気になった言葉メモ

ジェンダー（社会的性別）

　セックス（生物学的性別）に対してジェンダー（社会的性別）は、社会的・文化的に形づくられた性別観を含む性別のことらしい。

「家事は女性がするもの」「男性はスカートを履かない」「男は青色、女は赤色のものを使う」などの「女らしさ」や「男らしさ」、「レディース」「メンズ」などの男女の境界をなくそうとする考えを「ジェンダーレス」と呼ぶみたい。


　ジェンダーレスと似た言葉にジェンダーフリーがあり、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあるらしいが、読んでもよく分からなかった。ジェンダーレスは企業や社会が世間に対して配慮することであり、ジェンダーフリーは自分たち自身が世間に溢れる固定観念に囚われないようにするということか……？
　ジェンダーレスは男女の区別がない状態を目指し、ジェンダーフリーは性による差別をなくそうとすること、という情報もあった。ジェンダーフリーは男や女といった考え方をなくそうという方向性ではなく、性別に関わらず能力を発揮できるようにするという考え方らしい。
　短くまとめると、ジェンダーレスは区別をなくし、ジェンダーフリーは差別をなくす、らしい。難しい。


　ジェンダーレスについて調べていたら「ジェンダーレス男子」「ジェンダーレス女子」といった言葉が出てきたが、ジェンダーレスは男女の区別をなくそうという考え方なのに、そこに男子とか女子とか付けたら結局区別なのでは？　「シュガーレスにシュガーを入れました」みたいな。と思ったが、そこもよく分からない。
　しかし女子っぽいのが好きな男子、男子っぽいのが好きな女子は多いだろうから、それを表す言葉として丁度よく、必要であったのだろう。やっぱりちょっとニュアンスが難しい。