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国語の教科書の印象深い作品(エーミールのクジャクヤママユ、クラムボン、偉そうなエラソーニ)

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 皆様は国語の教科書はお好きだっただろうか。私は授業で習う前から全部読んでいた。授業では嫌というほど同じ作品をずっと掘り下げさせられるので、教科書をもらった後、自分でパラパラめくるのが一番楽しかったかもしれない。

 最近このエッセイでヤママユガの話をした。ヤママユガは怪獣モスラのモデルにもなっているとか。そしてそんなヤママユガの名でもう一つ思い出すことがある。国語の教科書に乗っている「少年の日の思い出」だ。

「少年の日の思い出」の内容はぼんやりとしか覚えていない。だが、エーミールとクジャクヤママユ、そしてエーミールが放った名言「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな」は覚えている。

 今、エーミールとクジャクヤママユを検索してみると、この話がネタにされている画像が多くて笑ってしまった。やはりそれだけ多くの人の心に残っていたということだろう。

 そして教科書関連で「ごんぎつね」の情報も出てきた。
 アホな私は習っている当時はごんぎつねのお話をよく分かっていなかったが、これも多くの人の心に残っている作品らしい。

 他に個人的に国語の教科書で印象に残っているのは、「注文の多い料理店」だ。主人公たちが犬への愛情がないところ、そして物語の途中で何度も同じような文章が繰り返されるところが記憶に残った。

 また、同じ宮沢賢治の作品「やまなし」も授業で習った。
 クラムボンが気になる。

 あと、教科書に載っていた「エラソーニが偉そうに……」といった一文も印象に載っている。話のタイトルは「ミラクル」らしい。
「エラソーニ」は登場人物の名前だ。あまり多くの教科書には載っていなかったのか、エーミールやごんぎつね、クラムボンに比べると、エラソーニに関する情報はあまりないようだ。


 今回、エーミールを思い出して調べたことで、懐かしい話がたくさん見られた。世代ごとに教科書に載っていた物語が違うようで面白い。「夏の葬列」は後味の悪いトラウマ作品として名高いらしく、謎の終わり方をする「オツベルと象」も教科書で読んだ人が多いそうだ。

 他の世代の方のあるある話を読んでいると、教科書関連の作品が色々気になってきた。

 そういえば、自分の教科書には載っていた覚えがないのだが、家族の国語の教科書に「ずーっとずっとだいすきだよ」や「きつねのおきゃくさま」などの名作が載っていた。両方動物が出てくる感動作だ。

 国語の教科書に関する話を見ていると、なんだか、学校での思い出や、図書室で読んだ本たちまで思い出されるようで懐かしい。
 久しぶりに童話を読みたくなった。

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