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”アイドル篇”
【撮影初日】
しおりを挟む翌日ーーーー
「『ネコ・らぼ』の皆さんが入られました~!」
撮影クルーの拍手に迎えられて、三人はキリッとした表情で登場した。
「いや~今流行のアイドルにアクション映画なんてって思ってたけど・・・・・・イイ感じの雰囲気あるじゃ~ん!!」
アクション映画を撮って三〇年の監督が褒めた。
「「「ありがとうございます!!」」」
「いい返事!! グーッ!!」
監督が親指を立ててニッコリと笑った。
「じゃあ、早速・・・・・・」
「あの、監督・・・・・・」
ディレクターが、やる気満々の監督に耳打ちをした。
「実は、アクションの協力をしていただいた芥川師範から、推薦の強面三銃士が来てまして・・・・・・」
「はい? 強面三銃士?」
バーン!!
「オス!! イブキです!!」
「オス!! 神風ッス!!」
「オス!! 北斗と言います!!」
三人揃って・・・・・・
「「「強面三銃士デースッッ!!」」」
「・・・・・・ぷっ! アッハッハ!! 面白いね~君たち!!」
「あざます!!」
「いいねぇ・・・・・・迫力バツグン・・・・・・流石にセリフありの役所はあげられないけど、学校にカチコミかけてくるライバル校の先頭・・・・・・やってみる?」
「「「アリガトございます!!!!」」」
「よぉ~し!! なんか面白くなってきたぁ!! いい映画つくっから!! お前ら覚悟しとけよぉ!!」
「「「「「はいっ!」」」」」」
物語が、始まろうとしていた。
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