1 / 1
好きなものが増えると時間がかかるんだな……
しおりを挟む
私は昔から好きなことが多かったけれど注意力散漫で整理ができなかった。
訳の分からないゴミを溜め込んでは捨てたくないと言ったし、色んなものに興味を持った。
たしか小学生の頃は虫好き人間的なポジションにいて、中学生では吹奏楽部、高校では文芸部だった。今はマンガを描いているし、人生に一貫性がない。少なくとも猪突猛進ではない。
と、それは良いのだけれど、最近思うのは好きなことに「優先順位を付けられない」ということ。
写真にも音楽にも絵にも文章にも興味があるし、テレビやマンガやゲームや映画も好きで、自転車で意味もなくぶらついて1円も使わず帰るといった遊びも好きだ。つまり自転車も好きなんだろう。
その好きなことを全部生かしてお金になっています、とか、すべてが今に繋がっていますと言えるのならカッコ良かった。そんな幻想を夢見ていた。だけど実際は、好きなだけで全然詳しくないし本気にもなれていないのだと、他の人を見ていると思う。「好き」レベルであれもこれも敵わない。本気でそれが好きな人はたくさんいるのだ。
私がやっていることは「整理ができていない」「サボローの誘惑に負けている」だけなのかもしれない。
別に、受動的でも面白いことは次々やって来る。テレビを付けていればずっと番組を放送してくれるように。
面白いものを見つけて生きていくのも楽しそうだ。私が何かしなくたってすごい人がいっぱいいる。なのに私は見物者や傍観者ではなく生きている人間なのだ。
自分は一体どうしたいんだろう? 何がやりたかったことなんだろう?
死ぬとき後悔するんだろうか? 「本当はこれがやりたかったのに」と。
そうは言ってもテレビやネットを見るのも、動画サイトを覗くのも楽しいんだけどな。人と喋るのも楽しいんだけどな。消費していたってお金にはならないけど。どうやったら私の作品を人に見てもらえるのかな。
今はこれでいいか。でも一応覚えておこう。何でもかんでも追いかけていると、どんどん時は過ぎるのだということを。
訳の分からないゴミを溜め込んでは捨てたくないと言ったし、色んなものに興味を持った。
たしか小学生の頃は虫好き人間的なポジションにいて、中学生では吹奏楽部、高校では文芸部だった。今はマンガを描いているし、人生に一貫性がない。少なくとも猪突猛進ではない。
と、それは良いのだけれど、最近思うのは好きなことに「優先順位を付けられない」ということ。
写真にも音楽にも絵にも文章にも興味があるし、テレビやマンガやゲームや映画も好きで、自転車で意味もなくぶらついて1円も使わず帰るといった遊びも好きだ。つまり自転車も好きなんだろう。
その好きなことを全部生かしてお金になっています、とか、すべてが今に繋がっていますと言えるのならカッコ良かった。そんな幻想を夢見ていた。だけど実際は、好きなだけで全然詳しくないし本気にもなれていないのだと、他の人を見ていると思う。「好き」レベルであれもこれも敵わない。本気でそれが好きな人はたくさんいるのだ。
私がやっていることは「整理ができていない」「サボローの誘惑に負けている」だけなのかもしれない。
別に、受動的でも面白いことは次々やって来る。テレビを付けていればずっと番組を放送してくれるように。
面白いものを見つけて生きていくのも楽しそうだ。私が何かしなくたってすごい人がいっぱいいる。なのに私は見物者や傍観者ではなく生きている人間なのだ。
自分は一体どうしたいんだろう? 何がやりたかったことなんだろう?
死ぬとき後悔するんだろうか? 「本当はこれがやりたかったのに」と。
そうは言ってもテレビやネットを見るのも、動画サイトを覗くのも楽しいんだけどな。人と喋るのも楽しいんだけどな。消費していたってお金にはならないけど。どうやったら私の作品を人に見てもらえるのかな。
今はこれでいいか。でも一応覚えておこう。何でもかんでも追いかけていると、どんどん時は過ぎるのだということを。
0
こちらで私の全作品をご紹介しております。
ご興味がありましたら見ていってください!↓
自分の作品《アルファポリス・ピクスタ》に関する情報(11件)
こんな連載もしています。↓
無料で文章やマンガを投稿して稼ぐならアルファポリス? 投稿インセンティブ研究中【5ヶ月で1000円分換金達成!】
こちらはアクセスの多い過去作品(一話完結)です。↓
「小説家になろう」と「カクヨム」に投稿した同じ作品のアクセス数を比べてみた。なろうとカクヨムの違いは?
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
びゅーてぃふるわーるど
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
「美しい」かどうかで物事を判断する、そんな世界は嫌だと思いつつ、自分も同じ穴の狢です。美醜で物を見る自分が嫌だから、同族嫌悪でこのようなテーマばかり語るのかもしれません。
最終的には、「すべてが美しい」というところに行きたいです。美的感覚は、まわりの価値観に影響されるという集団洗脳みたいな部分もあるかもしれませんが、まぁまぁ自由に個人の好みで決められることであるのだから、結局自分で自分に刷り込んだ感覚だと思います。そしてその思い込みは、変えられる。なぜなら自分で体験したからです。ゾワゾワくる生き物を写真に収め、それを眺め続けていると、最初は写真が目に入る度、反射的にギョッとしていたのが、そのうち慣れてきます。さらには可愛く見えてきます。
思想ってセルフ催眠術かも。人は「性格」によって「考え方」を選ぶのでしょうが、先に目指したい「理想」の自分を思い描き、それに現実の自分を追い付かせようとしていく、そういう方法もあるのでしょうね。
よく「生理的に受け付けない」という言葉を耳にします。それが恐怖症並のレベルに達していたら変えるのは困難かもしれませんが、そうでなければ「理屈」で「感覚」を覆せることを知りました。私の場合、「すべての命は尊いはずだ」という「理屈」を以て、以前より様々な生き物に慣れつつあります。そして本当に、以前より多くの生き物が美しく、可愛く見えるようになったのです。
とはいえまだまだ途中段階であり、どうしてもコマユバチやマゴットセラピーの画像検索結果に慣れなかったり、耳元で虫の羽音が聞こえたら逃げ回ったりします。あと、人間の顔は何回見ても慣れないので、目を合わせ続けるのは苦手です。
https://note.com/mamimujina/n/nadde5dac8dd7
▲ちなみにこちらはゴキブリの手乗り記事です。
https://note.com/mamimujina/n/n516ed9df62c2
▲ハエの手乗り記事。
https://note.com/mamimujina/n/n946e1c44b8ab
▲オオゲジ手乗り。
https://note.com/mamimujina/m/m13133093d780
▲その他、昆虫関連記事はこちら。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「自分さえ良ければいい」がしっくりくる
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
思ってもいないことや、身の丈に合わない綺麗事・正論を目指そうとするとしんどくなる。自分で放った言葉にウッとなることもある。ネガティブなもので。
なので日々、「しっくりくる意見や言葉」を探している。
しっくりこようがこなかろうが自己満足であって、特に行動を起こすわけでもないから、意味はないのだけれど。とりあえず、ウッとならない「理屈」を探している。

印象に残った夢
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
個人的に、夢は旅行や映画鑑賞のような娯楽です。寝ている間に完結できて、準備もお金も不要、それでいて時には涙を流しながら目覚めることもあるくらいの、リアルに感情・感覚揺さぶられるエンターテインメント。
昔から夢が好きだったけど、近年現実重視で睡眠時間を削り、あんまり夢を見ていなかった……。それで寂しくなり、息抜きに、夢を見ることを再開しました。
夢を見ると眠りが浅くなる感じがする、睡眠不足になるのが難点ですが、その分睡眠時間を増やせば大丈夫です。どうせ出かけるのも疲れるし、お金もかかるので、それを思えば睡眠時間を追加するくらいで楽しませてもらえるのは安上がりです。スマホを眺めていると視力のことが心配になりますが、夢なら目を使わずに映像を見ることができるし。
「夢を見たい」と思うようになり、しばらくはうまく見られませんでしたが、そのうち見る機会が増えました。
夢を見ても覚えていられない、すぐ記憶が失われることが多かったけど、夢に意識を繋げようと力を入れているうちに、若干思い出しやすくなった気がします。
目覚めるとき「あ、朝だ。今何時? スマホのメッセージ来てるかな」と現実に意識を集中すると夢の記憶が消えがちですが、たぐり寄せようとすると、忘れていたことまで思い出せるようになってきました。
私は夢の中で以前、飛ぶ練習をしており、夢の中では飛べるようになったみたいです。うまくできない時もありますが。明晰夢というほどではないけれど、「夢の中だから今、飛べるな」くらいの自覚はあることが多いです。夢の中で、飛んでいる姿を誰かに見せれば、現実でも飛べるようになる気がして、飛ぶ姿を人に見せようとしたりもしています。
当然、夢の中でやったことは現実に影響しませんが。ちょっとオカルト趣味なもので、夢を実用的に使えないか? ってことにはワクワクします。
でも予知夢にはさほど興味ありません。たとえ災害が起こることが分かったとしても、正確な位置や時刻まで分からなければ対策のしようがないし、間違えた情報を伝えて、かえって事態を悪化させたら恐ろしいからです。
ただ、危機回避ではなく、宝くじが当たる番号とか、「これをすれば良いことが起こる」みたいな夢を見られるんなら、個人的に活用したいですね(笑)。
でもタダであちこち行って景色を見たり体験したりできるだけでありがたいんだから、それ以上望むのも欲張りすぎかな。
三日坊主の幸せごっこ
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
不幸は気から。幸福も気から。
私のテーマは矛盾です。矛盾した意見を持ち、矛盾した人生を生きたい。
一応「うだつの上がらないエッセイ集(2)」の続きのようなものです。

学校であった怖い話の思い出語り【ネタバレ前提】
よもぎ
エッセイ・ノンフィクション
ファミコンソフト「学校であった怖い話」の思い出語りです。話の内容のネタバレ等が含まれますので、内容を知らない人向けではございません。
男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)
月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
私は生物学も心理学も学んでいない、ただの学のない女だ。ついでに恋愛経験もない、さらには友達もいない。告白されたこともないし当然したこともない。そんなわけでこの連載は、浅い知識と経験から「なんとなく思ったこと」を感情的に書き連ねるだけのものになる。読んでも何の学びもなく、不快になるだけなのでご注意を。(※LGBTQについては分からないので、基本的に古い価値観オンリーで書きます。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる