α嫌いのΩ、運命の番に出会う。

むむむめ

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目が合う。

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ふと、目が合った。

自信が満ち溢れている立ち姿と、いるだけで周囲を圧倒する威圧感。

一瞬で分かった、αだと。

いつもなら嫌悪しか感じないのに、不思議と胸が騒めいた。

その騒めきに恐怖した俺は、その視線から逃げた。

 ✳︎ ✳︎ ✳︎

ふと、目が合った。

なぜか彼に惹かれた。

直感的にΩだと感じ、学年を確認する。

今年の新入生に配られる赤いバッヂがついていた。

彼の華奢な体と美麗な容姿に、目が離せず、しばらく見つめ合った後、逃げられてしまった。

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