23 / 78
Dom
3.
しおりを挟む
くすぐったがるばっかで「そこはホント違うから!」って言い続けるのを宥めすかして、ちんこいじりながらしつこく舐めたり指で転がしたりして、やっといい感じになってきた。
そこが気持ちいいとこだって、オレが教え込んだオレのもの。
先月くらいから、乳首だけを触っても腰が動くようになってきて、それを認めたくない海老沢が我慢する顔がかわいくて。
今日はゆっくり時間かけて、可愛がって気持ちよくさせてやろうと思ってた。
けど。
耳と、上顎のへこみと、乳首。それから、首筋にへそ、腰骨。イイところを少しずつ指と舌で触りながら、挿れてゆっくり擦って前をしごいたら、海老沢はすぐにイッてしまった。
オレとしてはそういう感度いいとこもすげぇ好きで。別に何回でもイけばいいんだし。
だからニヤニヤしちまったんだけど、そしたら腕で顔を隠したこいつが言ったんだ。
「おまえが…… いっぺんにいろいろ触るから、だろ…… 」
上がった息の間から。
「おまえは、こすれてんの、ちんこだけじゃん…… 俺だけこんな、いろいろ、されたら…… そりゃあ先に、イく、だろ…… 」
やぶ蛇だとも知らずに、海老沢が言うから。
それもそうだな、って、俺は同意した。
「じゃあ、今度はちんこには触んねぇでしてやるよ。ついでに、早くイきすぎないようにしといてやるから、イきたくなったら、言えよ?」
根元に巻きついたバンドは、先っぽから垂れる汁で濡れている。
身体を拘束しているわけじゃない。手足は縛っていないから、海老沢がその気になれば、いつだって自分で外せる縛だ。
海老沢はSubだから、Domの「命令」には基本的に逆らえない。
でもオレは海老沢を命令で動かすつもりはないし、そのつもりで言葉を発したことはない。
「自分で外すな」と、言ったわけじゃない。
ただ、「イかせてって言えば、外してやるから」と言っただけだ。
ちょっと恥ずかしいセリフを言わせてみたくなったんだ。寸止めに耐えられなくなった海老沢が、恥ずかしそうな顔で、イかせてって言うのが見たかった。
ちゃんと言えたら、褒めて、頭を撫でて、縛を解いて優しくイかせてやるつもりだったのに。
こんなに抵抗されるとは思わなかった。
でも、オレだって引っ込みがつかないんだ。
辛そうに喘いでも、眉を寄せて涙を流しても、海老沢がこの行為についてきているのは、自分の意思のはずだから。
イかせてって言うまで、外してなんかやれない。
オレは唾液でベタベタに濡れた耳から口を離して、首筋に舌を這わせながら胸まで下りた。
後ろは挿れっぱなしで。
「…… っ!」
ピンクの乳首を口に含むと、海老沢の身体がビクッと跳ねた。
舌先で、そこをぺろぺろ舐める。
肌色とピンクの境目。粟立つような小さな粒々。だんだん硬く勃ち上がっていく蕾。その頂上にある、わずかな凹みまで。
見なくてももう、色も形もわかる。
舌先で感じる。
刺激されると、ぎゅっと凝縮するように赤く色づくことも。
乳輪の粒々まで勃ち上がることも。
もう知ってる。
「ん…… う…… っ」
海老沢の腰が、もじもじと動く。
そこが気持ちいいとこだって、オレが教え込んだオレのもの。
先月くらいから、乳首だけを触っても腰が動くようになってきて、それを認めたくない海老沢が我慢する顔がかわいくて。
今日はゆっくり時間かけて、可愛がって気持ちよくさせてやろうと思ってた。
けど。
耳と、上顎のへこみと、乳首。それから、首筋にへそ、腰骨。イイところを少しずつ指と舌で触りながら、挿れてゆっくり擦って前をしごいたら、海老沢はすぐにイッてしまった。
オレとしてはそういう感度いいとこもすげぇ好きで。別に何回でもイけばいいんだし。
だからニヤニヤしちまったんだけど、そしたら腕で顔を隠したこいつが言ったんだ。
「おまえが…… いっぺんにいろいろ触るから、だろ…… 」
上がった息の間から。
「おまえは、こすれてんの、ちんこだけじゃん…… 俺だけこんな、いろいろ、されたら…… そりゃあ先に、イく、だろ…… 」
やぶ蛇だとも知らずに、海老沢が言うから。
それもそうだな、って、俺は同意した。
「じゃあ、今度はちんこには触んねぇでしてやるよ。ついでに、早くイきすぎないようにしといてやるから、イきたくなったら、言えよ?」
根元に巻きついたバンドは、先っぽから垂れる汁で濡れている。
身体を拘束しているわけじゃない。手足は縛っていないから、海老沢がその気になれば、いつだって自分で外せる縛だ。
海老沢はSubだから、Domの「命令」には基本的に逆らえない。
でもオレは海老沢を命令で動かすつもりはないし、そのつもりで言葉を発したことはない。
「自分で外すな」と、言ったわけじゃない。
ただ、「イかせてって言えば、外してやるから」と言っただけだ。
ちょっと恥ずかしいセリフを言わせてみたくなったんだ。寸止めに耐えられなくなった海老沢が、恥ずかしそうな顔で、イかせてって言うのが見たかった。
ちゃんと言えたら、褒めて、頭を撫でて、縛を解いて優しくイかせてやるつもりだったのに。
こんなに抵抗されるとは思わなかった。
でも、オレだって引っ込みがつかないんだ。
辛そうに喘いでも、眉を寄せて涙を流しても、海老沢がこの行為についてきているのは、自分の意思のはずだから。
イかせてって言うまで、外してなんかやれない。
オレは唾液でベタベタに濡れた耳から口を離して、首筋に舌を這わせながら胸まで下りた。
後ろは挿れっぱなしで。
「…… っ!」
ピンクの乳首を口に含むと、海老沢の身体がビクッと跳ねた。
舌先で、そこをぺろぺろ舐める。
肌色とピンクの境目。粟立つような小さな粒々。だんだん硬く勃ち上がっていく蕾。その頂上にある、わずかな凹みまで。
見なくてももう、色も形もわかる。
舌先で感じる。
刺激されると、ぎゅっと凝縮するように赤く色づくことも。
乳輪の粒々まで勃ち上がることも。
もう知ってる。
「ん…… う…… っ」
海老沢の腰が、もじもじと動く。
0
お気に入りに追加
894
あなたにおすすめの小説

こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる