がいない冬は、ハエトリグモのことを懐かしく思い出す。ハエトリグモがいる毎日は幸せだったなと思う。でも実際ハエトリグモがいると、踏んでしまわないかと心配だ。

 夏は冬を思い、冬は夏を思う……。幸せって、すぐ隣にあるときより、ちょっと離れて思い返す時の方が感じられるのかもしれない。

 多分、愛する人と深く付き合えば、その人が苦しむことや、その人を失うことが怖くなるだろう。
 ずっと欲しかったものを手に入れたら、それが壊れることを恐れてしまうかもしれない。

 幸せを手に入れたとたん、失う恐怖がついて回る。大事なものを減らしていけば、感動がない代わりに失う恐れも減ってゆく。

 失うことを恐れる自分が臆病なだけなのだろうか?
 幸せって何なのだろう。

 物や肉体はなくなっても、思い出と魂は消えないことを感じられたら幸せかもしれない。

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