せめく

月澄狸

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ハツカネズミ

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世界を変えるってったって
どう足掻いたって
人類全員が幸せになる程度が
見込める限界でしょう

害獣は? 害虫は? 雑草は?
共存⋯⋯


「キモーい」「暗ーい」
そんなとこで話ストップされたら
永遠に先に進まないじゃないか
やっとちょっと説明してみても
相手が変われば一から説明し直し

「むかーしむかし、あるところに⋯⋯」
「むかーしむかし⋯⋯」
「むか⋯⋯」

進まない
進まない


「命が人間にとってどう価値があるか」
そんな話してるんじゃないってのに
理屈なんかじゃないってのに

相手に理屈を付けるってことは
自分の魂も理屈で縛られてるんだぞ


「違うと思います」
的外れ

違うと思うなら黙って去ればいいのに
なんの興味もないだろうに
なんで否定してくるんだろう
そんな話してるんじゃないのに⋯⋯


やっぱり
自分がすっぱりヴィーガンになって
動物保護とかスピリチュアルとか
心当たりのある場所巡って
危ないのに捕まったら逃げて
理想のコミュニティを探し続ける
そのくらいの覚悟
見せないといけないのかな

変えるなら自分、だけ
他の人は人生の目的も違うんだもの
仲間を探そうなんてのが
そもそも間違ってるのかも
一人でやってやる、くらいでないと


そこまでの覚悟⋯⋯
やっぱ自分にはないんだよな
卑怯な半端者だな


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うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)
【うだつの上がらないエッセイ集】

生き物の話や夢の日記、思い出や星占いの話など、思いついたことを色々詰め込んだ連載です。


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