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第二話 夢って何でこんなにステキなんだろう
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また夢を見た。
それは何かのイベントの夢。学校で高田健志さんの講演会かトークショーが行われると、いうモノだった。高田健志さんがスピーチをしているのに暴れ回る厨房達。俺も追い回されていた為に、走り回っていた。壁にしっかりとつけられていない、木の階段を駆け上がる俺。木の階段が倒れ、俺を追い回していた厨房がその階段に手を挟んでケガをした。手は腫れ上がっていた。
「お前の所為だ、クソ野郎!!」
「階段と壁との間に隙間があって、それで倒れたんだ」
「黙れ、お前の所為だ!!」
「大丈夫か!?」
言い合っていたら、すぐに高田健志さんは駆け付け、心配した様子を見せる。悪い空気が漂う。利き手を挟んだと、厨房は言っていた。不意に、俺はハッとする。
(隙間があったからと言って、完全にその所為じゃない……良くない癖で、何かの所為にして逃げている自分が居る……)
俺はひとまず厨房に謝るコトにした。
「悪かった。勉強はどうするの?」
「分からん。多分何とかなるだろうけど」
俺が謝ると厨房は案外すぐに機嫌を直してくれた。
俺は、この事件をキッカケに、『階段は壁にしっかりと着けましょう』というポスターを作ろうと発案した。
「ええなぁ!? それ、ええなぁ!?」
高田健志さんも賛同してくれて、3,4人で教室に移動した。
――、
教室で、画用紙を準備していると、加藤純一登場!
「何やってんのお前?」
「加藤……」
絶縁中の二人が、俺の夢の中で再会した瞬間だった。
ケガした厨房は、そいつの兄とケンカし始めた。高田健志さんはコトの経緯を説明した。俺の肩を組んで、明るく言ってくれた。
「コイツ参謀! ナイスアイデアや」
「いいじゃん。てかお前、絵ぇヘタクソだなーww」
加藤純一さんは、高田健志さん作のポスターの出来栄えに嘲笑していた。描かれてあったのはドラえもんの絵。耳無しの黄ドラ。ドザ衛門を描き上げるコトもあった。ドラミやミニドラも描いてある、何枚も描いていく。心なしか、加藤純一さんと高田健志さんの(絶縁中の)仲が元に戻っている様に見え、ほっこりしていた。
ポスターが完成するかどうかのところで夢は覚めた。
いつか二人が、何時もの様にマリオをプレイする日が来るを願って、この物語を閉じようと思う。
それは何かのイベントの夢。学校で高田健志さんの講演会かトークショーが行われると、いうモノだった。高田健志さんがスピーチをしているのに暴れ回る厨房達。俺も追い回されていた為に、走り回っていた。壁にしっかりとつけられていない、木の階段を駆け上がる俺。木の階段が倒れ、俺を追い回していた厨房がその階段に手を挟んでケガをした。手は腫れ上がっていた。
「お前の所為だ、クソ野郎!!」
「階段と壁との間に隙間があって、それで倒れたんだ」
「黙れ、お前の所為だ!!」
「大丈夫か!?」
言い合っていたら、すぐに高田健志さんは駆け付け、心配した様子を見せる。悪い空気が漂う。利き手を挟んだと、厨房は言っていた。不意に、俺はハッとする。
(隙間があったからと言って、完全にその所為じゃない……良くない癖で、何かの所為にして逃げている自分が居る……)
俺はひとまず厨房に謝るコトにした。
「悪かった。勉強はどうするの?」
「分からん。多分何とかなるだろうけど」
俺が謝ると厨房は案外すぐに機嫌を直してくれた。
俺は、この事件をキッカケに、『階段は壁にしっかりと着けましょう』というポスターを作ろうと発案した。
「ええなぁ!? それ、ええなぁ!?」
高田健志さんも賛同してくれて、3,4人で教室に移動した。
――、
教室で、画用紙を準備していると、加藤純一登場!
「何やってんのお前?」
「加藤……」
絶縁中の二人が、俺の夢の中で再会した瞬間だった。
ケガした厨房は、そいつの兄とケンカし始めた。高田健志さんはコトの経緯を説明した。俺の肩を組んで、明るく言ってくれた。
「コイツ参謀! ナイスアイデアや」
「いいじゃん。てかお前、絵ぇヘタクソだなーww」
加藤純一さんは、高田健志さん作のポスターの出来栄えに嘲笑していた。描かれてあったのはドラえもんの絵。耳無しの黄ドラ。ドザ衛門を描き上げるコトもあった。ドラミやミニドラも描いてある、何枚も描いていく。心なしか、加藤純一さんと高田健志さんの(絶縁中の)仲が元に戻っている様に見え、ほっこりしていた。
ポスターが完成するかどうかのところで夢は覚めた。
いつか二人が、何時もの様にマリオをプレイする日が来るを願って、この物語を閉じようと思う。
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