うだつの上がらないエッセイ集（たまに自由研究）

昆虫人間の世界とかあったら面白そう

　動物を擬人化し、動物の世界を描いたストーリーは多くある。個人的に、デザインや生態などはリアル寄りでところどころファンタジックに展開する話が好みなのだが、最近獣人の世界もいいなと思い始めている。

　ところで動物キャラがメインの話は多そうだが、虫メインというのはそんなに多くないイメージだ。虫が描かれるとしても、無慈悲で無感情な敵モンスターとして出てくることが多そうな……。昆虫人間の世界を描くストーリーとかあったら面白いのではないだろうか。

　社会性昆虫であるアリやハチは、兵隊とかオフィスとかそのあたりが似合いそうだ。昆虫界が人間みたいな暮らしになっても、うまく適応しそうな気がする。
　カミキリムシのアゴの力、ホタルの発光、カメムシの臭いなど、虫の能力はすごいので、個性も出しやすく見せ場も多そう。
　
　虫はだんだん羽がボロボロになるようなので、羽を治す治療的なものが発達していてもいいかも。それから、虫の世界に昆虫だけでなく蜘蛛やダンゴムシやゲジなど他の節足動物もいてくれたら嬉しい。

　できれば私がここでそういう作品を書いて投稿したい……。
　けど知識が圧倒的に足りない。

　何かが好きな人って膨大な量の知識を持っているイメージなのだが、私は全然そういうタイプじゃない。身近な虫の名前を覚えるのがやっとだし、虫と出会う機会や学ぶ機会があっても「もしかしたらこうかな」とテキトーに解釈するだけでリアルな情報を得るに至らないのだ。

　だから、「この虫の特徴は◯◯で、このような性質があり、学術的にはナントカカントカ……」とか、スラスラ専門用語が飛び出すような人に、是非本格的な昆虫擬人化作品を描いてもらいたい。できればほのぼの平和系で。
　けどそういう人は本物の生き物のことを知るのに夢中で、作り物の世界を描こうという発想にはならないのだろうか……。

　私も、好きなことなら難しい用語でもどんどん覚えて完璧にアウトプットできる人間になりたいが、そういう人とはもう根本的に頭の作りが違うらしいので仕方ない。好きなことでも勘違いやうろ覚えはしょっちゅうだ。

　なので間違った描写が多くなってしまうとは思うが、できそうなところから作品作りをやってみたい。