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”VS最強編”
【第二ラウンド】
しおりを挟む「・・・・・・クックック」
ミシミシ・・・・・・
芥川の足に異変が起こった。
指で・・・・・・床を噛んでいる。
「そ、足噛・・・・・・」
そしてーーーー
ググッ・・・・・・
グググッ・・・・・・
煙のように、ゆらりと立ち上がった。
異様だ・・・・・・手も膝も使わずに、足の裏だけで起き上がる・・・・・・
強靭な足腰と腹筋ゆえに、できる芸当だ。
顔からはボタボタと血が滴り落ちている。
アゴが、完全に壊されている。
血の滴りに混じって、白い物が見える。
歯だ。
ポロリ・・・・・・ポロリ・・・・・・
地面が赤く染まっていく。
「ククク・・・・・・いやはや、本当に愉しい・・・・・・」
芥川が顔を上げると、オーナーたちはギョッとした。
目玉が・・・・・・クシャクシャに壊れて飛び出ている!?
「作り物でしてね・・・・・・」
チュピ・・・・・・
コロン・・・・・・
捨てた。
ひとつしかない目で、ブラインを見据える。
「強烈な一撃でした・・・・・・人によっては、即死物ですね」
「・・・・・・マダ、闘エルナ?」
「無論♪」
ニコッと笑う顔も、やはり血まみれ。
だが・・・・・・
ベリベリ・・・・・・ッッ!!
なんとブラインはグローブを外し始めた。
「ジャック!?」
「ここからは・・・・・・グローブは邪魔物でしかない!」
グローブをとり、素手になった彼は指をコキコキと鳴らす。
「準備万端・・・・・・ってとこですか?」
「YES・・・・・・次ハ、アナタカラダ・・・・・・Come on!!」
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