6 / 8
オマケ
2
しおりを挟む
「こうするんだよ。まずは言うだけの動きをしろっつの」
「えっ、あっ!」
ジェイバルはサーレムの右腕を取ると、その掌を開いてサーレム自身のペニスを握らせた。そしてその上からサーレムの右手ごと上下にめちゃくちゃに動かした。
「ジェイバルっ! あっ、はあっ……!」
サーレムの若い雄はそんな刺激でもすぐに熱を持ち、だんだんと硬さを増していく。先走りの透明な雫が垂れてきて、くちゅくちゅと音を立てた。
「な、んで、こんな……っ!」
「挑発するってのは、こういうことだ。わかるか?」
「んんっ! あ、ふぁ……!」
サーレムはジェイバルの手をどかそうとするが、筋張った、太く筋肉質な腕はビクリともしない。サーレムは青白い肌に朱を上らせて羞恥ともどかしさに震えながらジェイバルを見上げた。
「は…ぅあ……ジェイバル……もう、これくらいで良いだろう……? ぼ、僕は、ちゃんと脱いだ……ぞ……!」
「何言ってんだ、まだ全然だろうが。ったく、誰が本能と身体が直結した単純馬鹿だぁ? 自分はちょっと触られたくらいでこんなになってるクセに」
「うる…さいっ!」
「腰が動いてるぞ? そら、離してやるからそのまま自分で手を動かせよ」
「くそっ……!」
サーレムは荒い息の下で悪態をついた。ジェイバルはそう言うが、サーレムがすでに自分から手を動かして快楽を貪っているのは明らかだった。
(なんで、僕がこんなことを……!)
サーレムは喘ぎ声を押し殺しながら、何度も手を往復させて快感を高めていく。日も高いうちからこんなことを、しかもいつも寛いでいるお気に入りのソファの上で、全裸で。
(マトモじゃない、こんなこと……。やめたい、のに……)
ジェイバルの厳しい目が、剣術の鍛錬のときと同じくサーレムを見張っていた。
普段であれば軽口も悪口も、まったくもって相手にしないあの男を怒らせてしまったのだから仕方がない。なぜ今回だけ許されなかったのかはわからないが、従わなければさらにひどい仕置きが待っているだろう。つい先日のことを思い出し、サーレムは恐ろしさに震えた。
押さえつけられ、無理やり犯された。痛みに泣き叫んでも誰にも助けてもらえない経験など、王子であり、しかも病弱さ故に誰からも甘やかされてきたサーレムにとっては初めての経験だった。
できればもう二度とあんな目には遭いたくない。だが、だからと言って素直に謝るなんて絶対に御免だった。
「もう……いいだろう、ジェイバル……! 僕がここまでしているんだぞ……!」
サーレムは涙目でジェイバルを睨みつけた。そろそろ限界が近い。この男の前でこれ以上の醜態を晒すのは嫌だった。しかし、ジェイバルはそれをにべもなく却下した。
「駄目だな」
「そんなっ……」
「ほら、そのまま出してみろよ。出るときは出るって言えよ」
「い、やだ……、汚れる、だろうが……」
「うるせぇ。手で受け止めろ」
「うぐぅ……! ジェイ、バル……ッ!」
サーレムの呼吸がどんどん荒くなっていく。
「んっ、で、出ちゃう……!」
いつもの憎たらしさに似合わぬ可愛らしい口調で叫ぶと、サーレムは呆気なく白濁液を吐き出した。だらしなく口を開きっばなしにしながら、サーレムは肩で息をしている。弛緩した足の間でくったりしたペニスがピクピクしていた。
「……合格」
そう言うと、ジェイバルは大きく広げられた王子の脚の付け根に口付ける。
「んっ!」
サーレムはキスにビクッと反応した。ジェイバルはおもむろにベルトを外してパンツの前を寛げると、高々と隆起した自分のモノを王子の前に曝け出す。
「さってと。お前の挑発のせいで俺もこんなになっちまったわけだし……責任取ってもらうぜ」
凶悪でグロテスクなギンギンに勃起したペニスが、カスをこれでもかと睨みつけている。サーレムはサッと顔を青ざめさせた。
「えっ、あっ!」
ジェイバルはサーレムの右腕を取ると、その掌を開いてサーレム自身のペニスを握らせた。そしてその上からサーレムの右手ごと上下にめちゃくちゃに動かした。
「ジェイバルっ! あっ、はあっ……!」
サーレムの若い雄はそんな刺激でもすぐに熱を持ち、だんだんと硬さを増していく。先走りの透明な雫が垂れてきて、くちゅくちゅと音を立てた。
「な、んで、こんな……っ!」
「挑発するってのは、こういうことだ。わかるか?」
「んんっ! あ、ふぁ……!」
サーレムはジェイバルの手をどかそうとするが、筋張った、太く筋肉質な腕はビクリともしない。サーレムは青白い肌に朱を上らせて羞恥ともどかしさに震えながらジェイバルを見上げた。
「は…ぅあ……ジェイバル……もう、これくらいで良いだろう……? ぼ、僕は、ちゃんと脱いだ……ぞ……!」
「何言ってんだ、まだ全然だろうが。ったく、誰が本能と身体が直結した単純馬鹿だぁ? 自分はちょっと触られたくらいでこんなになってるクセに」
「うる…さいっ!」
「腰が動いてるぞ? そら、離してやるからそのまま自分で手を動かせよ」
「くそっ……!」
サーレムは荒い息の下で悪態をついた。ジェイバルはそう言うが、サーレムがすでに自分から手を動かして快楽を貪っているのは明らかだった。
(なんで、僕がこんなことを……!)
サーレムは喘ぎ声を押し殺しながら、何度も手を往復させて快感を高めていく。日も高いうちからこんなことを、しかもいつも寛いでいるお気に入りのソファの上で、全裸で。
(マトモじゃない、こんなこと……。やめたい、のに……)
ジェイバルの厳しい目が、剣術の鍛錬のときと同じくサーレムを見張っていた。
普段であれば軽口も悪口も、まったくもって相手にしないあの男を怒らせてしまったのだから仕方がない。なぜ今回だけ許されなかったのかはわからないが、従わなければさらにひどい仕置きが待っているだろう。つい先日のことを思い出し、サーレムは恐ろしさに震えた。
押さえつけられ、無理やり犯された。痛みに泣き叫んでも誰にも助けてもらえない経験など、王子であり、しかも病弱さ故に誰からも甘やかされてきたサーレムにとっては初めての経験だった。
できればもう二度とあんな目には遭いたくない。だが、だからと言って素直に謝るなんて絶対に御免だった。
「もう……いいだろう、ジェイバル……! 僕がここまでしているんだぞ……!」
サーレムは涙目でジェイバルを睨みつけた。そろそろ限界が近い。この男の前でこれ以上の醜態を晒すのは嫌だった。しかし、ジェイバルはそれをにべもなく却下した。
「駄目だな」
「そんなっ……」
「ほら、そのまま出してみろよ。出るときは出るって言えよ」
「い、やだ……、汚れる、だろうが……」
「うるせぇ。手で受け止めろ」
「うぐぅ……! ジェイ、バル……ッ!」
サーレムの呼吸がどんどん荒くなっていく。
「んっ、で、出ちゃう……!」
いつもの憎たらしさに似合わぬ可愛らしい口調で叫ぶと、サーレムは呆気なく白濁液を吐き出した。だらしなく口を開きっばなしにしながら、サーレムは肩で息をしている。弛緩した足の間でくったりしたペニスがピクピクしていた。
「……合格」
そう言うと、ジェイバルは大きく広げられた王子の脚の付け根に口付ける。
「んっ!」
サーレムはキスにビクッと反応した。ジェイバルはおもむろにベルトを外してパンツの前を寛げると、高々と隆起した自分のモノを王子の前に曝け出す。
「さってと。お前の挑発のせいで俺もこんなになっちまったわけだし……責任取ってもらうぜ」
凶悪でグロテスクなギンギンに勃起したペニスが、カスをこれでもかと睨みつけている。サーレムはサッと顔を青ざめさせた。
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる