男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)

月澄狸

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低用量ピルの服用を開始

人生が変わっても根本は変わらず、ミサンドリーに舞い戻りそう

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 コミュニケーションへの苦手意識が強い。それは今も変わらないが、ちょっと一ステージ上がった気がした。「私など誰とも仲良くなれない」といった劣等感が減った。
 仕事の人間関係の見え方も少し変わった。仕事を真面目に、要領よく、責任感を持ってやらないといけない……そこは変わらないけど、仕事ができる・できないという、目に見える部分だけが人間のすべてではないのかもと思えてきた。
 もちろん仕事の出来・不出来にしか関心がない人もいるだろうけれど。頑張ろうとしていれば、その部分を評価し、応援してくれる人はいるのだなと思った。

 今までは、優しい言葉をかけられても「そうは言っても裏で、『何度教えてもダメだ、あのポンコツ』とか言われているんじゃないか」と人間不信気味だったが、今では「根気強く向き合ってくれる人もいる」ということが分かり、裏表のある人とない人も、なんとなく見分けられるようになってきた。
 ただ、「敵だと思っていた人が案外味方だったかも」と思う出来事もあった。「◯◯さんが月澄狸さんのこと褒めていましたよ」と、他の人が教えてくださったのだ。

 それで、あんまり決め付けちゃいけないなと思った。味方だと思っていた人にボロクソに陰口を言われていたと知って傷つくこともあれば、逆もある。
 あまり人を信じすぎず、疑いすぎず、つまり感情に流されず淡々と頑張るのが良いのだろう。そのうち、疑いようのない暖かさに触れたりもする。





 さて、そんなこんなで個人単位では多少、変化や学びのある人生だが。ニュースを見ると気持ちがどんよりとする。
 別にセックスしてみたところで、世間様が言う女の役割「子どもを産む」を果たしているわけじゃないから、結局そこのところの無能感は消えないのだった。

「子どもを産めとギャーギャー言うならまず金をくれよ」という問題ではない。私にとっては。
 頭の回転が悪いのが自分で分かるのだ。ちょっとした作業で時間がかかる。「これがあるからアレができない……」などと悩んでいたら、まわりの人が「その発想はなかった」という臨機応変な対応であっさり解決してくれる。私には思い浮かばない、対応できないことを、みんなはもっと俯瞰的に瞬時に察知し、解決できるようだ。

 私に大人としての人並みの能力があるようには感じない。お金なんかいくらあったところで、予想外な行動を取る子どもに対応できるわけがない。自分すら社会不適合者だというのに。そしてそもそも金もない。
 子どもを産めっつったって、産んだ子が社会不適合者だったら? その答えも曖昧にごまかされている気がする。単純計算で「若者が足りない、若者が足りない」そればっか。

 老人を敵視したような意見も増えていく。「増えていく老人が悪い」か、「子作りに消極的な若者が悪い」か、結局誰かのせい。
 こんなに責められて、追い立てられて生きていくようでは気が滅入る。生まれてきて幸せなこともあったが、多様性どころか「オスとメスが交尾して子ども作りゃ良いんだよ」という単一的なシステムや意見から逃れられないなんて、つまらない。

 しかも日本人には子どもを産めと言うのに、動物はじゃんじゃん殺処分する。同じ命なのに。
 地球の食料危機がどうとも言っている。飢餓の人もいっぱいいるとか。それで人口を増やして本当に良いのだろうか。人口を増やせば食品ロスも増えるけど?
 世界的には人口が増えているのに、少子高齢化で日本では産め、産め、と。
 国がどうとか防衛がどうとか。あっちの国とそっちの国、国ごとにバラバラ。「世界」でまとまらない。

 恋しても、子作りしなければ、恐怖心からは逃れられないのか。「正しい」とされる選択を、歯を食いしばってやったところで、結局正しさなんてコロコロ変わり、誰も認めてなどくれず、問題呼ばわりされ続けるのか。

 何をしても「お前が悪い、お前が悪い」と言われている感が消えない。なぜ生まれてきたのだろう。





 また、私が何度「性被害で怖い思いをした」と言っても、その恐怖は人に伝わらないものである。少子高齢化への危機感が、子どもを産めと煽り立ててくる。

 それとは別に「性欲」もある。
 性欲は、社会の存続とか個人の意思とか子どもの健やかな成長とか、理性的なことは考えていない、ただの無責任な欲求である。これにどう責任を持つかということで、風俗とか結婚とか、色々なシステムがあるのだろうけど。

「嫌がる女の子に中出しをする」みたいな画像はやはり多いし、そういう欲求は多少、多くの男性にあるのではないかと思えてきた。それを表に出すか出さないかだけでは。
「嫌がる女の子に中出しをする」というのは、女性の意思を無視するのが面白いのか、「何が何でも子どもを作りたい」という本能なのか、どっちだろう。
 多分後者なんだろう。そのために「女の子を乱暴に犯したい」みたいな欲求があるのだろう。

 もちろん性欲がすべてじゃない。けれど性欲は大きい。食事が人生のすべてではないけれど、食に関わる部分は大きいように。

 もう諦めて「男の子に乱暴な欲求があるのは仕方ないね」ということにした方がいいか。「仕方ない」のでないとしたら、延々とミサンドリーから逃れられない。
 暴力的な性欲があっても、それを隠し、我慢して優しくして接してくれる人に感謝する。意思を尊重してくれる人に感謝する。女が性欲を満たそうとすることを認め、その結果を責めない人に感謝する。
 愛情があるのとないのとではまったく違う。愛情を敏感に察知する。

 動物は産み、育て、多くが死ぬ。ナチュラルに、シンプルに、しかし忙しそうに、疑うこともなく交尾や子育てをして頑張っておられる。
 人間は、お金がどうとか能力がどうとか安全性がどうとか、子どもまたは自分の幸せとかゴチャゴチャ考える。すぐポンポン子どもを作ろうとはしない。それでも地球上にウジャウジャ沸いているけど……。

 仕事やプライベートに集中しているうちは何も感じないけど、ニュースを見て、世界の紛争がどうだの少子高齢化がどうだの性犯罪がどうだの聞いていると、漠然と死にたくなる。ニュース流すのやめたら自殺率下がるかもね。

 出生率を上げろだの子どもを産めだの、そこまで人生に口出ししてくるなら、「子どもを育てることはできなかったけれど、子育て家庭を支援したい」という人のために、子育て支援ボランティアみたいな制度を作ってはどうか。
 けど「女子高生に中出ししたい」みたいな理性もへったくれもない欲求が飛び交っているこの社会では、子育て支援制度なんて作っても悪用されて、女児や若い母親を狙う男性が入り込んでくるんじゃないかって思ってしまうけど。





 生産性がない私が悪いのか? 私のせいなのか? 私みたいな怠惰な若者が増えたから少子高齢化が進んだというのか?

「理由があって子どもを産めない人は分かるけど、趣味のために子どもを産まないなどという自分勝手な人は許せない」なんて意見があったけど。人はそこまで、人間社会の存続のために尽くさなくてはならないのか?
 生まれてきたということは自動的に、あれもこれも背負わないといけないということなのか? やりたい人がやる、やりたくない人はやらなくていい、そうじゃないのか? 働かなきゃいけないと決まっているだけでも辛いのに、プライベートや人生まですべて、あるべき正解が決め付けられているのか?

 クズはクズで野放しにされている(私のクズの定義……性格が悪い人。ニートはクズではない。働いていても子ども産んでいても性格悪い人はやな感じ)。
 ネットに溢れる、女の子を襲う画像の数々も。別に裁かれないんだろう。必要悪として放置されているのか(男性の性欲を二次元で満たし、現実で性犯罪に走らせないようにする)?

 ニュースを見ればどこかの国で、産んでは殺され、産んでは殺され。
 人類は何やってるんだ? 人間社会を存続する必要性と価値などあるのか? 人類の支配下にある地球はこの先、やっていけるのか? 本当に、人間が地球のがん細胞じゃないのか?

 私が悪いのか? 私が出来損ないなのか? 私がこじらせていて、イタいのか?
 なんか漠然と死にたい、そうでなければ殺意が沸く、あるいはこんなクソな人類など滅べばいいと思う。

 生まれてこなければ良かった。子どもたちだってそう思うかもしれない。
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