せめく

月澄狸

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ツギハギ化けの皮

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どんなに力込めて書いても
どうせ私のはマネっこなんだわ
どっかで見たようなものばかり

敵わない
叶わない
才能の限界の壁を無意味に蹴っ飛ばす

なんて実際は蹴っ飛ばせやしない
鈍い音がして足が痛いだけ


私が喜ばれたのは大抵
私じゃなかったときばかり
買ったお菓子をプレゼントしたり
有名作品のパロディがウケたり

良いものは買うのが確実よね
お世辞が古傷に染みるわ


ああ
ないんだろうか才能が
思いついても思い立っても
吉日なんてないのかしら

私のやること為すことすべて
誰かが先にやっている

だって
給食も最後まで食べてたし
駆けっこでもいつも最後だったもの
仕方ないじゃない
どうせいつも私は後追いなのよ


見返してやる相手を探していたけど
それは自分だった
けれど見返せやしないって覚ったわ

こんなはずじゃなかったのに
ここで諦めたら一生負けるのよ自分に
こんなことしてる場合じゃないのに

立てるうちに立て
走れるうちに走れ

落ちこぼれ脱却目指して
釣り上げられた魚が暴れるごとく
最後の抵抗


人はすべて
自由に幸せに生きるために
生まれるんじゃないの?

そうじゃないなら夢を見せないでよ
幸せに生きる能力をよこしなさいよ


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感想 37

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