ナルキッソスの淵

 純は幼馴染への恋心をひた隠しにしてきた。なぜなら、相手は自分と同じ性を持って生まれてきた普通の男子生徒だったからだ。幼い頃から周囲になじめず逃げる癖のついていた純は、旅行先でも同じようにしてしまい、後悔にかられた。

 消えてしまいたいと願った純を、湖の主は優しく受け入れ……。
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