男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)

月澄狸

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アロマンティックに近いような、でも恋愛感情自体は近年あるような、とりあえず引きこもりメンタル

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 なんかすごい……何があったわけでもないのにショックだ。
 いやいや、すべての男性を猛獣みたいに考えるのは失礼だろう。と思いつつ、防御もしないでノコノコついて行ったり、何も考えずにヘラヘラ笑顔を向けていたら馬鹿なのか。

 常識的な人は、みんな「ちゃんと」恋をしているんだろう。「ちゃんと」できない人が、脅す、襲う、あるいは女性であっても男性に対し、変な誘い方をする、セクハラする。

 性欲が最高潮なのは若者だろうと思いつつ、中学生のときにわいせつ行為をしてきたのは、どちらかといえば……言わなくてもなのか、お爺さんだった。それで警察の人もちょっと、「お爺さんにセクハラされたって……(流石に逃げられるだろう)」みたいな空気があったかもしれない。


 私はすべてを「人間関係」と捉え、見当違いなズレ方で、「ちゃんと向き合わなきゃ」と思いすぎなのか。例えるなら、カルト宗教勧誘の人の話を全部聞いて、理解しようとする、みたいな。

 どこまでいっても私はアホで、コミュニケーションが分かっていないのか。誰とでもコミュニケーションを取ろうとするのが間違いなのか。コミュニケーションを取る必要のない相手と向き合おうとしすぎなのか。


 みんなちゃんと恋の話。日本は少子高齢化。子どもを産みやすい国にしなきゃ。

 私一人、「痛いのが嫌」「怖いのが嫌」「あれもこれもできない」と幼稚なことばかり一人でほざいて。取り残されて。


 やっぱり引きこもりになるのが私の幸せかも。だって外の人は、おかしい人は襲ってこようとするし、おかしくない人はちゃんと恋しようとしてるし。野球をする気のない人が野球場にいたら迷惑なように。私みたいな何も分からない場違いがいることがいけないのか。

「友達がいない」と言いつつ、どこか「みんなお友達」みたいな感覚でいる私が腑抜けなのだ。誰かが近付いてくることに、尻尾振って喜んでいちゃいけないのだ。特に、女性ならまぁ良いだろうけど(同性愛の人もいるだろうけど)、男性からの好意をヘラヘラ喜んでいてはいけないのだ。


 私の考えが仏教的であれば、「出家」なんて方法もあるのかもしれないけど。私は私の考えでいたい。

 ずっと引きこもって創作して、それがお金になって。
 街を歩いていて危険な目に遭ったことは少ない、「知り合い」でないと接点もできないだろうから、街歩きはOKか。何かあったら逃げ隠れすればいい。って街歩いたら引きこもりじゃないかもしれないけど。

 稼げる引きこもりになりたい。創作の中では、ドロドロのエログロであれ、純愛(?)であれ、体の交わりのない清らかなだけの世界であれ、なんでも描ける。……描ける技術があればの話だけど。描くことで作者の身が危険に晒されることもない、下ネタを言っても危険な目に遭わない、想像の世界だ。……もし人気作家になった上で、うっかり自分から個人情報漏らして、家が特定されたら入り込まれるかもしれないけど。


 アロマンティックという言葉がある。他者に恋愛感情を抱かない人だと。
 私は元々恋愛感情がなかったけど、近年、人を好きになった。だから今は恋愛感情があるのだと思う。
「恋愛感情を持っているけど、総合的に考えて恋愛を選ばない(あるいは相手がいなくて恋愛できない)」というのはアロマンティックではないのだろう、多分。

 私は恋愛ものがやや苦手だが(でも世界の作品の多くには恋愛要素があるので、慣れてきて、恋愛要素がある作品も楽しめたりはする。恋の歌も歌うし)、それは自分の欲求不満による僻みだとか、恋愛関係への恐怖心とか、そういう理由があるかも。恋愛に興味がないというより、「自分にはできないことを見せられる」ストレスなのか?

 それでいうと食べ物のお店が出てくる、食リポのテレビ番組も好きじゃない。行けもしない遠くのラーメン屋さんとか見せられても、味を想像して楽しんだりとかはできないので。基本的に、目の前にある、手が届く食べ物にしか興味ないような?


 さて、稼げる創作家引きこもりを目指すといっても、鳴かず飛ばずなわけで。
 そもそも、友達もいない、恋愛経験もない私に、人の心を震わす表現などできるのか?
 でも現代は少子高齢化社会。ってことは私のようにウジウジした者が多数派になりつつあるってことかもしれん。

 で、あってもなくても。やるしかない。人としてすげー不完全なら、その不完全さを表現するまでだ。


 しかしアメブロの読者様情報によると、私の1ページ漫画の読者様の多くは、5~60代の女性だったはず。子育ても終えて一段落、の世代の方が「息抜き・癒やし」として読んでくださっていると思われるが……。私の作品は年上世代の方に「共感」していただけるのか? それともどっちかというと、哀れむような目で見守られているのか?

 いやー、今はゆるゆる系作品も流行りだろうから、単純に、ゆるやかな作品として楽しんでくださっているのでは。ゆるい作品に、リアルな人生のリアルな事情は関係なかろう。


 ってことで引きこもり目指して、頑張らない程度に頑張ろーっと。

 ……最近、性についてあれこれ考えていたら憂鬱と緊張が高まってきて、ただでさえ仕事遅いのに、いつもはできていた作業さえボーッとして取り落としたり、緊張して気が回らなくなったりし始めた。リラックスしていたときは「そうだ、あれのついでにこれもやって……」と、効率的になるチャレンジをしていたのに、なんだか無気力だ。自分が女、というか生物であることにも嫌気が差してくる。

 しょんぼりしすぎてお腹まで壊したような。完全に元気なときなら敵が現れても、火事場の馬鹿力で、消火器を振り回して頭を殴るくらいのことはできるかもしれないが、今は涙がこぼれてくる。この調子じゃ、倒せるはずの敵まで倒せなくなる。

 これはヤバい。考えすぎて悪化するようなら本末転倒。一旦、全部忘れてのほほんと暮らそう。私の生き方が間違っていたかもしれないが、正しい生き方が分かるわけじゃないし、今すぐ変えるのも無理だし、考えて解決できないことは考えるだけ無駄。
「気になった言葉メモ」に書いた「アフターピル」のことさえ覚えておけば、多分大丈夫。


「差別をなくす」ってのは、人を国籍や性別で判断せず、ちゃんと個人の「能力」を評価することだとか。
 じゃ、「能力」がなければどうしようもないよね。世の中クソだ。クソはクソなりに、行き当たりばったりに生きていこう。
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