24 / 57
第二十四話 手と手
しおりを挟む
「ザッ」
主人公が狩人ラボに到着した。
(正面入り口のゾムビー、ものすごい数だった。迂回して東側入り口から入ったけど、判断、間違ってなかったよね。スマシさんに連絡しても通じなかった……)
「そうだ、尾坦子さん!」
主人公は尾坦子の居る部屋へ急ぐ。
――正面入り口前、隊員達が迫り来るゾムビー達に対して銃器で応戦している。
「タタタタタタタタ!!」
「ゾムッ!(あぁ!!)」
「ゾバッ!(ぐあっ!)」
銃器の前に倒れるゾムビー。しかし――
「……ゾム」
「ゾ……」
後から、次から次へとぞろぞろ現れるゾムビー達。
「くそっ! キリが無いぜ」
隊員の内の一人が溢す。
「文句を言うな。次だ」
「はいよ」
「タタタタタタタタ!」
「ドムゥン」
「!!」
一体のゾムビーが、銃弾を吸収するように被弾した。
「ゾ?」
そのゾムビーは何事も無かったように佇んでいた。
「あれは……石の……」
「ツカツカツカ!!」
「遅くなったな! 状況は!?」
爆破が正面入り口前に到着した。
「隊長! 応戦を続けていたところ! 石の、らしきゾムビーが」
「何? 分かった」
「スチャ」
隊員の言葉を聞き、何か取り出す爆破。例の紫色の宝石だった。
「カッ」
先程銃弾を吸収したゾムビーの胴体部分が光った。
「成程、間違いないな。石のゾムビーは私が……」
「抜刀、一閃」
「ズバッ」
一瞬の出来事だった。爆破が口を開き、次の言葉を言おうとした瞬間、光り輝く剣が、石のゾムビーを一刀両断した。
「ゾゾオ、ゾゾオ!」
「スッ……ピン!」
真っ二つになったゾムビーの体から、剣先は石を弾いて、石は宙に舞った。
「パシッ」
左手は宝石をキャッチする。
「よお、遅くなったな」
抜刀セツナ、見参。
「途中にぞろぞろとまあバケモンが居やがったから、相手してたら時間食っちまってよぉ」
ボリボリと頭を掻きながら言う抜刀。
「で、どうすりゃいいよ? 隊長?」
その時、狩人隊員が突如、正面入り口に辿り着き、言う。
「爆破隊長! 東側からも、正面よりは少ないのですがゾムビーの大群が現れています!」
「隊長!」
「…………」
考え込む爆破。遂には口を開く。
「セツナ……行けるか?」
輝く刀を肩に担ぐ抜刀。
「ハッ、とーぜん!」
東側のラボ入口へと足を速める爆破。
「隊長! 石のゾムビーでも、抜刀セツナ隊員なら対処できますね! 流石の判断です」
「…………」
「隊長?」
隊員が話し掛けても、爆破は暫く口を開かなかった。
「もし……」
「?」
「もし……あのペースでゾムビーが現れ続けて、石のゾムビーまで数を増やすと」
「ええ」
「セツナの体力では、確実にもたない」
「!?」
一方で主人公は、尾坦子の居る研究室前に辿り着いていた。扉が開き、慌しく研究員が部屋から出て来た。
「ウィ――ン」
「あ! 君。避難場所はここではないよ! 僕らみたいなのは早く邪魔にならない様に避難していないと……部屋の中はほぼ、避難が完了しているよ。あのゾムビー以外はね」
表情を曇らせて、研究員を睨み付ける主人公。
「ま、まぁそういう事だから!」
足早にその場を去る研究員。主人公は研究室に入る。部屋の奥のガラス張りの部屋には尾坦子が不安そうに佇んでいた。
「尾坦子さん……」
「タッタッタッ」
速足で尾坦子に近付く主人公。
「尾坦子さん!」
「あ……ツトム君……」
不安の表情を隠せない尾坦子。
「早く! ここから出よう!」
「ウィ――ン」
「!!」
研究室の扉が開いた。そこに立っていたのは、銃器を持った一体のゾムビーだった。
「タタタタタタタタ!!」
主人公達を見るや否や、ゾムビーは発砲してきた。銃弾は主人公達の足元から上に向かって着弾していった。
「パリィン!」
主人公の後ろの、ガラス張りが着弾して、一部が割れた。
「タタタ!」
「パチュン!!」
「きゃっ!!」
一発の銃弾がガラス張りを打ち抜き、尾坦子の肩付近へ当たる。
「くそぉ! リジェクト!!」
「ドガァアア!」
主人公の放った衝撃波は銃器に命中、ゾムビーの腕ごと粉砕し吹き飛ばした。
「はっ!!」
更に衝撃波を喰らわす。
「ゾゾォ!!」
「ドシャアアア」
ゾムビーは粉々になった。
「尾坦子さん!」
振り返る主人公。
「ケガは? ……!」
尾坦子の肩付近が欠けているのが見えた。
「はは、ちょっとケガしちゃった。見て。血も出ないのよ? ホントに私って化け物になっちゃったのね」
「…………」
尾坦子に対し、かける言葉が見つからない主人公。無理やりにでも口を開く。
「……そんなこと! ないよ。尾坦子さんは人間だから……それより、ここから移動しないと! ちょっと下がってて」
「?」
主人公に促されてガラス張りから離れる尾坦子。
「はっ!!」
「パリィイイン!!」
主人公はそこにリジェクトを放つ。
「パラ……パラ……」
ガラスの破片が周囲に舞い落ちる。
「さっ! 早く」
主人公はガラス張りの檻から尾坦子を助け出すべく、手を差し伸べる。対して尾坦子は取り乱したように言う。
「……どうして? 私は化け物で、実験台にしか役に立てないのよ。それなのに……」
「そんなことない。さあ」
主人公に迷いは無かった。
「どうして? 抱き合う事さえ、手と手を触れる事さえできないのに、何でそこまで構ってくれるの?」
「あなたのコトが大切だから」
「!」
尾坦子に対して、主人公が言い放った言葉は胸に深く突き刺さった。主人公は続ける。
「それに、こうすると……」
あの日つくった手袋を、主人公は手にはめていた。
「ほら、手をつなぐことができる」
二人の手と手は一切れの布越しではあるが、確かに触れ合った。
「! …………」
尾坦子の目に、涙が溢れた。しょうがないなと言わんばかりに、主人公は少し溜め息をついてから言う。
「さあ、行こう」
二人は歩き出した。
「ツトム君、手袋だって、いつか……溶けちゃうんじゃ?」
泣くのを必死でこらえながら尾坦子は言う。主人公は答える。
「なら、その時まで」
――暫く歩くと、人の声がしてきた。
「尾坦子さん!」
「うん」
避難所があるという期待を持って二人はもう少しだけ歩いた。そこは武器庫だった。二人が辿り着いた時、そこには十数名の研究員やオペレーターが居た。
「! なぜここにゾムビーが居るんだ!?」
尾坦子を見るや否や、研究員の一人が言う。
「何!?」
「何だって?」
その声に反応して、数名がざわつき始めた。
「…………」
尾坦子は下を向く。主人公は尾坦子をかばうように前へ出て言った。
「この人は、ゾムビーの調査の為、実験に参加している人です。僕達には危害を加えることは無いし、むしろ協力してくれている人です」
口調は少しムッとした様子だった。事情を知らないオペレーターや研究員達は言う。
「しかし、どうせ生体実験を行われるようなモルモットだろ」
「そうだ! そんな奴を保護して何になる!?」
「! ……ひどい。何てことを……」
彼らの心無い言葉に憤りを隠せない様子の主人公。
「いいの」
「!」
尾坦子が口を開いた。
「普通、そう言うわ。……あなた方に危害を加えませんし、迷惑もかけません。ここで避難させて下さい」
頭を下げる尾坦子。
「そんな……尾坦子さん」
主人公は胸が痛かった。
「そこまで言うなら……」
「フン……仕方ないな。ここでじっとしていろよ」
オペレーターや研究員は申し出を承諾したようだが、決まりが悪い様子だった。
「良かった。居ていいみたい」
主人公の方を向き、ペロりと舌を出した様子の尾坦子だったが、主人公の胸中は穏やかではなかった。
(こんな……当たり前のことなのに……尾坦子さんがゾムビー化したってだけのことで……クソ! あの日あんなことさえなければ)
「おい……あれを見ろ!」
誰かが何かを指差し、叫び声を上げる。一同、指差した方向を見る。
「ジュウウウウ」
溶け出す扉、そして……
「ゾ……」
「ゾムバァ」
「ゾム……」
扉を溶かして現れたのは、三体のゾムビーだった。
主人公が狩人ラボに到着した。
(正面入り口のゾムビー、ものすごい数だった。迂回して東側入り口から入ったけど、判断、間違ってなかったよね。スマシさんに連絡しても通じなかった……)
「そうだ、尾坦子さん!」
主人公は尾坦子の居る部屋へ急ぐ。
――正面入り口前、隊員達が迫り来るゾムビー達に対して銃器で応戦している。
「タタタタタタタタ!!」
「ゾムッ!(あぁ!!)」
「ゾバッ!(ぐあっ!)」
銃器の前に倒れるゾムビー。しかし――
「……ゾム」
「ゾ……」
後から、次から次へとぞろぞろ現れるゾムビー達。
「くそっ! キリが無いぜ」
隊員の内の一人が溢す。
「文句を言うな。次だ」
「はいよ」
「タタタタタタタタ!」
「ドムゥン」
「!!」
一体のゾムビーが、銃弾を吸収するように被弾した。
「ゾ?」
そのゾムビーは何事も無かったように佇んでいた。
「あれは……石の……」
「ツカツカツカ!!」
「遅くなったな! 状況は!?」
爆破が正面入り口前に到着した。
「隊長! 応戦を続けていたところ! 石の、らしきゾムビーが」
「何? 分かった」
「スチャ」
隊員の言葉を聞き、何か取り出す爆破。例の紫色の宝石だった。
「カッ」
先程銃弾を吸収したゾムビーの胴体部分が光った。
「成程、間違いないな。石のゾムビーは私が……」
「抜刀、一閃」
「ズバッ」
一瞬の出来事だった。爆破が口を開き、次の言葉を言おうとした瞬間、光り輝く剣が、石のゾムビーを一刀両断した。
「ゾゾオ、ゾゾオ!」
「スッ……ピン!」
真っ二つになったゾムビーの体から、剣先は石を弾いて、石は宙に舞った。
「パシッ」
左手は宝石をキャッチする。
「よお、遅くなったな」
抜刀セツナ、見参。
「途中にぞろぞろとまあバケモンが居やがったから、相手してたら時間食っちまってよぉ」
ボリボリと頭を掻きながら言う抜刀。
「で、どうすりゃいいよ? 隊長?」
その時、狩人隊員が突如、正面入り口に辿り着き、言う。
「爆破隊長! 東側からも、正面よりは少ないのですがゾムビーの大群が現れています!」
「隊長!」
「…………」
考え込む爆破。遂には口を開く。
「セツナ……行けるか?」
輝く刀を肩に担ぐ抜刀。
「ハッ、とーぜん!」
東側のラボ入口へと足を速める爆破。
「隊長! 石のゾムビーでも、抜刀セツナ隊員なら対処できますね! 流石の判断です」
「…………」
「隊長?」
隊員が話し掛けても、爆破は暫く口を開かなかった。
「もし……」
「?」
「もし……あのペースでゾムビーが現れ続けて、石のゾムビーまで数を増やすと」
「ええ」
「セツナの体力では、確実にもたない」
「!?」
一方で主人公は、尾坦子の居る研究室前に辿り着いていた。扉が開き、慌しく研究員が部屋から出て来た。
「ウィ――ン」
「あ! 君。避難場所はここではないよ! 僕らみたいなのは早く邪魔にならない様に避難していないと……部屋の中はほぼ、避難が完了しているよ。あのゾムビー以外はね」
表情を曇らせて、研究員を睨み付ける主人公。
「ま、まぁそういう事だから!」
足早にその場を去る研究員。主人公は研究室に入る。部屋の奥のガラス張りの部屋には尾坦子が不安そうに佇んでいた。
「尾坦子さん……」
「タッタッタッ」
速足で尾坦子に近付く主人公。
「尾坦子さん!」
「あ……ツトム君……」
不安の表情を隠せない尾坦子。
「早く! ここから出よう!」
「ウィ――ン」
「!!」
研究室の扉が開いた。そこに立っていたのは、銃器を持った一体のゾムビーだった。
「タタタタタタタタ!!」
主人公達を見るや否や、ゾムビーは発砲してきた。銃弾は主人公達の足元から上に向かって着弾していった。
「パリィン!」
主人公の後ろの、ガラス張りが着弾して、一部が割れた。
「タタタ!」
「パチュン!!」
「きゃっ!!」
一発の銃弾がガラス張りを打ち抜き、尾坦子の肩付近へ当たる。
「くそぉ! リジェクト!!」
「ドガァアア!」
主人公の放った衝撃波は銃器に命中、ゾムビーの腕ごと粉砕し吹き飛ばした。
「はっ!!」
更に衝撃波を喰らわす。
「ゾゾォ!!」
「ドシャアアア」
ゾムビーは粉々になった。
「尾坦子さん!」
振り返る主人公。
「ケガは? ……!」
尾坦子の肩付近が欠けているのが見えた。
「はは、ちょっとケガしちゃった。見て。血も出ないのよ? ホントに私って化け物になっちゃったのね」
「…………」
尾坦子に対し、かける言葉が見つからない主人公。無理やりにでも口を開く。
「……そんなこと! ないよ。尾坦子さんは人間だから……それより、ここから移動しないと! ちょっと下がってて」
「?」
主人公に促されてガラス張りから離れる尾坦子。
「はっ!!」
「パリィイイン!!」
主人公はそこにリジェクトを放つ。
「パラ……パラ……」
ガラスの破片が周囲に舞い落ちる。
「さっ! 早く」
主人公はガラス張りの檻から尾坦子を助け出すべく、手を差し伸べる。対して尾坦子は取り乱したように言う。
「……どうして? 私は化け物で、実験台にしか役に立てないのよ。それなのに……」
「そんなことない。さあ」
主人公に迷いは無かった。
「どうして? 抱き合う事さえ、手と手を触れる事さえできないのに、何でそこまで構ってくれるの?」
「あなたのコトが大切だから」
「!」
尾坦子に対して、主人公が言い放った言葉は胸に深く突き刺さった。主人公は続ける。
「それに、こうすると……」
あの日つくった手袋を、主人公は手にはめていた。
「ほら、手をつなぐことができる」
二人の手と手は一切れの布越しではあるが、確かに触れ合った。
「! …………」
尾坦子の目に、涙が溢れた。しょうがないなと言わんばかりに、主人公は少し溜め息をついてから言う。
「さあ、行こう」
二人は歩き出した。
「ツトム君、手袋だって、いつか……溶けちゃうんじゃ?」
泣くのを必死でこらえながら尾坦子は言う。主人公は答える。
「なら、その時まで」
――暫く歩くと、人の声がしてきた。
「尾坦子さん!」
「うん」
避難所があるという期待を持って二人はもう少しだけ歩いた。そこは武器庫だった。二人が辿り着いた時、そこには十数名の研究員やオペレーターが居た。
「! なぜここにゾムビーが居るんだ!?」
尾坦子を見るや否や、研究員の一人が言う。
「何!?」
「何だって?」
その声に反応して、数名がざわつき始めた。
「…………」
尾坦子は下を向く。主人公は尾坦子をかばうように前へ出て言った。
「この人は、ゾムビーの調査の為、実験に参加している人です。僕達には危害を加えることは無いし、むしろ協力してくれている人です」
口調は少しムッとした様子だった。事情を知らないオペレーターや研究員達は言う。
「しかし、どうせ生体実験を行われるようなモルモットだろ」
「そうだ! そんな奴を保護して何になる!?」
「! ……ひどい。何てことを……」
彼らの心無い言葉に憤りを隠せない様子の主人公。
「いいの」
「!」
尾坦子が口を開いた。
「普通、そう言うわ。……あなた方に危害を加えませんし、迷惑もかけません。ここで避難させて下さい」
頭を下げる尾坦子。
「そんな……尾坦子さん」
主人公は胸が痛かった。
「そこまで言うなら……」
「フン……仕方ないな。ここでじっとしていろよ」
オペレーターや研究員は申し出を承諾したようだが、決まりが悪い様子だった。
「良かった。居ていいみたい」
主人公の方を向き、ペロりと舌を出した様子の尾坦子だったが、主人公の胸中は穏やかではなかった。
(こんな……当たり前のことなのに……尾坦子さんがゾムビー化したってだけのことで……クソ! あの日あんなことさえなければ)
「おい……あれを見ろ!」
誰かが何かを指差し、叫び声を上げる。一同、指差した方向を見る。
「ジュウウウウ」
溶け出す扉、そして……
「ゾ……」
「ゾムバァ」
「ゾム……」
扉を溶かして現れたのは、三体のゾムビーだった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
鋼月の軌跡
チョコレ
SF
月が目覚め、地球が揺れる─廃機で挑む熱狂のロボットバトル!
未知の鉱物ルナリウムがもたらした月面開発とムーンギアバトル。廃棄された機体を修復した少年が、謎の少女ルナと出会い、世界を揺るがす戦いへと挑む近未来SFロボットアクション!
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる