王道学園にブラコンが乗り込んでいくぅ!

玉兎

文字の大きさ
上 下
16 / 16
入寮

1

しおりを挟む
『お、おっきいね……』


仲間外れにしたお詫びに瑠璃にぃから貰ったロリポップをペロペロしながら、寮の場所まで歩いていると、そこにはお城のような大きな建物があった。




……えっ?これ、寮なの?もっと、アパートみたいなのを想像してたんだけど……




あまりの豪華さに驚いてたら、もう寮のなかに入ってたらしく、寮長室の前だった。


翡翠は、生徒会のお仕事があるらしく、寮長室の前まで連れ来てくれた後、すぐに学校に戻っていっちゃった。(´;ω;`)



インターホンを鳴らしても出てこないので、何回か押していると急にドアが開いた。

出てきたのは、……わぁ、イケメンさん……

「何回も押すんじゃねえよ。うるせーなぁ。今、風呂入ってたんだよ。」

『ぁ、ゴメンナサイ。えっと、ぼ、ぼく今日編入してきた、水時琥珀です。』

「あー、悪い。俺、口悪くて。怖がらせたか?」


最初はちょっと怖かったけど、案外優しい人なのかも知れない。
というか、何回も連打した僕が悪いし。

『大丈夫です。寮長さんのお名前は?』

「俺は、神楽 夕陽かぐら ゆうひだ。神楽さんでも何でも好きに呼んでくれ。」

『じゃあ、神楽さんって呼ばせてもらいます。神楽さん、僕の部屋は何処ですか?』

「あ、そうだった。琥珀は302号室だ。ちょっと同室者があれだが頑張れよ。」

『あれ?』

「いわゆるヤンキーだな。」



・・・!?ヤンキー!?

怒らせたりしたら僕、一撃でお陀仏だよ?

嫌われずに仲良くできますように!

頑張るぞー!o(`^´*)
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

匂いがいい俺の日常

とうふ
BL
高校1年になった俺の悩みは 匂いがいいこと。 今日も兄弟、同級生、先生etcに匂いを嗅がれて引っ付かれてしまう。やめろ。嗅ぐな。離れろ。

クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。

とうふ
BL
題名そのままです。 クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。

とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~

無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。 自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。

もういいや

ちゃんちゃん
BL
急遽、有名で偏差値がバカ高い高校に編入した時雨 薊。兄である柊樹とともに編入したが…… まぁ……巻き込まれるよね!主人公だもん! しかも男子校かよ……… ーーーーーーーー 亀更新です☆期待しないでください☆

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

生徒会長親衛隊長を辞めたい!

佳奈
BL
私立黎明学園という全寮制男子校に通っている鮎川頼は幼なじみの生徒会長の親衛隊長をしている。 その役職により頼は全校生徒から嫌われていたがなんだかんだ平和に過ごしていた。 しかし季節外れの転校生の出現により大混乱発生 面倒事には関わりたくないけどいろんなことに巻き込まれてしまう嫌われ親衛隊長の総愛され物語! 嫌われ要素は少なめです。タイトル回収まで気持ち長いかもしれません。 一旦考えているところまで不定期更新です。ちょくちょく手直ししながら更新したいと思います。 *王道学園の設定を使用してるため設定や名称などが被りますが他作品などとは関係ありません。全てフィクションです。 素人の文のため暖かい目で見ていただけると幸いです。よろしくお願いします。

僕の平凡生活が…

ポコタマ
BL
アンチ転校生によって日常が壊された主人公の話です 更新頻度はとても遅めです。誤字・脱字がある場合がございます。お気に入り、しおり、感想励みになります。

風紀委員長様は王道転校生がお嫌い

八(八月八)
BL
※11/12 10話後半を加筆しました。  11/21 登場人物まとめを追加しました。 【第7回BL小説大賞エントリー中】 山奥にある全寮制の名門男子校鶯実学園。 この学園では、各委員会の委員長副委員長と、生徒会執行部が『役付』と呼ばれる特権を持っていた。 東海林幹春は、そんな鶯実学園の風紀委員長。 風紀委員長の名に恥じぬ様、真面目実直に、髪は七三、黒縁メガネも掛けて職務に当たっていた。 しかしある日、突如として彼の生活を脅かす転入生が現われる。 ボサボサ頭に大きなメガネ、ブカブカの制服に身を包んだ転校生は、元はシングルマザーの田舎育ち。母の再婚により理事長の親戚となり、この学園に編入してきたものの、学園の特殊な環境に慣れず、あくまでも庶民感覚で突き進もうとする。 おまけにその転校生に、生徒会執行部の面々はメロメロに!? そんな転校生がとにかく気に入らない幹春。 何を隠そう、彼こそが、中学まで、転校生を凌ぐ超極貧ド田舎生活をしてきていたから! ※11/12に10話加筆しています。

処理中です...