友達も恋人も子どももペットもいないから言えることもある。(みんな同じ命)

月澄狸

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友達も恋人も子どももペットもいないから言えることもある。(みんな同じ命)

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 仲間について熱く語る人を見て、疎外感を感じた。「なんでうちの子が」という言葉に、うちの子じゃなければ良かったのだろうかと思った。
 けれど私は何も分かっていないのだ。愛情というものを。絆というものを。

「星の王子さま」のテーマもそれだっただろうか?

 我が子と、外を歩く通行人は同じだろうか。日本の中で起きたことと外国で起きたことは同じだろうか。「他人事」という言葉が脳裏をちらつく。

 私にとっては人も虫も動物も植物も同じである。
 ただ、言うのは簡単だが、行動は本当に……そうだろうか?

 植物を枯らしてしまった。虫を踏みつぶしてしまった。
 私は人殺しである。裁かれも責められもしないまま生きてゆく。

 それでも、「特別な存在」がいない私は何度でも言える。どの生き物もすべて同じで、尊い命なのだと。
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