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Dom
3.
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くすぐったがるばっかで「そこはホント違うから!」って言い続けるのを宥めすかして、ちんこいじりながらしつこく舐めたり指で転がしたりして、やっといい感じになってきた。
そこが気持ちいいとこだって、オレが教え込んだオレのもの。
先月くらいから、乳首だけを触っても腰が動くようになってきて、それを認めたくない海老沢が我慢する顔がかわいくて。
今日はゆっくり時間かけて、可愛がって気持ちよくさせてやろうと思ってた。
けど。
耳と、上顎のへこみと、乳首。それから、首筋にへそ、腰骨。イイところを少しずつ指と舌で触りながら、挿れてゆっくり擦って前をしごいたら、海老沢はすぐにイッてしまった。
オレとしてはそういう感度いいとこもすげぇ好きで。別に何回でもイけばいいんだし。
だからニヤニヤしちまったんだけど、そしたら腕で顔を隠したこいつが言ったんだ。
「おまえが…… いっぺんにいろいろ触るから、だろ…… 」
上がった息の間から。
「おまえは、こすれてんの、ちんこだけじゃん…… 俺だけこんな、いろいろ、されたら…… そりゃあ先に、イく、だろ…… 」
やぶ蛇だとも知らずに、海老沢が言うから。
それもそうだな、って、俺は同意した。
「じゃあ、今度はちんこには触んねぇでしてやるよ。ついでに、早くイきすぎないようにしといてやるから、イきたくなったら、言えよ?」
根元に巻きついたバンドは、先っぽから垂れる汁で濡れている。
身体を拘束しているわけじゃない。手足は縛っていないから、海老沢がその気になれば、いつだって自分で外せる縛だ。
海老沢はSubだから、Domの「命令」には基本的に逆らえない。
でもオレは海老沢を命令で動かすつもりはないし、そのつもりで言葉を発したことはない。
「自分で外すな」と、言ったわけじゃない。
ただ、「イかせてって言えば、外してやるから」と言っただけだ。
ちょっと恥ずかしいセリフを言わせてみたくなったんだ。寸止めに耐えられなくなった海老沢が、恥ずかしそうな顔で、イかせてって言うのが見たかった。
ちゃんと言えたら、褒めて、頭を撫でて、縛を解いて優しくイかせてやるつもりだったのに。
こんなに抵抗されるとは思わなかった。
でも、オレだって引っ込みがつかないんだ。
辛そうに喘いでも、眉を寄せて涙を流しても、海老沢がこの行為についてきているのは、自分の意思のはずだから。
イかせてって言うまで、外してなんかやれない。
オレは唾液でベタベタに濡れた耳から口を離して、首筋に舌を這わせながら胸まで下りた。
後ろは挿れっぱなしで。
「…… っ!」
ピンクの乳首を口に含むと、海老沢の身体がビクッと跳ねた。
舌先で、そこをぺろぺろ舐める。
肌色とピンクの境目。粟立つような小さな粒々。だんだん硬く勃ち上がっていく蕾。その頂上にある、わずかな凹みまで。
見なくてももう、色も形もわかる。
舌先で感じる。
刺激されると、ぎゅっと凝縮するように赤く色づくことも。
乳輪の粒々まで勃ち上がることも。
もう知ってる。
「ん…… う…… っ」
海老沢の腰が、もじもじと動く。
そこが気持ちいいとこだって、オレが教え込んだオレのもの。
先月くらいから、乳首だけを触っても腰が動くようになってきて、それを認めたくない海老沢が我慢する顔がかわいくて。
今日はゆっくり時間かけて、可愛がって気持ちよくさせてやろうと思ってた。
けど。
耳と、上顎のへこみと、乳首。それから、首筋にへそ、腰骨。イイところを少しずつ指と舌で触りながら、挿れてゆっくり擦って前をしごいたら、海老沢はすぐにイッてしまった。
オレとしてはそういう感度いいとこもすげぇ好きで。別に何回でもイけばいいんだし。
だからニヤニヤしちまったんだけど、そしたら腕で顔を隠したこいつが言ったんだ。
「おまえが…… いっぺんにいろいろ触るから、だろ…… 」
上がった息の間から。
「おまえは、こすれてんの、ちんこだけじゃん…… 俺だけこんな、いろいろ、されたら…… そりゃあ先に、イく、だろ…… 」
やぶ蛇だとも知らずに、海老沢が言うから。
それもそうだな、って、俺は同意した。
「じゃあ、今度はちんこには触んねぇでしてやるよ。ついでに、早くイきすぎないようにしといてやるから、イきたくなったら、言えよ?」
根元に巻きついたバンドは、先っぽから垂れる汁で濡れている。
身体を拘束しているわけじゃない。手足は縛っていないから、海老沢がその気になれば、いつだって自分で外せる縛だ。
海老沢はSubだから、Domの「命令」には基本的に逆らえない。
でもオレは海老沢を命令で動かすつもりはないし、そのつもりで言葉を発したことはない。
「自分で外すな」と、言ったわけじゃない。
ただ、「イかせてって言えば、外してやるから」と言っただけだ。
ちょっと恥ずかしいセリフを言わせてみたくなったんだ。寸止めに耐えられなくなった海老沢が、恥ずかしそうな顔で、イかせてって言うのが見たかった。
ちゃんと言えたら、褒めて、頭を撫でて、縛を解いて優しくイかせてやるつもりだったのに。
こんなに抵抗されるとは思わなかった。
でも、オレだって引っ込みがつかないんだ。
辛そうに喘いでも、眉を寄せて涙を流しても、海老沢がこの行為についてきているのは、自分の意思のはずだから。
イかせてって言うまで、外してなんかやれない。
オレは唾液でベタベタに濡れた耳から口を離して、首筋に舌を這わせながら胸まで下りた。
後ろは挿れっぱなしで。
「…… っ!」
ピンクの乳首を口に含むと、海老沢の身体がビクッと跳ねた。
舌先で、そこをぺろぺろ舐める。
肌色とピンクの境目。粟立つような小さな粒々。だんだん硬く勃ち上がっていく蕾。その頂上にある、わずかな凹みまで。
見なくてももう、色も形もわかる。
舌先で感じる。
刺激されると、ぎゅっと凝縮するように赤く色づくことも。
乳輪の粒々まで勃ち上がることも。
もう知ってる。
「ん…… う…… っ」
海老沢の腰が、もじもじと動く。
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