印象に残った夢

夢の琵琶湖

　家のすぐ裏が琵琶湖になっていた。少し、ビーチ的な陸があり、左を見ると陸は向こうの方まで繋がっている。えーと、これは……潜って遊んでもいいのかな？

　水に潜る。私は海が好きだが、これは淡水の琵琶湖なので、生き物がそんなに多くは……。
　あれっ、魚がいっぱいいるな。ウニも。
　いつの間にか防水カメラを持っているので、生き物たちを撮っていく。うわー、いっぱいいる。


　フグみたいな魚が、壁のような岩に張り付いている。


　私は以前現実で、ヤモリの子を、捕まえずに触ることに成功した。まだ子どもだからぼんやりしているのと、逃げ場が少なかったというのもあるのだろうが。カマキリやヤモリが体を揺らすように、目の前で指をちょこちょこ動かしながらヤモリの子に近づけていったら、ヤモッ子はたしかニュルニュルと尻尾を振っていたけど（ヤモリが尻尾を振るのは威嚇らしい）、小鳥みたいに首をカキカキしてみると（トカゲやカナヘビは、細いものを使って耳掻きをすると、ぼーっと目を閉じる。ヤモリはまぶたがないので目を閉じない）、逃げもせずにそのまま触られていた。


　……ということがあったので、夢の中で、魚に触れてみた。魚にマッサージする動画などを思い出しつつ。
　そうしたらお腹なんかも触れた。ぽよぽよだった。


　以上、琵琶湖の夢だった。


＊


　今回の夢では生き物を虐待していない気がします。

「うだつの上がらないエッセイ集」のエピソード「夢の魚」や、一話完結エッセイ「夢は嘘つき？　正直者？　夢の中で、現実ではしないような言動をしている」と似た雰囲気があるけれど、ファンタジーレベルがやや上がったし、現実の私の「生き物に触りたいけど、できるだけ優しくしよう」みたいな感覚が反映されていたので、明晰夢に近付いたかもしれません。


「現実も夢だ」という説がありますが、すると現実も、自分が「元々」持っている記憶などを元に形成されているのか……。「元々」とはどこの何なのか……。

　現実と夢の境がやや曖昧になってきましたが、まだ掴めません。「夢の世界を描いてみたい」なんてのは前から思っていますが、夢の記憶はぼんやりとしていて、自分の画力のなさもあって難しいです。


　ある場所のことを考えると、そこでの記憶が次々に思い出されるように、夢について考えると、別の夢を思い出します。川沿いにパラソルが並んでいて人々が集っている夢もあったな～とか、自分の家の近所の風景が変わる夢は多かったなとか（パラレルワールド？）。