気になった言葉メモ

パーソナリティ障害（人格障害）

【A群　奇妙、風変わり】
妄想性（猜疑性）パーソナリティ障害……他者への不信感や猜疑心が強い。
統合失調質（シゾイド）パーソナリティ障害……他者への関心が薄い。
統合失調型パーソナリティ障害……現実離れした言動が見られる。

【B群　演技的、感情的、不安定】
反社会性パーソナリティ障害……他者を軽視し、問題を起こしがち。
境界性パーソナリティ障害……感情が不安定。まわりの人への依存性が強い。
自己愛性パーソナリティ障害……自己を過大評価し、他者を過小評価する。
演技性パーソナリティ障害……人の気を引くため、大げさに演じがち。

【C群　不安、内気】
回避性パーソナリティ障害……批判、失敗、拒絶を恐れて対人関係を避ける。
依存性パーソナリティ障害……決定や判断をすることが苦手で他者に依存する。
強迫性パーソナリティ障害……几帳面。完璧主義。柔軟性がなく頑固。


　共通の症状は、「認知（物事の捉え方）の偏り」「感情のコントロールができない」「安定した生活を送れない」ことだそう。不安や感情の爆発はある程度誰にでもあるものだろうが、「程度が甚だしい」「極端」である場合に「パーソナリティ障害」として考えるらしい。パーソナリティ障害の定義については、シュナイダーによる「その性格のために自ら悩むか、他人を害する」というものが踏襲されているそう。

　パーソナリティ＝人格。「personality」という言葉は、ラテン語で「仮面」を表す「persona（ペルソナ）」からきているそう。