30 / 78
セーフワード
2.
しおりを挟む
ただ、海老沢がそれについてきてくれるか、試してみたくなったんだ。
ウィダニーだって、一緒にやった。海老沢は後ろでイけるようにもなったし、根元を縛ったときも、そんなに嫌そうにはしてなかった。
それに、最近の海老沢はやっぱりなんとなく、前とは距離感が違うんだ。
もう、こんなことやめたい。
おまえとこんなん、やっぱ変だろ。
だいたい俺、女の子が好きだし。
いつかそんな風に言われるんじゃないかって、怖くて。
エロ目的だと思われてんなら、それでもいいから、いっそ海老沢にも、気持ちいいからオレと離れられないって、思ってほしくて。
ものすごい快感、それで海老沢を繋ぎとめられるなら、何でも試してみたいって、思ったんだ。
「おいで。」
そう呼べば、海老沢は拒まない。
抱き寄せて、唇を重ねる。相変わらず、海老沢の舌は逃げる。奥に引っ込む舌を、寂しいと思ったのは最初だけだ。オレはかまわず、上顎のアーチ型の凹みを舌先でくすぐる。
「んん、ん、ふぅ、ん…… っ」
甘い声が漏れて、海老沢の腰がもぞもぞと動く。
「早く夏服になればいいのにな。脱がしやすくなるし、汚れてもすぐ乾くし。オレさぁ、夏になったら100均で水鉄砲買って、おまえのシャツ濡らして透けた乳首 狙い撃ちして遊ぼうと思って、楽しみにしてんだよね。」
オレがそう言うと、小さな声で「どんな変態だよ」という悪態が聞こえた。
あぁ、いいな。
こういうのが好きなんだ。
オレは嬉しくなって、パンツの上から海老沢の孔を指でぐりぐりと押した。
「ここで気持ちよくなっちゃうおまえは、変態じゃねぇの?」
*****
「目ぇ、逸らすな。」
背中を壁に預けて、海老沢の耳元で言ってやる。
二人羽織みたいな体位。これ、名前あんのかな。
後ろからぴったり抱きついて挿れると、動きにくいし、浅くはなるんだけど。
ビジュアル的にはかなりいけてる。
買ってよかったなって、オレは自分の散財に満足した。
後ろから挿れて、M字に開脚させた海老沢の目の前には大きな鏡。
そこには、ゲイビみたいに繋がったオレらの身体が全部映ってる。挿入ってるとこも、すげえよく見える。
「いっつも、オレだけ見て楽しんでるの悪いなって思ってたんだよな。海老沢にも見せてやりたくて買ったんだから、ちゃんと前、見ろよ。」
耳に唇をつけてそう言ったら、海老沢の身体がブルッと震えた。
「すげえ、広がってる。パツパツなのにヒクついてんの、ヤべえな。」
左耳には、手のひらで蓋して。右耳からの声と水音で、海老沢の頭の中は、オレしかいない海の底。ゆるく腰を揺らしながら、オレの右手は赤く腫れた乳首を弄った。
「ほら、ちゃんと見ろって!」
「い゛…… っ!」
海老沢は顔を真っ赤にして、恥ずかしい自分の映った鏡を見る。目を逸らすたびに、オレが耳を噛んだり乳首をつねるから、短い悲鳴ばっかりだ。
ウィダニーだって、一緒にやった。海老沢は後ろでイけるようにもなったし、根元を縛ったときも、そんなに嫌そうにはしてなかった。
それに、最近の海老沢はやっぱりなんとなく、前とは距離感が違うんだ。
もう、こんなことやめたい。
おまえとこんなん、やっぱ変だろ。
だいたい俺、女の子が好きだし。
いつかそんな風に言われるんじゃないかって、怖くて。
エロ目的だと思われてんなら、それでもいいから、いっそ海老沢にも、気持ちいいからオレと離れられないって、思ってほしくて。
ものすごい快感、それで海老沢を繋ぎとめられるなら、何でも試してみたいって、思ったんだ。
「おいで。」
そう呼べば、海老沢は拒まない。
抱き寄せて、唇を重ねる。相変わらず、海老沢の舌は逃げる。奥に引っ込む舌を、寂しいと思ったのは最初だけだ。オレはかまわず、上顎のアーチ型の凹みを舌先でくすぐる。
「んん、ん、ふぅ、ん…… っ」
甘い声が漏れて、海老沢の腰がもぞもぞと動く。
「早く夏服になればいいのにな。脱がしやすくなるし、汚れてもすぐ乾くし。オレさぁ、夏になったら100均で水鉄砲買って、おまえのシャツ濡らして透けた乳首 狙い撃ちして遊ぼうと思って、楽しみにしてんだよね。」
オレがそう言うと、小さな声で「どんな変態だよ」という悪態が聞こえた。
あぁ、いいな。
こういうのが好きなんだ。
オレは嬉しくなって、パンツの上から海老沢の孔を指でぐりぐりと押した。
「ここで気持ちよくなっちゃうおまえは、変態じゃねぇの?」
*****
「目ぇ、逸らすな。」
背中を壁に預けて、海老沢の耳元で言ってやる。
二人羽織みたいな体位。これ、名前あんのかな。
後ろからぴったり抱きついて挿れると、動きにくいし、浅くはなるんだけど。
ビジュアル的にはかなりいけてる。
買ってよかったなって、オレは自分の散財に満足した。
後ろから挿れて、M字に開脚させた海老沢の目の前には大きな鏡。
そこには、ゲイビみたいに繋がったオレらの身体が全部映ってる。挿入ってるとこも、すげえよく見える。
「いっつも、オレだけ見て楽しんでるの悪いなって思ってたんだよな。海老沢にも見せてやりたくて買ったんだから、ちゃんと前、見ろよ。」
耳に唇をつけてそう言ったら、海老沢の身体がブルッと震えた。
「すげえ、広がってる。パツパツなのにヒクついてんの、ヤべえな。」
左耳には、手のひらで蓋して。右耳からの声と水音で、海老沢の頭の中は、オレしかいない海の底。ゆるく腰を揺らしながら、オレの右手は赤く腫れた乳首を弄った。
「ほら、ちゃんと見ろって!」
「い゛…… っ!」
海老沢は顔を真っ赤にして、恥ずかしい自分の映った鏡を見る。目を逸らすたびに、オレが耳を噛んだり乳首をつねるから、短い悲鳴ばっかりだ。
0
お気に入りに追加
894
あなたにおすすめの小説

こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる