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7. めろめろの甘い誘惑
しおりを挟む「え、忘れたの?」
心底、呆れたように、えーしが言った。
休み時間に、化学の教科書を借りに他のクラスへ行こうとしたら、教室の戸口でえーしに呼び止められて、素早くそう説明したら、そんなふうに言われた。
「・・うん、」
「岡野先生は忘れ物に厳しいから、特に気をつけないといけないのは知ってるだろう」
容赦なく、えーしがクラス委員長の顔をしてオレに言う。
背が高いし、肩幅もあるから、整った顔立ちから発せられるクールな声音は、迫力がある。
化学の岡野センセーがキビシイとか、そんなの知ってるけどさ。
「オレ、別に好きで忘れたわけじゃないし、ただ、すこーし、うっかりしてただけだし」
そりゃあ、えーしは何だってきっちりしてるから、忘れ物とかないけどさあ。
だからって、そんなふうに、冷たく言わなくてもいいと思う。
「皓也は、うっかりが多いよね」
休み時間は10分だ。その間に、今日、化学があるクラスを探し出して、なんとか教科書を借りなきゃいけない。
教科書を忘れてきたのが判ったのが、たった今だから、前もって借りておくことが出来なかったんだ。
だから、オレは焦っていた。
岡野センセーは、授業開始のチャイム前には必ず教室に入って、チャイムとともに授業を始めるから、今日、日直のオレは、黒板消しをもう一人の日直に頼んだほどだ。
「そんなことない。今日は、たまたまだから」
そんな、オレの焦りとかもそ知らぬふうで、えーしがダメだしをしてくるから、オレもつい言い返した。
「えーしって、なんか、お節介だし、それにちょっと、口うるさい」
そう早口で言うと、オレは足早に教室を出た。
「岡野センセー、持ってきましたー」
ガラガラガラーっと、理科教務室の引き戸を開いて、オレは元気よく言った。
けど、教室の3分の1ほどの広さしかないその部屋には、岡野センセーは居なかった。
長方形のその部屋は、手前のほうには先生たちの机が4台あって、奥には年代物の革張りのソファとガラスのテーブルがある。左右の壁にはスチール製の棚があり専門書などが並んでいた。
つき当たりの壁は大きな窓ガラスがはまっていて、お昼近くの太陽の光が差し込んでいるのが、まぶしいくらいだ。
その理科教務室には、肝心の岡野センセーは居なくて、20代後半くらいの男のセンセーが一人だけ机に座っていた。
白衣を着てるその先生の顔は知ってるけど、授業を受けたことはない。
(ええと、たしか、三波っていうんだったっけ)
「岡野先生なら職員室のほうだと思うよ」
てっきり居るもんだと思った岡野センセーがいなくて固まってたオレに、そのセンセーが人好きのする笑顔を浮かべてそう教えてくれた。
「え、マジで?」
だって、職員室じゃなくて、理科室の隣にある理科教務室に持って来いっつってたのにー。
さっきの4時間目の化学は、他のクラスを走りまわったおかげで無事に教科書を借りることができた。
ホッとしてたら、授業の終わりに岡野センセーが「今日の日直は、皆のノートを集めて俺んところに持って来い」というオマケつきだった。もう一人の日直がいるけど、そいつには3時間目の授業の黒板消しをひとりでさせちゃったから、オレがは、持って行くことにしたんだけど・・・。
「うん、マジで」
三波センセーはオレの口調を真似して返事した。
口元は面白そうに笑っている。笑うと目が線になる。今まで話したことなかったけど、なんか、親しみやすい感じだ。理科のセンセーなのに、なんか、文系っぽい感じがする ―――― 真面目で人が良さそうだ。
「それ、提出物?」
オレが手に抱えている一クラス分、40冊近くのノートを見て三波センセーが言った。
「うん、ええっと、・・・ハイ。2年1組の分です。オレ、日直だから」
「じゃあ、岡野先生の机の上に置いておくといいよ。僕から岡野先生に言っておくから」
「あ、よかったぁ。ありがとうございます!」
そう言って、オレは岡野センセーの机に持っていたノートを置こうとしたら・・・。
(置かれないし!)
A4サイズのノートを置く場所もないほど岡野センセーの机の上は、すごい散らかってる。
まあ、いつも、髪の毛はボサボサだし、白衣はヨレヨレだし、こんだけ散らかってるのも当たり前かー、って妙に納得しながら、40冊近くのノートを片手に抱えなおして、どうにかしてその散らかった机の上に隙間をつくろうとしたら、きれいにプレスされた白衣の腕がサッと伸びてきた。
そして、ささっと、ノート分の空き地を作ってくれた。
「あ、ありがとうございます」
オレはノートを置くと、わざわざ席を立って手伝ってくれた三波センセーにお礼を言った。
「いいえ、どういたしまして」
センセーは気さくな感じで返事した。
近くで見るとセンセーって背が高い。
ちょっとクセッ毛なのかな、前髪と襟足がウェーブを描いている。ちょっと目尻の下がった甘い顔立ちは、俳優だって言っても通りそうだ。
散らかり放題の岡野センセーとは違って、その向かい側にある三波センセーの机はきちんと片付けられている。
机の上には、化学式が並んでいる何やら難しげな本が開かれてて、その横にはコーヒーカップ。
(センセーは、もう、昼ごはんを食べ終わったのかな)
4時間目の化学の授業が終わったばかりで、腹ぺこのオレは、自由に昼ごはんを食べれる先生たちがうらやましいなあ、と思った。
「大変だったね。2学年の校舎からそれだけのノートを運ぶのは大変だったろう」
「ううん、全然、へーきです。オレ、こー見えても、けっこう力持ちだし」
「へえ、意外にそうなんだね」
小柄で細身だから力がないように見えてたのか、センセーはそう感心したように言ってオレの肩に手を置いた。
「ああ、ちゃんと筋肉もついてる」
にっこりとセンセーが笑った。そう言いながら、まるで筋肉の付き具合を確かめるようにオレの肩や二の腕をさわる。
「君は、ええと、1組の、」
「1組の君塚です」
「ふぅん、君塚くんかあ。君はいいねえ、とても健康そうだ」
何やら納得した風にセンセーが言った。
なんか、よくわかんないけど、誉められたみたいな感じがして、オレはうれしくなった。
「ああ、そうだ、君塚くんは、甘いものは好きかい?」
「え、はい、好きです」
突然、そんなこと聞かれて驚きつつも、オレは正直に答えた。
「そうか、じゃあ、これ ―――― 」
と、言いながら、三波センセーは部屋の奥に歩いていくと、壁際に置いてある古い型の冷蔵庫を開けた。
理科教務室には、理科の先生たちが仕事以外にもちょっとしたお茶が出来るようにか、ポットやコーヒーメーカも置いてある。
「これ、もらいものなんだけどさ、僕は甘いものが苦手だからよかったら貰ってくれないかな」
その手にあるのは!
「あ、セブンのプレミアムロールケーキ!」
コンビニで売られているちょっと値段の高いスイーツだ。真ん中にはさんであるクリームが格段に多くて、すっごいおいしそうなんだ。
「こういうの好き?」
「はい!」
コンビニでよく見かけてたけど、食べたことはなかった。
「そう、よかった。じゃあ、どうぞ」
やったぁ、今日は、いい日だー、って思いながら、オレはセンセーからその美味しそうなスイーツを受け取った。
「センセー、ありが ―――― 」
「ダメだよ」
三波センセーに、お礼を言ってたら、背後から急に低い迫力のある声がした。
びっくりして振り返ってみると、
「えーし!」
いつの間にか、開きっぱなしだったドアから部屋に入ってきてたえーしが立っていた。
顔の表情が硬い。
「え、なんで、えーし、ここに?」
「ほら、これ。皓也の机の上にあったから」
「あ、オレの化学のノート!」
クラスの皆のを集めたのはいいけど、自分のは置いたままだったのか・・・。
(うっかりしてたー・・・)
さっき、えーしに言われた「皓也は、うっかりが多いよね」ってのが頭の中でリフレインする・・・。
(あーあ・・、えーし、オレのこと、またかよ、って思っただろうなあ)
って、思って、がっくりしてると、
「それ、もらっちゃダメだよ」
って、えーしが、も一回、オレに向かって言った。
そして、三波センセーのほうを向いた。
「三波先生、僕の大事なクラスメイトに余計なものを上げないで下さい」
「余計なものだなんて、相変わらず辛らつだねえ、里川君は」
ん?
なんか、センセー、さっきまでと雰囲気と違う。
「彼を先生の毒牙にかけるわけにはいきませんから」
「毒牙だなんて、光栄だなあ」
あれ? なんか、悪者っぽい笑顔だ。そして、それが妙にはまっている ―――― 。
えーっと、えーしと三波センセーって顔見知り???
オレは、わけがわからなくて、えーしとセンセーの顔をキョロキョロと交互に見ていると、
「三波先生は生徒会の副顧問なんだよ」
って、えーしが説明してくれた。
(あ、そーなんだ)
「さあ、皓也、それは先生に返して」
え・・・、だって。
「遠慮しなくてもいいよ、君塚くん。甘いもの、好きなんだろう」
さっきまでの口調に戻ってセンセーが言った。
うん、そうだよね。ノートを運ぶの頑張ったし。三波センセーは甘いもの苦手って言ってし、うん、もらってもいいよね。
って、硬く決意すると、
「さあ、返して」
重ねて、えーしが言った。
あ、なんか、すごい横暴だー。
だって、オレがもらったんだし、えーしが口出しすることじゃないし。
なんでもかんでも、えーしの言いなりになんてならないからな!
そう思って、オレは、ちらっとえーしを見上げた、ら、
秒殺された。。。
(あぅぅ・・・)
えーしの目つきが鋭すぎて、オレはさっと目をそらした。
(コワイ ―――― )
「あ、あの、センセー、オレはよく考えたらおなかいっぱいだから、食べられそうにないから、やっぱりこれ」
おかえしします、とぼそぼそと言うと、
「そうか、残念だなあ。これを機会に君塚くんと親しくなりたいと思っていたのに」
残念そうに三波センセーが肩をすくめた。
(オレのバカ! オレの弱虫!! せっかくのプレミアムロールケーキがーーー!)
そう悔しく思いながらも、えーしのまとう空気があまりにもひんやりし過ぎてて、逆らえない。
オレは半分、涙目になりながら、一度もらったロールケーキを三波センセーに返した。
オレは、えーしに連れられるようにして、理科教務室のある特別棟から2学年の校舎まで戻っていた。
階段を下りて、2階の渡り廊下を行けば、オレら2年の校舎がある。
その階段を下りている途中も、オレの頭にはさっきのロールケーキが浮かんでいた。
(あーあ、おぃしそうだったのになー)
もう、昼休みだし、お腹はすきすぎる位にすいていた。
(三波センセー、さっき、「また、おいで」って言ってたから、今度は、えーしに見つかんないように、こっそり行ってみようかなー)
そんなふうに、密かに心の中で考えていると、
「これからは、絶対に理科準備室にはひとりではいかないこと」
って、まるで、オレの気持ちを読んだみたいに、えーしが硬い声で言った。
丁度、階段の踊り場だったから、オレは立ち止まって、えーしを見上げた。
もう、昼休みに入ったからか、特別棟はしーんとしている。生徒たちは皆、それぞれのクラスか食堂へと行ったんだろうな。
「えーし、三波センセーのこと嫌いなんだ?」
オレは、ちょっぴりスネたようにして言った。
「別に、好きでも嫌いでもないよ」
えーしも足を止めて、オレの正面に立った。
「え、じゃあ、なんで?」
センセーのこと嫌いだから、お菓子をもらうな、って言ったのかと思った。
「君子危うきに近寄らず、って言うだろう」
え、なんか、それ、どっかで聞いたことあったなー。
んんん? と思って、首をひねっていると、
「まあ、つまり、危険人物には近寄らないほうがいいってことだよ」
えーしが眼鏡のブリッジを押し上げながら言った。
「三波センセーって、危険、なんだ?」
全然、そんなふうに見えなかったけどなあ。
なんか、やさしいお兄さんみたいな感じだったのにー。
正月にお年玉をくれる、年の離れた従兄弟みたいだった。
「なんか、そんなふうには見えなかったけどなー、やさしかったし」
「そうやって、うっかり油断して、三波先生の毒牙にかかった生徒たちを僕はたくさん見てきたからね」
毒牙?
そーいえば、なんか、さっきもそんなふうなことを、えーしがセンセーに向かって言ってた。
「餌付けされたり、弱みを握られたりして三波先生に逆らえなくなって、労働を搾取されてる生徒は何人もいるんだよ」
労働をさくしゅ???
「今週末、理科室の棚を全部新しいものに取り替えるらしいから、さっきのロールケーキを貰っていたら、うまいこと言われて、皓也はそれを手伝わされていたよ」
先生は容赦なく人使いが荒いからね。
って、えーしが小さく息を吐きながら言った。
「天体観測をしようと誘われて、明け方まで延々とデータ取りを手伝わされたりとか、植物観察だと山に連れて行かれて、目当ての植物を見つけるまで帰してもらえなかったりとかね、枚挙に暇がないよ」
今も、特殊なえんどう豆の栽培や珍しいアフリカガエルの飼育をさせられている生徒もいるんだよ、
と、えーしが付け加えた。
(うっわ、そーいうことだったんだ・・!)
「皓也、体力がありそうだし、甘いもので釣れそうだって、目をつけられたみたいだから、気をつけないと」
そう硬い声で言っていたえーしが、ふと、表情をゆるめた。
そして、殊更、やさしい声で言った。
「 ―――― ごめんね。もしかしたら、お節介だったかな」
う!
「ぅ、ううん、助かった。ありがとう」
なんか、イヤな汗が背中を流れてく感じがするんですけどー。
そしたら、さらに、
えーしが、ちょっと、眉根を寄せて、なんだか、すまなそうな表情をした。
「それに、口うるさかったかな」
う゛っ!
「そッ、そんなことないよっ!」
わざとだ、絶対に、わざとだ。
わざとオレがえーしに言った言葉をつかってる。
「そう?」
「う、ぅん」
な、なんか、追い詰められてる感じがする。
胃が、きゅうぅぅっとちぢこまっていく。
「あ、あの、オレ、えーしにお礼をしたいなー。何がいい?」
オレはひるみそうになる自分のテンションを上げるべく、がんばってと明るい声で、えーしに言った。
ここはひとつ、食堂のA定食で手を打って欲しい。
「いいんだよ、別にそういうことをしてくれなくても」
「あ、ううん、だって、オレが教室に忘れてたノートを持ってきてもらったのだって本当に助かったから、えーしに本当に御礼がしたいんだ」
そう力強く言うオレに、えーしはちょっと首をかしげるようにして、
「そう、じゃあ、 ―――― 何でもいい?」
って、言った。
「うん、いーよ」
盛大ににっこり顔をつくって、オレはえーしに返事した。
よし! この際、A定食にヨーグルトもつけよう。
(そして、オレが言った失言はきれいさっぱり流してほしい!)
そう思っていると、えーしが、ふいに艶めいた顔をした。
熱っぽい瞳でオレのことをまっすぐに見て、それから、そっとオレの耳に顔を近づけて、
「じゃあ、今日は皓也に目かくししてもいい」
って、ささやいた。
「は?」
本気で意味が判らなくて、えーしを見上げた。
「大丈夫。目かくしだけだから、腕を縛ったりはしないよ」
ヨーグルトじゃなくてプリンがいいなぐらいな気軽な口調で、えーしが付け加えた。
「あの、えっと・・・」
目の前に、えーしの顔。
オレは、本能的に、じりっと一歩、うしろに下がった。
「今日、放課後は僕の家に来る約束をしていたよね」
オレが、下がった分だけ、えーしがオレに近づく。
「それ、だって、あの、い、いっしょに課題をするって・・・」
なんか、身の危険を感じる。えーしの迫力に押されて更にうしろに下がったら、壁にぶつかってしまった。
オレは、踊り場の角っこの壁に背中を預ける形になった。
もう、逃げ場がなくて、ひぃぃって思ってると、えーしが両腕をオレの身体の両側についた。
ブロックされた。逃げられない。
こーゆー時に限って、誰も通らないんだ。
えーしは、いつも目ざとくて、絶対に人が通らない場所でしか、こーゆーことを仕掛けてこない。
「ふーん、皓也は課題だけして帰るつもりだったんだ」
「え・・と、そぅじゃないけど」
今日、水曜日は、えーしのお母さんが家に居ない日だ。
そういう日に、えーしとふたりでしてきたことが頭に浮かんできた。
(うう、ダメだ。 ―――― 顔が熱くなってきた)
「ね、ちょっとアイマスクの上からタオルでしばるだけだから、痛いことなんてしないから、安心してていいよ」
そんなこと、そんなふうに優しげにいいながら、オレの首筋に息を吹きかけたりしないでほしい。
絶対に、安心なことなんかしない気がしてくるからっ。
「本音を言うと、制服のまま目かくしをして両腕を縛ったままでしてみたいんだけど、そうすると制服がシワになって皓也が困るだろう」
いやいやいや、オレが困るとこはソコじゃないからっっ!
でも、出来るだけ穏便にすませたくて、オレはぎくしゃくとうなずいた。
「ね、だから、今回は目かくしだけでいいよ」
今、なんか、さらりと恐ろしいことを言われたような気がしたけどスルーすることにした。
(・・・「今回は」って、)
「ああ、そうだ」
うんうん、ってうなずいて、ようやく、えーしの拘束から解かれて、踊り場から階段を下り始めたとき、何かを思いついたように、えーしが言った。
え、まだ、何かあるの。
もう、無理、ホント、それ以上は無理だから。
そう、必死で思っていると、
「帰りにコンビニに寄って、プレミアムロールケーキを買って行こう」
って、えーしは楽しそうに言って、オレの手をかるく握った。
「・・・うん」
オレは複雑な気持ちでうなずいた。
( おわり )
裏タイトルは「めろめろの飴と鞭」です。^^;
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