死が二人を分かつまで

KAI

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”アイドル篇”

【ケンカ三銃士】

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「とりゃぁ!!」


「フンッ!!」


「ていっ!!」



 気合い十分・・・・・・道場は熱気でムンムンだ。



 今日でラスト。



 明日からは本格的に撮影が始まる。



 教えてやれるのも、今日が最後。



「・・・・・・」


「先生」



 新樹が軽く汗を流しながら、近づいてきた。



「今日が最後ッスよ。何か・・・・・・こう、締めくくり的なことやっておかなくていいんですか?」


「私がそんなタイプに見えます?」


「まあ・・・・・・見えないですけど」


「大丈夫・・・・・・思案はこの中に」



 ちょんちょんと、頭を小突く。



 とーーーー



 ガララッッ!!



 道場の引き戸が勢いよく開くと、三人の怪しい風体の男が入ってきた。



「ここかぁ?」


「ウン。ココ」


「ひゅ~」



 緊張感が拡がるが、笑顔の芥川が紹介する。



「皆様、スペシャルゲストです!」



 ゲスト?



 どう見ても、招かれざる客だが・・・・・・



「御紹介しましょう・・・・・・ケンカ三銃士!!」


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