私、ミニマリスト

翠川 水月(D@cut)

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予想の斜め上

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一時間切った…一時間 切った…
どうしようどうしよう…
取り敢えずテレビ見ながら蜜柑を口にする
半目状態で一切れずつ食べまた一切れ刻一刻と時は過ぎてゆく幾度と無く番組は変わってゆく、その時だった
プルルルッ…プルルルッ…
「あ、非通知だ…はい」
「亙素です、お時間となりました。」
「は、はい…」
困惑するも会話は続いて行く…すると目をも疑う光景へと展開が変わった
「では時間となりましたので、開始致します。」
聞き間違いか?と思い聞き直す
「え、開始?ですか?え?」
まだ寝間着なんですけど、え、それより何が起こるの?

「はい…?入庁時間なので開始致しますが」
いや致しますがとか言われても何も知らない…え、ちょっと…
「は、え、」
目の前が暗くなったと思えば一気に白くなって行く眩しいくらいにそして部屋全体が白へと染まった
再び目を開けた瞬く間 そこへ広がっていたのは学園?いや会社っぽい…?
地面に咲き誇る緑の先には大きなビルが何棟も並んでいた
「服も…制…服…?」
何と、服も変わっていたのだ、取り敢えず指定された棟へ行かないと…
「えっと、念府だっけ?念…念…」
よく見てみると、英語でNENfと書いてある
どうやら表記は英語らしい。それに各クラスも庁はt、省はs、府はf、部はbと書いてある

「ここか…SHUKEIb…着いた…」
KAGAKUsNENf-SHUKEIbと彫られた看板が立ててある、すると背後から声がした
「貴方様が新入庁員でございますか?」
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