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夢の観光地
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私の家の前、ほんのちょっと坂道を登ったところが、バスツアーの集合場所になっている。ゾロゾロと人が集まってゆく。朝私が目覚めた頃には、もうバスツアーの人たちは集合を始めており、窓から人々が見える。
さらに坂の上の方は観光地っぽいというか、歴史のありそうな小道や建物がある。
せっかくここに住んでいるのだから、たまには登って見てみなきゃな。
明るい竹藪だか木々に囲まれた小道を登り、鳥居か何かをくぐり、古い資料館みたいな建物に入る。昔の道具が、ガラスケースの中に並べて展示されていたような。
さらに外に出てウロつく。
そうだ、この先には遠回りして学校(?)へ行く道があったな。いつもと景色がまるで違って、草むらの中を通ったりして、探検みたいで面白い道だった。久しぶりに行ってみようかな。
*
「夢の中では空を飛べる」と同じく、夢の中の共通した設定があったり、夢の中で別の夢を思い出していることがある気がします。
現実の私の住処も一応観光地だったはずですが、寂れており、目玉となるような歴史的な建物が近くにあったりはしません。
夢の中では、家の裏が遊園地だったり、港のある高級住宅地(?)だったり、都会っぽい街だったり。広い公園で、お土産を買ったりできる憩いの建物があったり。
すぐ近くにパン屋さんがある夢も見ました。パン屋さんに、職場の人が来ていました(現実の知り合い)。
夢はまったく現実との関連性がないわけでもないようで、パラレルワールドを見ている感があります。「学校へ行く別の道」というのも、実際の思い出を元にしているような(A8NETファンブログの記事「(個人的に読み返したい)今まで書いてきた中でお気に入りのブログ」にリンクを載せている「もう思い出の中にしかない場所」に書いた話が多分元ネタです)。
私は車を運転したことがないので、車を運転する夢は見たことないような。自分が現実で体験した内容をベースにした夢しか見られないのかな。遊園地のゴーカートとかに乗りまくれば、車を運転する夢も見るかも。
スピリチュアルに、「現実はすべて自分が創り出している」という説があります。私はこれを教わり信じようとしていますが、あまりピンときていません。
私の創作世界と夢には「自分が現実で見たものを使って表現する」という共通点があり、夢の内容を自分で創れそうな気がしていますが、現実というのは予想外なことや不本意なことが起こるので、「思い通りにならない」イメージがあります。ルールに縛られて自由ではない、とも。
ただ、「人生はゲームだ」という考え方もありますね。それはあり得るかもしれません。ゲームでは、あらかじめプログラムされた設定を超えることはできませんが、自分の思うように、自由に遊べますよね。釣りができないゲームでは釣りをできませんが、ゲームソフトを取り替えれば釣りをすることができます。
夢を操ることは可能なのか。夢を操るように、夢を見るように生きながら、現実を操ることは可能なのか。
現実で道を歩きながら、どことなく可能な気はしつつも、まだ夢を操る感覚も、現実を操る感覚も、コツをつかめずにいます。
あ、そうか……
「真理に気づく」ことを、よく「目覚める」なんて言いますが。
つまり現実というのもまだ夢の中であって、私たちは夢の中で夢を見ているかもしれません。その上の覚醒段階がある……だから「目覚めなさい」と言うのかもしれません。
さらに坂の上の方は観光地っぽいというか、歴史のありそうな小道や建物がある。
せっかくここに住んでいるのだから、たまには登って見てみなきゃな。
明るい竹藪だか木々に囲まれた小道を登り、鳥居か何かをくぐり、古い資料館みたいな建物に入る。昔の道具が、ガラスケースの中に並べて展示されていたような。
さらに外に出てウロつく。
そうだ、この先には遠回りして学校(?)へ行く道があったな。いつもと景色がまるで違って、草むらの中を通ったりして、探検みたいで面白い道だった。久しぶりに行ってみようかな。
*
「夢の中では空を飛べる」と同じく、夢の中の共通した設定があったり、夢の中で別の夢を思い出していることがある気がします。
現実の私の住処も一応観光地だったはずですが、寂れており、目玉となるような歴史的な建物が近くにあったりはしません。
夢の中では、家の裏が遊園地だったり、港のある高級住宅地(?)だったり、都会っぽい街だったり。広い公園で、お土産を買ったりできる憩いの建物があったり。
すぐ近くにパン屋さんがある夢も見ました。パン屋さんに、職場の人が来ていました(現実の知り合い)。
夢はまったく現実との関連性がないわけでもないようで、パラレルワールドを見ている感があります。「学校へ行く別の道」というのも、実際の思い出を元にしているような(A8NETファンブログの記事「(個人的に読み返したい)今まで書いてきた中でお気に入りのブログ」にリンクを載せている「もう思い出の中にしかない場所」に書いた話が多分元ネタです)。
私は車を運転したことがないので、車を運転する夢は見たことないような。自分が現実で体験した内容をベースにした夢しか見られないのかな。遊園地のゴーカートとかに乗りまくれば、車を運転する夢も見るかも。
スピリチュアルに、「現実はすべて自分が創り出している」という説があります。私はこれを教わり信じようとしていますが、あまりピンときていません。
私の創作世界と夢には「自分が現実で見たものを使って表現する」という共通点があり、夢の内容を自分で創れそうな気がしていますが、現実というのは予想外なことや不本意なことが起こるので、「思い通りにならない」イメージがあります。ルールに縛られて自由ではない、とも。
ただ、「人生はゲームだ」という考え方もありますね。それはあり得るかもしれません。ゲームでは、あらかじめプログラムされた設定を超えることはできませんが、自分の思うように、自由に遊べますよね。釣りができないゲームでは釣りをできませんが、ゲームソフトを取り替えれば釣りをすることができます。
夢を操ることは可能なのか。夢を操るように、夢を見るように生きながら、現実を操ることは可能なのか。
現実で道を歩きながら、どことなく可能な気はしつつも、まだ夢を操る感覚も、現実を操る感覚も、コツをつかめずにいます。
あ、そうか……
「真理に気づく」ことを、よく「目覚める」なんて言いますが。
つまり現実というのもまだ夢の中であって、私たちは夢の中で夢を見ているかもしれません。その上の覚醒段階がある……だから「目覚めなさい」と言うのかもしれません。
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