せめく

月澄狸

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責め、句、苦、区、ク

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どこもかしこも
私を責める声で溢れている

いや幻聴とか幻覚じゃなくてね
落ちこぼれるとそんなもんなのよ

「学歴は?」
「お子さんはいるの?」
「一人暮らし?」
「仕事は?」

「あの人仕事が遅くて」
「いつもこうなの」
「本当に気が利かないんだから」


私自身に直接言われたことは少ないけど
全部自分に言われているように感じる
Aさんが責められていても
Bさんが陰口言われていても
ストーリーの中でも


天職が欲しいよ

どうせどこ行ったってダメなヤツはダメ

どこ行ったって意地悪な人はいるよ

落ちこぼれじゃあ
意地悪を意地悪と呼ぶ資格もない
どうせこっちが悪いんでしょ全部


分かってる
頑張れない人より頑張る人が偉いんだよ

頑張れずにモタモタノロノロ
こんな私は過労死しない
誰かが代わりに過労死するかも


世の人はみんな頑張ってる

なんで頑張るの?

頑張らないと生きていけない

最低限の頑張り
朝から晩まで
こんなの「普通」だよ


ああ
こんな時間を過ごすために生まれてきたの?
こんな思いをするために生きているの?


惨めになりたくなきゃあ
人生燃やし尽くして
過労死するまで頑張れよ


違う
違う
違う


どこだ私の理想は!
どこだ私のゴールは!
幸せは……


知ってる
分かってる
心の中にある

でもすぐ崩れ落ちてしまいそう


ねぇなんで?
そんな仏頂面で
毎日人の悪口言いながら
やりたくもない仕事して
勝手に嫌って嫌われて


こんなんじゃあ
生まれてこない方が良かったよ


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感想 37

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