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男女共用トイレから考える「差別か? 事実か?」

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 アミューズメント施設のトイレに入ろうとすると、男女兼用トイレが空いていた。が、女性が一人、男女兼用トイレに入らずに、女性用トイレに並んでいるようだった。

 あれっ、男女兼用トイレに入らないのかな? 気づいていないのかな? 良いのかな?
 私は空いている男女兼用トイレに入った。


 ……正直小便臭い。足元には尿らしき水たまり。それを避けながら用を足す。

 そういえばサバイバル番組で、人間の男性の尿は自然界でのマーキングに使えるけれど、女性の尿は匂いが薄いから、マーキングに使えないと言っていたような。


 ジェンダーとか、女子トイレ混雑問題とかで、トイレをジェンダーフリー化しようという話を聞いた。私もこういう共用トイレを増やすのは良いんじゃないかと思っていた、が……。

 足元が尿で濡れて小便臭かったのはたまたまか? いつもこうなのか?
 何度か確かめないとなんとも言えないが、あちこち小便だらけになるようではちょっと……。

 と、こんなこと言うと、男性差別のように聞こえる。
 そもそも差別って何だっけ。差別と事実の違いとは?


「包茎の人のを舐めたら不衛生で臭かった」とか、「性転換手術をした人の性格がどんどん荒れていった」とか、根拠があるのかないのか、たまたまなのか、一定数そういうことが起こり得るのか、よく分からない情報がネット上に溢れている。

「男性の性機能にも生理がある」という情報があり、「その話は医学的根拠がない」という情報もあった。

 フェイクか真実か分からないことだらけ。ネットのみならず、今時本でもそんなものかもしれない。

「専門家によると……」と言われた情報は信憑性が増すが、本当に専門家が言ったのかどうか分からない、でっち上げの情報もあるだろうし、実際にあった専門家の言葉だとしても、それぞれ言うことも違うだろう。科学者の間で様々な学説(?)が語られたりもしているんだから。


 人は今までに出会ってきた人のタイプによって、個人的な偏見が増したりもする。
 私は男運が悪い(恋愛じゃないから「男運」という言葉は使わないか……じゃあ何だ?)ので、男性への偏見が増しまくっており、現在では多くの方に親切にしていただいているというのに、偏見がなかなか治らない。

 物事をニュートラルかつ正確に、感情的にならずに捉えるというのは、なかなか難しそうだ。
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