92 / 171
謎ルートに入った
男性恐怖症やミサンドリー、克服かプラマイか、マイナスになるか
しおりを挟む
中学生の頃に性被害に遭って以降、ずっと思考がそれへの恐怖で止まっていた。世の中、優しい男性もいるだろうに。男性とのコミュニケーションが分からない……距離感が不安……ずっとこのままなんだろうかと思った。
でもみんなもっと恋愛とか楽しんでいるはず。素敵な異性と出会っているはず。私も恋をすれば、トラウマとか男性恐怖症から逃れられるかもしれないと思った。男性に怯えて生き続けるのは疲れると思った。
けれど結局、妊娠を恐れて、不安のポイントがやや変わっただけで不安なのは変わらない気がした。まだ最初の方だからこうなのか。慣れてきたら思考が変わるのか。「案外子どもも育てられるかも」なんて思うのか。
こんな不安ばかり彼にぶつけていたら、そのうち「別れよう」と言われるかも。
それで自分が良いのなら良い。ただ厄介なことに私は、ずっと彼のことが好きだった。だから振り向いてもらえたとき嬉しくて、このチャンスを逃したくなかった。嫌われたくない。
空を飛んでいる鳥を見ながら思う。あの子たちみんな、親鳥にちゃんと育ててもらえたから、ああして立派な大人になって飛んでいるのだ。それがいっぱいいる。
動物は本能で生きているとか何とでも言えるけど、それだったら人間にも本能があったはず。人間の本能が失われていっているのか、搾取する者によって生きにくい方へ追い込まれているのか。陰謀論めいているけれど。
少子高齢化と言われて辛い。みんなが子どもを産んでくれていれば、私一人産まなくたって良いだろうに。
なんて、少子化ってことはみんな産んでいないってことで、それはそれでホッとできる人もいるはずだし、みんなが子どもを産んでいたら、「私一人産まないなんて」と、やはり劣等感が増すだろう。
鳥たちは立派にやっているのに、私は宙ぶらりん。何をしてもしなくても、何を言われても言われなくても、ずっとクヨクヨと恐れている。
結局私の性格の問題。ネガティブとしか言いようがない。根っからの落ちこぼれなのだ。
*
最近ちょっと幸せすぎて気が緩んでいた。
「中絶するなんて言われたら軽蔑する」「産む気がないならセックスするな」といった母からの批判は手厳しいが、そうだよなぁ……。「ピルを飲んだから中出し大丈夫かも」「安全日だからまぁ大丈夫かな」「我慢汁が中に入ったかもしれないけど、まぁ……」などと言っていてどうにかなったら、取り返しがつかない。
私だけで考えていたら、「ピルはまだいいか……大丈夫だろう……」と先延ばしにし続けるところだった。厳しく言われて良かった。
男性は性欲が強い(偏見)。セックスのために積極的になるし、「大丈夫だよ」といった言葉も多分言いがち。過信・楽観的・無責任・無理解・無関心というより、性欲に打ち勝てないのかもしれない(偏見)。そして女性は性というものを恐れ、疑心暗鬼になりがち(偏見)。
誰かがおっしゃっていたようにやはり、男と女は別の生き物なのか……。女性ってあまり性的な方へグイグイ行かないけど(偏見)、もしも男性まであまり性欲がなくて、女性と同じテンションだったら。
「セックス? うーん、あなたがしたいならやるけど……えっ、正直めんどくさい? だよね、私もそう思ってた。今日はいらないか」とか言って双方延々とウダウダして、人類滅ぶかも。知らんけど。
男性は性に積極的。女性は嫌がる。そんなこんなで今日まで来たんだろう、多分。
なぜ嫌がるかって? 「安心して産んで。子どもは俺が育てるから!」とかいうイメージがないから。男性は子孫を残すことのみに命を懸け、できた子どもには無関心。そういうイメージがあるから(偏見)。
「女って子どもを産み育てるのが好きでしょ?」「女だってセックスが好きでしょ?」とか?
男性から見て女性は一体どのように見えているのだろう。
いや、男とか女とか言ったって、私は女の出来損ないであり、母性が死んでるんだけど……。
仕事もできず(仕事=男性性?)、母性もなく、唯一の頼みの綱だった芸術性も……。
とかいう劣等感や、安心して話せる気の合う友達(頻繁に話せる人)がいない寂しさから、彼に縋り、恋に逃げているような気もする。「彼から愛されることで、私には唯一の存在価値ができた」と。何も上手くいかなかった私だが、何かが上手くいき始めた気がした。好転したように思った。不安もありつつ嬉しくて、楽しかった。
こんなあやふやなことでは、天罰が下りそうな気もする。が、許してほしい……妊娠しないでほしい……どうか。
*
改めて性の怖さを感じた。育てられる気がしないなら、気を引き締めねば。それかもう本当に決心を固めて別れて、二度と恋愛しないか。
でもなんというか、今まで誰からもあんまり愛されている実感を得られなかったのが、今になって愛を得られて、楽しい。楽しいじゃ済まされないけど。
当たり前のように私のことを考えてくださる。時間を割いてくださる。丁寧に、優しく扱ってくださる。それがこんな嬉しいことだったとは。今になって人間の温かさが身に染みる。
けれど男性嫌悪が残っている。そのことに罪悪感もある。彼にではないけれど、思ってもいないことを言ってしまう。
「以前はコミュニケーションが下手で人とぶつかりまくったし、その後は引きこもった。そして今必死でまわりの人と仲良くしようとしている。そうしないと延々と、仕事が続かず引きこもる羽目になり、生きていけないから。人を拒絶し、孤立していたら働けない。恋愛なんて本当はしたくなかったんだ。許されるならずっと一人で引きこもっていられたら幸せだったのに。創作が上手くいけば良かったのに」と。
いや、思ってもいないことというより……色んな気持ちがごちゃ混ぜで揺れている。オスとメスがいるのは地球のシステムであり、個人差とか性別による違いがあるのは仕方のないことなのに。彼が好きなのは本当のことなのに。離れたくないから断れなかったのに。性欲もたしかにあるのに。でも性のこと知らなかったし覚悟も足りなかった。
セックスしなくなったら男性とは友達に戻るだろう。いや、友達にも戻れないか。人によるけど私は職場の人間関係から始まったから……。どうなるか。
妊娠が怖い。でも離れたくない。たまに会い、表面的な話をする程度の友達じゃ寂しいのだ。
たくさん話せて一緒にいられる人でも、気が合わず常に否定されているように感じると、やはり寂しい。悲しい。
私がポンコツでも手伝って、色々教えてくださって、付き合おうとまで言ってくれた彼が好きだ。でもこれは私が弱って自分を見失っているだけなのか。
「自分がどうしたいか」なんて、今まで、考えても語っても上手く実行できず、思い通りにいかなかった。人生、有言不実行の連続だった。
だから麻痺していった。本当は喧嘩を吹っかけまくるのが私だが、仕事上で気持ちを堪えるのが癖になり、失言やら喧嘩をせずに済むようになってきた。
嫌われないように彼の機嫌を取りたくなる。これは甘えか依存か逃げか。こんな弱い心が愛と言えるのか。
孤独感を埋めるためにセックスを受け入れ、縋っているということならば、代償は大きそうな気がしてしまう。
恋ってそんなお気楽なものじゃなかったんだろう。それか、「子どもを産んでもやっていける!」と思える人だけが楽しめる。
そうでない人は恋すべきでないか……もっと避妊の方法が欲しい。少子高齢化対策とか言っている時代の流れに逆行しているけど。
自分は楽しくたって、もしも子どもができてしまったら。「堕ろすのは可哀想だから育てるか」と決意したところで、私が「できたら中絶する」派だったこと、子どもが欲しくなかったこと、いつか子どもの耳に入るだろう。怠惰なことも、自分が遊ぶことにしか興味ないことも、性格悪いことも、隠しきれないはず。
その前に、私は子どもを愛することができないだろう。私が一時の楽しさに身を任せたって、不幸がループする……いつか私は恨まれるのでは。産んでも中絶しても。……だから避妊しかない。
手術は怖いけれど、避妊手術も良いのかもな。「絶対子ども産まない、できたら堕ろす、って言うんなら手術しちゃえば」と母が言った。確実ならたしかにそれも良いような(まれに失敗するとか、妊娠能力が回復してしまう? とか書いてあったような。やり方によるのかな)。
とにかく低用量ピル、きちんと服用しよう。頑張ろう。絶対ではないらしいけど、それが現代においては一番確実な避妊方法らしい。なので信じるしかない。
というか私が飲み忘れたり、効果を下げるような使い方をすることなく、しっかり服用しなければならないのだ。私は抜けているから、自分で自分が信用ならないけど。やらなきゃ。
でもみんなもっと恋愛とか楽しんでいるはず。素敵な異性と出会っているはず。私も恋をすれば、トラウマとか男性恐怖症から逃れられるかもしれないと思った。男性に怯えて生き続けるのは疲れると思った。
けれど結局、妊娠を恐れて、不安のポイントがやや変わっただけで不安なのは変わらない気がした。まだ最初の方だからこうなのか。慣れてきたら思考が変わるのか。「案外子どもも育てられるかも」なんて思うのか。
こんな不安ばかり彼にぶつけていたら、そのうち「別れよう」と言われるかも。
それで自分が良いのなら良い。ただ厄介なことに私は、ずっと彼のことが好きだった。だから振り向いてもらえたとき嬉しくて、このチャンスを逃したくなかった。嫌われたくない。
空を飛んでいる鳥を見ながら思う。あの子たちみんな、親鳥にちゃんと育ててもらえたから、ああして立派な大人になって飛んでいるのだ。それがいっぱいいる。
動物は本能で生きているとか何とでも言えるけど、それだったら人間にも本能があったはず。人間の本能が失われていっているのか、搾取する者によって生きにくい方へ追い込まれているのか。陰謀論めいているけれど。
少子高齢化と言われて辛い。みんなが子どもを産んでくれていれば、私一人産まなくたって良いだろうに。
なんて、少子化ってことはみんな産んでいないってことで、それはそれでホッとできる人もいるはずだし、みんなが子どもを産んでいたら、「私一人産まないなんて」と、やはり劣等感が増すだろう。
鳥たちは立派にやっているのに、私は宙ぶらりん。何をしてもしなくても、何を言われても言われなくても、ずっとクヨクヨと恐れている。
結局私の性格の問題。ネガティブとしか言いようがない。根っからの落ちこぼれなのだ。
*
最近ちょっと幸せすぎて気が緩んでいた。
「中絶するなんて言われたら軽蔑する」「産む気がないならセックスするな」といった母からの批判は手厳しいが、そうだよなぁ……。「ピルを飲んだから中出し大丈夫かも」「安全日だからまぁ大丈夫かな」「我慢汁が中に入ったかもしれないけど、まぁ……」などと言っていてどうにかなったら、取り返しがつかない。
私だけで考えていたら、「ピルはまだいいか……大丈夫だろう……」と先延ばしにし続けるところだった。厳しく言われて良かった。
男性は性欲が強い(偏見)。セックスのために積極的になるし、「大丈夫だよ」といった言葉も多分言いがち。過信・楽観的・無責任・無理解・無関心というより、性欲に打ち勝てないのかもしれない(偏見)。そして女性は性というものを恐れ、疑心暗鬼になりがち(偏見)。
誰かがおっしゃっていたようにやはり、男と女は別の生き物なのか……。女性ってあまり性的な方へグイグイ行かないけど(偏見)、もしも男性まであまり性欲がなくて、女性と同じテンションだったら。
「セックス? うーん、あなたがしたいならやるけど……えっ、正直めんどくさい? だよね、私もそう思ってた。今日はいらないか」とか言って双方延々とウダウダして、人類滅ぶかも。知らんけど。
男性は性に積極的。女性は嫌がる。そんなこんなで今日まで来たんだろう、多分。
なぜ嫌がるかって? 「安心して産んで。子どもは俺が育てるから!」とかいうイメージがないから。男性は子孫を残すことのみに命を懸け、できた子どもには無関心。そういうイメージがあるから(偏見)。
「女って子どもを産み育てるのが好きでしょ?」「女だってセックスが好きでしょ?」とか?
男性から見て女性は一体どのように見えているのだろう。
いや、男とか女とか言ったって、私は女の出来損ないであり、母性が死んでるんだけど……。
仕事もできず(仕事=男性性?)、母性もなく、唯一の頼みの綱だった芸術性も……。
とかいう劣等感や、安心して話せる気の合う友達(頻繁に話せる人)がいない寂しさから、彼に縋り、恋に逃げているような気もする。「彼から愛されることで、私には唯一の存在価値ができた」と。何も上手くいかなかった私だが、何かが上手くいき始めた気がした。好転したように思った。不安もありつつ嬉しくて、楽しかった。
こんなあやふやなことでは、天罰が下りそうな気もする。が、許してほしい……妊娠しないでほしい……どうか。
*
改めて性の怖さを感じた。育てられる気がしないなら、気を引き締めねば。それかもう本当に決心を固めて別れて、二度と恋愛しないか。
でもなんというか、今まで誰からもあんまり愛されている実感を得られなかったのが、今になって愛を得られて、楽しい。楽しいじゃ済まされないけど。
当たり前のように私のことを考えてくださる。時間を割いてくださる。丁寧に、優しく扱ってくださる。それがこんな嬉しいことだったとは。今になって人間の温かさが身に染みる。
けれど男性嫌悪が残っている。そのことに罪悪感もある。彼にではないけれど、思ってもいないことを言ってしまう。
「以前はコミュニケーションが下手で人とぶつかりまくったし、その後は引きこもった。そして今必死でまわりの人と仲良くしようとしている。そうしないと延々と、仕事が続かず引きこもる羽目になり、生きていけないから。人を拒絶し、孤立していたら働けない。恋愛なんて本当はしたくなかったんだ。許されるならずっと一人で引きこもっていられたら幸せだったのに。創作が上手くいけば良かったのに」と。
いや、思ってもいないことというより……色んな気持ちがごちゃ混ぜで揺れている。オスとメスがいるのは地球のシステムであり、個人差とか性別による違いがあるのは仕方のないことなのに。彼が好きなのは本当のことなのに。離れたくないから断れなかったのに。性欲もたしかにあるのに。でも性のこと知らなかったし覚悟も足りなかった。
セックスしなくなったら男性とは友達に戻るだろう。いや、友達にも戻れないか。人によるけど私は職場の人間関係から始まったから……。どうなるか。
妊娠が怖い。でも離れたくない。たまに会い、表面的な話をする程度の友達じゃ寂しいのだ。
たくさん話せて一緒にいられる人でも、気が合わず常に否定されているように感じると、やはり寂しい。悲しい。
私がポンコツでも手伝って、色々教えてくださって、付き合おうとまで言ってくれた彼が好きだ。でもこれは私が弱って自分を見失っているだけなのか。
「自分がどうしたいか」なんて、今まで、考えても語っても上手く実行できず、思い通りにいかなかった。人生、有言不実行の連続だった。
だから麻痺していった。本当は喧嘩を吹っかけまくるのが私だが、仕事上で気持ちを堪えるのが癖になり、失言やら喧嘩をせずに済むようになってきた。
嫌われないように彼の機嫌を取りたくなる。これは甘えか依存か逃げか。こんな弱い心が愛と言えるのか。
孤独感を埋めるためにセックスを受け入れ、縋っているということならば、代償は大きそうな気がしてしまう。
恋ってそんなお気楽なものじゃなかったんだろう。それか、「子どもを産んでもやっていける!」と思える人だけが楽しめる。
そうでない人は恋すべきでないか……もっと避妊の方法が欲しい。少子高齢化対策とか言っている時代の流れに逆行しているけど。
自分は楽しくたって、もしも子どもができてしまったら。「堕ろすのは可哀想だから育てるか」と決意したところで、私が「できたら中絶する」派だったこと、子どもが欲しくなかったこと、いつか子どもの耳に入るだろう。怠惰なことも、自分が遊ぶことにしか興味ないことも、性格悪いことも、隠しきれないはず。
その前に、私は子どもを愛することができないだろう。私が一時の楽しさに身を任せたって、不幸がループする……いつか私は恨まれるのでは。産んでも中絶しても。……だから避妊しかない。
手術は怖いけれど、避妊手術も良いのかもな。「絶対子ども産まない、できたら堕ろす、って言うんなら手術しちゃえば」と母が言った。確実ならたしかにそれも良いような(まれに失敗するとか、妊娠能力が回復してしまう? とか書いてあったような。やり方によるのかな)。
とにかく低用量ピル、きちんと服用しよう。頑張ろう。絶対ではないらしいけど、それが現代においては一番確実な避妊方法らしい。なので信じるしかない。
というか私が飲み忘れたり、効果を下げるような使い方をすることなく、しっかり服用しなければならないのだ。私は抜けているから、自分で自分が信用ならないけど。やらなきゃ。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
イソヒヨドリ(オス)とトンビを撮りました
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
トンビはいつも気持ちよさそうに飛んでいますね。窓を開けてトンビを撮っていると、目の前にも鳥がやってきました。いつものヒヨドリさんだと思ってカメラを向けると……。
うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
今日もうだつが上がらなかった。
でもまあ良いじゃないか。うだつの画像ならネットにたくさんある。うだつが見たければ画像検索すればいい。
そんなうだつとは防火壁のこと。炎上対策は大事だね。
※この作品はエッセイ集のため、気になったページをパラパラめくるとか、好きなところから好きなように読んでいただけると嬉しいです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
うだつの上がらないエッセイ集(2)
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
なんてことはない文章の集まりです。「2」とありますが基本的に一話完結の予定で、前作の内容は忘れましたのでどなた様でもお気軽にどうぞ。ただ作者はどネガティブなので、お気軽に開いた結果どんよりとした気持ちにさせてしまったらすみません。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる