73 / 225
第5章「ニャッカ王国珍道中」
森の中で
しおりを挟む
**
誰かがいる。
目が慣れてくると、暗闇にいるその人の姿がはっきり見えた。
「ジュリスさん?」
少女が呼び掛けると、男は振り返った。
「あの、無事だったんですね!」
間違いない。ルンサームで、初めてジュリスを見た時に印象に残った、彼のやや彫りの深い顔と、癖毛は相変わらずだ。
ただ衣服には、ゲザキルンのくちばしで貫かれた跡が残っていなかった。
「未知」
彼の顔には、未知と旅をしていた時に見せた朗らかな笑みがなかった。
「どうして君は逃げなかったんだ」
「え?」
未知はジュリスの問いに面を食らう。
「俺は君が逃げれるように時間稼ぎをした。君はいつでも逃げれたはずだ」
しかし、彼が何を言わんとしているのか、咄嗟に理解した。
「あの少女は俺を狙っていると言っていたが、真の狙いは君だ。君が遠くに逃げれば、俺はこんな目に遭わなかった」
そう言うと、彼の胸のあたりに血が滲みだした。未知は思わず目を瞑った。ジュリスが死んだのは事実だった。
(でも、岩影で待っていてって……)
「俺の言葉に従って、岩影で待っていたって言いたいのか?」
あの時逃げていれば、ジュリスさんは死ななかった。ジュリスさんは、私のせいで死んだ。
「そうやって人が言ったことを引き合いに出して、君は人のせいにする」
ジュリスはこちらに向かって歩いてくる。目の前にいるのは、彼の怨霊に違いない。
「そうやって、また人に迷惑をかける。いつも一人でいたがるくせに、困ったときには人にすがりつく」
ジュリスの言葉が胸に深く突き刺さる。なぜなら、それらの言葉は彼女に心当たりがあるからだ。ジュリスは、ずっとそう思いながら、自分に接してきたのだろうか。
「認めなよ」
口の両端を上げて嫌らしく笑うと、突然彼の姿が揺らいで、別の者が現れた。
「お前は、一人でいたいことを」
目の前に現れたのは、未知を崖下に突き落とした張本人、自分と同じ顔をしているイルだ。
「お前は一人になるために、あの旅人を殺した」
「違う。どうしてあなたがいるの……」
変身できる人が存在するなんて信じられない。これは、夢に違いない。イルは夢の中においても、自分を苦しめるのだろうか。
「やめて、来ないでっ!」
私のせいで、ジュリスさんは死んだ。私はジュリスさんを殺したんだ――そう認めるのが怖い。あの時のように、未知は迫り来るイルから逃れようと後退り、見えない崖にさしかかった。体が仰け反り、抵抗する間もなく、深い闇が迫る。
両手がピクリと痙攣するや否や、周囲が明るくなった。
「おはよう!」
まるでびっくり箱を開いたように、いきなり目の前にひょうきんな顔が登場した。
「おら、センテバ」
未知は無意識のうちに後退っていた。自分が何かの縁にいることに気づかず、派手に床に転落した。
「いたた……」
と、尻餅を突いて初めて、自分がベッドに寝そべっていたことを知った。
「ごめん。驚かせて、ごめん」
若草色の円らな瞳が心配そうに少女を覗いている。未知は怖くなって目を逸らし、少年の容姿をくまなく観察しようとする。
少年は金髪で、ワックスで固めているのか随分逆立っている。彼が身に付けているヘアバンドからサンダルまで、本で見たインディアンの出立ちを彷彿させる。
年の頃は、未知より二、三歳年下といったところだ。まだまだ幼さが残る顔つきは、中学校に入りたての一年生に例えた方が分かりやすいかもしれない。
「良かった~。君、三日も寝ていたから、起きないんじゃないかって心配したんだよ。スミロフじいさんから聖水をもらって飲ませたら目が覚めて、あぁ良かった」
「み、三日?」
未知は目を白黒させる。
三日と言われたのは、二回目だ。この世界に来てから、どうして自分が長時間眠れるようになってしまったのか、不思議でならない。徹夜後に半日寝ていたなら分かるけれど、三日なんて想像できない。
「そういえば、まだ君の名前を聞いてなかった」
「私は……月城未知」
「つ……えぇっと、みちっていうんだね」
どうやらちゃんと聞き取れなかったらしい。センテバは辛うじて聞き取れた「未知」を強調した。
「あ、おらはセンテバ」
「センテバ君……?」
「センテバ君なんて恥ずかしいよ。センテバで良いよ!」
少年はもじもじしながら、襟首に付いている羽飾りをもてあそぶ。
「そうだ! みち、今ご飯作ってくるから、ちょっと待ってて」
少年はいそいそとスキップをしながら、部屋を後にした。
誰かがいる。
目が慣れてくると、暗闇にいるその人の姿がはっきり見えた。
「ジュリスさん?」
少女が呼び掛けると、男は振り返った。
「あの、無事だったんですね!」
間違いない。ルンサームで、初めてジュリスを見た時に印象に残った、彼のやや彫りの深い顔と、癖毛は相変わらずだ。
ただ衣服には、ゲザキルンのくちばしで貫かれた跡が残っていなかった。
「未知」
彼の顔には、未知と旅をしていた時に見せた朗らかな笑みがなかった。
「どうして君は逃げなかったんだ」
「え?」
未知はジュリスの問いに面を食らう。
「俺は君が逃げれるように時間稼ぎをした。君はいつでも逃げれたはずだ」
しかし、彼が何を言わんとしているのか、咄嗟に理解した。
「あの少女は俺を狙っていると言っていたが、真の狙いは君だ。君が遠くに逃げれば、俺はこんな目に遭わなかった」
そう言うと、彼の胸のあたりに血が滲みだした。未知は思わず目を瞑った。ジュリスが死んだのは事実だった。
(でも、岩影で待っていてって……)
「俺の言葉に従って、岩影で待っていたって言いたいのか?」
あの時逃げていれば、ジュリスさんは死ななかった。ジュリスさんは、私のせいで死んだ。
「そうやって人が言ったことを引き合いに出して、君は人のせいにする」
ジュリスはこちらに向かって歩いてくる。目の前にいるのは、彼の怨霊に違いない。
「そうやって、また人に迷惑をかける。いつも一人でいたがるくせに、困ったときには人にすがりつく」
ジュリスの言葉が胸に深く突き刺さる。なぜなら、それらの言葉は彼女に心当たりがあるからだ。ジュリスは、ずっとそう思いながら、自分に接してきたのだろうか。
「認めなよ」
口の両端を上げて嫌らしく笑うと、突然彼の姿が揺らいで、別の者が現れた。
「お前は、一人でいたいことを」
目の前に現れたのは、未知を崖下に突き落とした張本人、自分と同じ顔をしているイルだ。
「お前は一人になるために、あの旅人を殺した」
「違う。どうしてあなたがいるの……」
変身できる人が存在するなんて信じられない。これは、夢に違いない。イルは夢の中においても、自分を苦しめるのだろうか。
「やめて、来ないでっ!」
私のせいで、ジュリスさんは死んだ。私はジュリスさんを殺したんだ――そう認めるのが怖い。あの時のように、未知は迫り来るイルから逃れようと後退り、見えない崖にさしかかった。体が仰け反り、抵抗する間もなく、深い闇が迫る。
両手がピクリと痙攣するや否や、周囲が明るくなった。
「おはよう!」
まるでびっくり箱を開いたように、いきなり目の前にひょうきんな顔が登場した。
「おら、センテバ」
未知は無意識のうちに後退っていた。自分が何かの縁にいることに気づかず、派手に床に転落した。
「いたた……」
と、尻餅を突いて初めて、自分がベッドに寝そべっていたことを知った。
「ごめん。驚かせて、ごめん」
若草色の円らな瞳が心配そうに少女を覗いている。未知は怖くなって目を逸らし、少年の容姿をくまなく観察しようとする。
少年は金髪で、ワックスで固めているのか随分逆立っている。彼が身に付けているヘアバンドからサンダルまで、本で見たインディアンの出立ちを彷彿させる。
年の頃は、未知より二、三歳年下といったところだ。まだまだ幼さが残る顔つきは、中学校に入りたての一年生に例えた方が分かりやすいかもしれない。
「良かった~。君、三日も寝ていたから、起きないんじゃないかって心配したんだよ。スミロフじいさんから聖水をもらって飲ませたら目が覚めて、あぁ良かった」
「み、三日?」
未知は目を白黒させる。
三日と言われたのは、二回目だ。この世界に来てから、どうして自分が長時間眠れるようになってしまったのか、不思議でならない。徹夜後に半日寝ていたなら分かるけれど、三日なんて想像できない。
「そういえば、まだ君の名前を聞いてなかった」
「私は……月城未知」
「つ……えぇっと、みちっていうんだね」
どうやらちゃんと聞き取れなかったらしい。センテバは辛うじて聞き取れた「未知」を強調した。
「あ、おらはセンテバ」
「センテバ君……?」
「センテバ君なんて恥ずかしいよ。センテバで良いよ!」
少年はもじもじしながら、襟首に付いている羽飾りをもてあそぶ。
「そうだ! みち、今ご飯作ってくるから、ちょっと待ってて」
少年はいそいそとスキップをしながら、部屋を後にした。
6
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
自宅で寝てても経験値ゲット! ~転生商人が世界最強になってムカつく勇者をぶっ飛ばしたら世界の深淵に触れてしまった件~
月城 友麻
ファンタジー
転生者の主人公はひょんなことから異世界のバグを発見! ついに自宅で寝ててもレベルアップしてしまうようになった。
あっという間にレベルアップを繰り返し、世界最強になってしまった俺。
剣を抜いたら出てきた魔人を奴隷にしたり、パーティーに荷物持ちでついて行った先のダンジョンでひそかに大活躍。異世界の楽しい無双ライフを満喫だ。
そんな俺に立ちふさがるのは街の英雄『勇者』。人気者だがその実態は女の子を喰いものにするほとんどヤクザな犯罪者。ヒロインをさらわれた主人公は勇者を懲らしめるために立ち上がる。俺は最高の晴れ舞台、武闘会にてついに勇者をコテンパンにすることに成功した。しかし、それは物語のほんの始まりに過ぎなかった……。
そもそも異世界って何? 魔法って何? それは転生前の地球とどう違うの? そんな素朴な疑問が主人公をとんでもない真実へと導いていく。
壮大な本格ファンタジーが今、始まる。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
私との婚約は政略ですか?恋人とどうぞ仲良くしてください
稲垣桜
恋愛
リンデン伯爵家はこの王国でも有数な貿易港を領地内に持つ、王家からの信頼も厚い家門で、その娘の私、エリザベスはコゼルス侯爵家の二男のルカ様との婚約が10歳の時に決まっていました。
王都で暮らすルカ様は私より4歳年上で、その時にはレイフォール学園の2年に在籍中。
そして『学園でルカには親密な令嬢がいる』と兄から聞かされた私。
学園に入学した私は仲良さそうな二人の姿を見て、自分との婚約は政略だったんだって。
私はサラサラの黒髪に海のような濃紺の瞳を持つルカ様に一目惚れをしたけれど、よく言っても中の上の容姿の私が婚約者に選ばれたことが不思議だったのよね。
でも、リンデン伯爵家の領地には交易港があるから、侯爵家の家業から考えて、領地内の港の使用料を抑える為の政略結婚だったのかな。
でも、実際にはルカ様にはルカ様の悩みがあるみたい……なんだけどね。
※ 誤字・脱字が多いと思います。ごめんなさい。
※ あくまでもフィクションです。
※ ゆるふわ設定のご都合主義です。
※ 実在の人物や団体とは一切関係はありません。
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね
いくみ
ファンタジー
パトリシアは卒業パーティーで婚約者の王子から婚約破棄を言い渡される。
しかし、これは、本人が待ちに待った結果である。さぁこれからどうやって私の13年を返して貰いましょうか。
覚悟して下さいませ王子様!
転生者嘗めないで下さいね。
追記
すみません短編予定でしたが、長くなりそうなので長編に変更させて頂きます。
モフモフも、追加させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
カクヨム様でも連載を始めました。
型録通販から始まる、追放令嬢のスローライフ
呑兵衛和尚
ファンタジー
旧題:型録通販から始まる、追放された侯爵令嬢のスローライフ
第15回ファンタジー小説大賞【ユニーク異世界ライフ賞】受賞作です。
8月下旬に第一巻が発売されます。
300年前に世界を救った勇者達がいた。
その勇者達の血筋は、三百年経った今も受け継がれている。
勇者の血筋の一つ『アーレスト侯爵家』に生まれたクリスティン・アーレストは、ある日突然、家を追い出されてしまう。
「はぁ……あの継母の差し金ですよね……どうしましょうか」
侯爵家を放逐された時に、父から譲り受けた一つの指輪。
それは、クリスティンの中に眠っていた力を目覚めさせた。
「これは……型録通販? 勇者の力?」
クリスティンは、異世界からさまざまなアイテムをお取り寄せできる『型録通販』スキルを駆使して、大商人への道を歩み始める。
一方同じ頃、新たに召喚された勇者は、窮地に陥っていた。
「米が食いたい」
「チョコレート食べたい」
「スマホのバッテリーが切れそう」
「銃(チャカ)の弾が足りない」
果たして勇者達は、クリスティンと出会うことができるのか?
・毎週水曜日と土曜日の更新ですが、それ以外にも不定期に更新しますのでご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる