死が二人を分かつまで

KAI

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”日常その肆”

【ザキヤマへのお願い】

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 一方、道場の片隅にてーーーー



「じょ、冗談じゃない!! そんなことあの会長が許すと思うのか!?」


「頼めるのは武山さんからの信頼も厚い、山崎さんだけです」


「しかし・・・・・・そんなヤツらを・・・・・・」


「お願いします・・・・・・今日の敗北の代償と思って・・・・・・」


「・・・・・・仕方ないな・・・・・・分かった。分かったから、思い詰めるなよ? あくまでもデモンストレーションなんだからな」


「・・・・・・ふっ・・・・・・私は今日死んだんですよ? 死んだ者に、同情はいらない」


「・・・・・・よく寝ろ。そして稽古を続けるんだ・・・・・・佐々木も俺も、今日の戦いは他言しない」


「恥をばら撒かないでくださり、ありがとうございます」


「・・・・・・じゃあな・・・・・・六!! 帰るぞ!!」


「はい!!」



 山崎が肩を貸して、佐々木はびっこを引きながら道場を出ていこうとしていた。



 だが、無理矢理体を捻って・・・・・・



「今日は勉強になりました!! また、続きをしたいですね!!」


「・・・・・・ええ」



 血だらけの芥川が見送った・・・・・・



 ・・・・・・



 ・・・・・・



 ・・・・・・



 道場に拡がるなんとも言えない空気感・・・・・・



 芥川は動けないでいる。



 流血の処置もできずに、近づけない新樹とセツナ。



「・・・・・・ハハハ・・・・・・負けちゃいましたよ」

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感想 3

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