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難解すぎるぜ性別観、まとまらない呟き
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最近の個人的まとめはこんな感じ。
・恋愛する気がないならば、男性に対し、不必要に馴れ馴れしく、愛想良く振る舞わない。気があると思わせるかも。
・もしもセクハラされた場合どうするか、イメトレしておく。証拠を得られそうなら得る。
・アフターピルのことを覚えておく。
*
最近調べたことについて、なぜショックだったのか考えてみると。私はどうも、「恋愛する気はないけど男性が好き」なんだな。だから「あんまり関わらない方がいい」「警戒すべし」みたいな実態に動揺している。
恋愛する気がないのに異性が好きって、成立しないかもしれないけど、動物に置き換えると。「動物が好きだけど、交尾しようとは思わない」。……普通だよね。
ちなみに動物を性的な目で見る人は「ズーフィリア」というらしい。二次元の動物キャラに興奮する人は「ケモナー」だけど、見た感じケモナーは動物というより「獣人」キャラがお好きな人が多そう。ケモ耳好きのことはケモナーとは呼ばない。多分。
……なんか世界が半分消え去った気がする。「男女平等」とかの話を聞いて、「現代ではそこまで不自由を感じないけど?」「性別関係なく、多様性だよね」とか、分かったようなこと思っていたけど。事実、性別が存在すること自体が不自由な気がしてきた。結局、多数派が多数派なわけじゃん。
ちなみに「自分は男女どちらでもない」と感じる人は「Xジェンダー」というらしい。Xジェンダーは身体の性別は関係ない。
「ノンバイナリー」も似た意味だが微妙にニュアンスが違うらしい。Xジェンダーは性自認が男女どちらでもなく、ノンバイナリーは性自認も性表現も、男女どちらにも属さないらしい。
逆に身体に男性と女性どちらの特徴もある場合は「インターセックス」という。
中性に憧れるけど、どちらかになりたくて苦しんでいる人も多いのだろうから、あんまり軽はずみに「良いな」とか言っちゃいけないんだろう。
けど、1996年から「おかあさんといっしょ」で始まったという体操「あ・い・うー」では、「ライオンになりたい女の子 女の子になりたい男の子」「いいな いいな なれたらいいな」ってスパッと言ってくれていて、爽快で好き。
*
学生の頃、文章を書くのが好きで、作家になりたかったけど、どうしていいか分からないからとりあえず文芸部に入った。しかし文芸部は自由な空気で、さらに写真好きの人が集まっており、実質写真部になっていった。私はそれにどことなくモヤつきながらも、やはりどうしていいか分からなかった。漠然と生きていたのだ。
今もそんな感じ。「将棋クラブだと思って入ったら囲碁クラブでした」みたいな。なんか違う、なんか違う、ビミョーな悪夢を見ている感じ。
「世界ってのは、色んな考えの人が尊重し合いながら生きていけるんだ!」とか思っていたけど。実質、「男女が出会って恋するのが当たり前だよね」という空気だったら。場違いなのはこっちの感覚なのか。
大体、「恋」って言葉がややこしいんだ。
私は「恋」する気がないから安全だと思っていたけど。性的な行為をしようと狙ってくるヤツはいっぱいいるみたいに見えるじゃないか。
まぁ私の持論でいくならば。再び、至極下品な言い方をするなら、「挿入されなければ別に問題ない」んだけど。とはいえセクハラを放置してニコニコしていたら、ヒートアップしそうなんだよな。
何の恐れも心配もなかったなら、「触られたら私も触り返してやろうかな。あれ、いっぺん触ってみたかったんだよね」くらいの性欲はあるんだけど。
多数派というのか、一般人のよく分からない部分といえば、しょっちゅう「恋だ恋だ」と恋の話を好むのに、こういう性的な話をオープンにすれば、「はしたない」とドン引きして凍り付きそうなところである。なんか「恋が大好き、下ネタが大嫌い」というのが「一般的」なイメージがあるのだ。まぁそれは公共の場でマナー化しているから、個人の意思云々じゃないのかもしれないけど。
で、私も思春期や、性被害後しばらくは、性的な話が大嫌いだったはず。いつまでだっただろう。生理の話さえ、めちゃくちゃ不愉快なくらい。
……今も唐突に女性器的なワードを聞くと、なんかムッとするというかギョッとするというか、どことなく不愉快なんだけど(タイミングやら状況にもよる?)。
テレビとかでLGBTなどの話を見ていても、テレビでは性的な話がやんわりと包み隠されているから、「みんなと違うことに苦しんだ」「誰にも言えなかった」という表現になったりして、今ひとつ分からなかったけど。
たしかに多様だと……なかなか他の人と合わなくて、みんな混乱するから……それであんなにたくさん、色んな言葉があるのかもしれない。
さっき「ヘテロセクシャル」「ヘテロロマンティック」「無性愛」と、検索・閲覧していたが、「セックスには興味ないけど子どもが欲しい」という話があって、それも難しかった。
私には「子どもが欲しい」という感覚が分からないのだ。セックスが嫌なのに、子どもが欲しくて頑張る人もいるって……。
とにかく自分以外の感覚は難解だ。みんな何考えてんだろう。気にはなるけど意見の押し付けが嫌なので(一回恋愛信者に「恋しないと人は成長しないと思う」みたいなことを言われたのを引きずっている)、あんまり恋愛観について語り合いたくもないような。私も間違いそう(勝手なこと、否定的なことを言って人を傷つけそう)だし。
自分の考え方をオープンにしたいと思うのは、すれ違って怒られることを避けるため。けれど穏やかに情報交換したいとも思うような。でも交換できるような情報、こちらは何も持っていないし。こうやって自由に語っているうちは良いけど、実際「具体的にどういう感じ?」と踏み込まれたら怖いかもしれない。
やはり自分自身が何考えているのか、何を求めているのかも、今ひとつ分からない。他人も難解、自分も難解。
たとえ「自分のセクシュアリティはジェンダーフルイド、あるいはパンロマンティックかも、自分の求める形だけ見ればヘテロロマンティックにも見えるけど内心は複雑だし……よく分からないから一旦クエスチョニングで」とか思ったところで、セクハラ魔に人間の言葉が通用するとも思えない。多数派に通じるかどうかもイメージ的にビミョーだし。やっぱり自分の気持ちさえよく分からないから、言語化しようにも「なんか違うかも」となるし。
あーやっぱり大金持ちになって引きこもりたい、一生遊んで暮らしたい。めんどくせ。
人と関わらなければ、他人を理解する努力も、自分のことを理解してもらう努力もいらないじゃん。
・恋愛する気がないならば、男性に対し、不必要に馴れ馴れしく、愛想良く振る舞わない。気があると思わせるかも。
・もしもセクハラされた場合どうするか、イメトレしておく。証拠を得られそうなら得る。
・アフターピルのことを覚えておく。
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最近調べたことについて、なぜショックだったのか考えてみると。私はどうも、「恋愛する気はないけど男性が好き」なんだな。だから「あんまり関わらない方がいい」「警戒すべし」みたいな実態に動揺している。
恋愛する気がないのに異性が好きって、成立しないかもしれないけど、動物に置き換えると。「動物が好きだけど、交尾しようとは思わない」。……普通だよね。
ちなみに動物を性的な目で見る人は「ズーフィリア」というらしい。二次元の動物キャラに興奮する人は「ケモナー」だけど、見た感じケモナーは動物というより「獣人」キャラがお好きな人が多そう。ケモ耳好きのことはケモナーとは呼ばない。多分。
……なんか世界が半分消え去った気がする。「男女平等」とかの話を聞いて、「現代ではそこまで不自由を感じないけど?」「性別関係なく、多様性だよね」とか、分かったようなこと思っていたけど。事実、性別が存在すること自体が不自由な気がしてきた。結局、多数派が多数派なわけじゃん。
ちなみに「自分は男女どちらでもない」と感じる人は「Xジェンダー」というらしい。Xジェンダーは身体の性別は関係ない。
「ノンバイナリー」も似た意味だが微妙にニュアンスが違うらしい。Xジェンダーは性自認が男女どちらでもなく、ノンバイナリーは性自認も性表現も、男女どちらにも属さないらしい。
逆に身体に男性と女性どちらの特徴もある場合は「インターセックス」という。
中性に憧れるけど、どちらかになりたくて苦しんでいる人も多いのだろうから、あんまり軽はずみに「良いな」とか言っちゃいけないんだろう。
けど、1996年から「おかあさんといっしょ」で始まったという体操「あ・い・うー」では、「ライオンになりたい女の子 女の子になりたい男の子」「いいな いいな なれたらいいな」ってスパッと言ってくれていて、爽快で好き。
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学生の頃、文章を書くのが好きで、作家になりたかったけど、どうしていいか分からないからとりあえず文芸部に入った。しかし文芸部は自由な空気で、さらに写真好きの人が集まっており、実質写真部になっていった。私はそれにどことなくモヤつきながらも、やはりどうしていいか分からなかった。漠然と生きていたのだ。
今もそんな感じ。「将棋クラブだと思って入ったら囲碁クラブでした」みたいな。なんか違う、なんか違う、ビミョーな悪夢を見ている感じ。
「世界ってのは、色んな考えの人が尊重し合いながら生きていけるんだ!」とか思っていたけど。実質、「男女が出会って恋するのが当たり前だよね」という空気だったら。場違いなのはこっちの感覚なのか。
大体、「恋」って言葉がややこしいんだ。
私は「恋」する気がないから安全だと思っていたけど。性的な行為をしようと狙ってくるヤツはいっぱいいるみたいに見えるじゃないか。
まぁ私の持論でいくならば。再び、至極下品な言い方をするなら、「挿入されなければ別に問題ない」んだけど。とはいえセクハラを放置してニコニコしていたら、ヒートアップしそうなんだよな。
何の恐れも心配もなかったなら、「触られたら私も触り返してやろうかな。あれ、いっぺん触ってみたかったんだよね」くらいの性欲はあるんだけど。
多数派というのか、一般人のよく分からない部分といえば、しょっちゅう「恋だ恋だ」と恋の話を好むのに、こういう性的な話をオープンにすれば、「はしたない」とドン引きして凍り付きそうなところである。なんか「恋が大好き、下ネタが大嫌い」というのが「一般的」なイメージがあるのだ。まぁそれは公共の場でマナー化しているから、個人の意思云々じゃないのかもしれないけど。
で、私も思春期や、性被害後しばらくは、性的な話が大嫌いだったはず。いつまでだっただろう。生理の話さえ、めちゃくちゃ不愉快なくらい。
……今も唐突に女性器的なワードを聞くと、なんかムッとするというかギョッとするというか、どことなく不愉快なんだけど(タイミングやら状況にもよる?)。
テレビとかでLGBTなどの話を見ていても、テレビでは性的な話がやんわりと包み隠されているから、「みんなと違うことに苦しんだ」「誰にも言えなかった」という表現になったりして、今ひとつ分からなかったけど。
たしかに多様だと……なかなか他の人と合わなくて、みんな混乱するから……それであんなにたくさん、色んな言葉があるのかもしれない。
さっき「ヘテロセクシャル」「ヘテロロマンティック」「無性愛」と、検索・閲覧していたが、「セックスには興味ないけど子どもが欲しい」という話があって、それも難しかった。
私には「子どもが欲しい」という感覚が分からないのだ。セックスが嫌なのに、子どもが欲しくて頑張る人もいるって……。
とにかく自分以外の感覚は難解だ。みんな何考えてんだろう。気にはなるけど意見の押し付けが嫌なので(一回恋愛信者に「恋しないと人は成長しないと思う」みたいなことを言われたのを引きずっている)、あんまり恋愛観について語り合いたくもないような。私も間違いそう(勝手なこと、否定的なことを言って人を傷つけそう)だし。
自分の考え方をオープンにしたいと思うのは、すれ違って怒られることを避けるため。けれど穏やかに情報交換したいとも思うような。でも交換できるような情報、こちらは何も持っていないし。こうやって自由に語っているうちは良いけど、実際「具体的にどういう感じ?」と踏み込まれたら怖いかもしれない。
やはり自分自身が何考えているのか、何を求めているのかも、今ひとつ分からない。他人も難解、自分も難解。
たとえ「自分のセクシュアリティはジェンダーフルイド、あるいはパンロマンティックかも、自分の求める形だけ見ればヘテロロマンティックにも見えるけど内心は複雑だし……よく分からないから一旦クエスチョニングで」とか思ったところで、セクハラ魔に人間の言葉が通用するとも思えない。多数派に通じるかどうかもイメージ的にビミョーだし。やっぱり自分の気持ちさえよく分からないから、言語化しようにも「なんか違うかも」となるし。
あーやっぱり大金持ちになって引きこもりたい、一生遊んで暮らしたい。めんどくせ。
人と関わらなければ、他人を理解する努力も、自分のことを理解してもらう努力もいらないじゃん。
応援ありがとうございます!
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