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第4章 元下僕
4ー3 ヘブンス、王宮にて1
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王宮は虚構でできている。
私——ヘブンス・サクスヘルは、富と権力で煌びやかに飾られた建造物に来るたびに感じる。
ここに住む者の多くは、自分が尊い存在だと信じて疑わない。
ただ運よく王族に生まれたから、人々に傅かれているだけなのに。
特にこの国の王が、その愚者の頂点にも君臨しているから救いようがない。
「ヘブンス。あなた弟子をとったそうじゃない。ミーナという十六歳の女性だとか。今度はどんな子なの?」
王妃ベルダがワインを飲みながら話しかけてくる。
随分と楽しげだ。
真っ赤に塗られた彼女の唇が弧を描く。
彼女の魔導の資格は上級だが、資質は高いと聞く。
実際の年齢は四十半ばだが、それよりはひと回りは若く見える。
今日は王妃から食事に呼ばれて王宮に来ていた。
彼女の息子である王子が私に会いたがっているという名目だったが、これが本来の目的だったようだ。
ミーナを弟子として国に届けてから一ヶ月経ち、誰にも話していなかったが、書類を受理した誰かから王妃の耳に入ったようだ。
いつかはバレると思っていたが、意外に早かった。
「学校に入学したばかりの手がかかる生徒です。資質は高そうですが、不安定さもあったので、私が面倒をみることにしました」
まぁ、そういう建前にしている。
「あら、そうなの。あなたが弟子を、特に女性をとるなんて珍しいから、陛下が気にされていたのよ。今度、私も会ってみたいわ」
彼女はそう言って紫の瞳を細めて意味深に私を見つめる。
彼女の夫である国王陛下の魔導への執着が異常なことは、広く知られている。
有能な魔導士の女性たちを陛下は自分の愛妾として召し抱えている。
高い魔導の資質を持つ子を求めているからだ。
三年経っても孕まない女を捨てては、さらにまた新しい女を囲っている。
愛妾で王の子を産んだ者は何人かいるが、魔導に長けた子は一人だけ。
その男子を産んだ女性を陛下は最初から気に入っていた。
他の女とは違い、三年以上も子を孕まなくても決して解放しなかった。
王妃よりも足繁く彼女の離宮に通って寵愛している。
黒い髪と瞳を持つ彼女によく似た女性を。
王妃としても、私の弟子になるくらい有能な女に陛下が興味を持ったから、さらに厄介な愛妾が増えるのを警戒しているのだろう。
「恐れながら、弟子は未熟な庶民ですので、国王陛下の御前に上げられるほどの礼儀作法を知りません。王妃殿下にも不快な思いをさせてしまいます。また、彼女は目立つことも出世も望んでおりません。状況が落ち着いたら、師弟関係は解消するつもりです」
陛下の犠牲には、二度とさせるつもりはなかった。
「そう、それなら仕方がないわね。そっとしておきましょう」
私の弟子が王妃の脅威にならないと理解されたおかげか、彼女はあっさりと引き下がった。
「母上がダメでも私ならいいですよね? なにせ私は兄弟子ですし」
黙って話を聞いていたリスダム第二王子が口を開く。
一昨年前まで、彼を私の弟子として世話していた。
ちなみに彼の兄の第一王子も私の弟子だった。
彼らの魔導は幸いにも父に似ず、若くして初段の魔導の資格を持つほど優秀で、国軍の魔導団長として活躍している。
彼は両親譲りの美しく長い金髪を優雅にかき上げ、二十歳の若々しい面差しをこちらに向けている。
その目は好奇心に溢れていた。彼も私の弟子に興味があるらしい。
だが王子、お前もダメだ。若くて、彼女と年が近い。
しかも、彼は人懐っこくて親しみやすい。
今の割と気さくな彼女なら、あっという間に仲良くなってしまう恐れがあった。
危険すぎて正直彼女に会わせたくなかった。
この端正な顔つきな王子は、多くの女性を魅了し、絶えず浮名を流している。
その来るもの拒まずの節操のなさに王妃がたまに愚痴をこぼすくらいに。
彼女から大切な存在だと思われていたのは嬉しい誤算だったが、彼女から家族としか見られていない以上、油断は禁物だ。
「そうね、たまには市井の者と触れ合う機会も大事でしょう。リスダム、身分を伏せて振舞うのなら構わないわ。ヘブンス、頼んだわよ。その代わり、頼まれていた議案について、私から上手く貴族たちに話しておくわ」
「……畏まりました」
この王子は高貴な地位ゆえに女性からチヤホヤされるが、それを自分自身の魅力だと思い込み過ぎているらしい。
それがこじれて陛下の愚行を真似をされても困る。
それもあって、王妃は身分を伏せた際の皆の態度を王子に経験させたいのだろう。
自惚れた経験は私にもある。
王妃に他で世話になっている以上、素直に引き受けるしかなかった。
王妃との食事会を終えて、王宮内を移動していると、最も会いたくない人物に会ってしまった。
国王アーノルドは、侍従以外や護衛以外に貴族を連れていた。
「ほう、ヘブンス。来ていたのか」
王族に多い金髪をした中年男が、私を探るように見つめ話しかけてきた。
昔は美青年と持て囃されたときもあったが、今は四十後半の年相応に老いていた。
「陛下の麗しき御尊顔を拝し奉り、恐悦至極に存じます」
膝を曲げて、家臣として挨拶をする。
「構わぬ。面をあげよ。其方、弟子をとったそうだな。なんでも女子とか。其方が目に留めたのだから優秀なのであろう」
さっそく来たか。女の敵め。
私——ヘブンス・サクスヘルは、富と権力で煌びやかに飾られた建造物に来るたびに感じる。
ここに住む者の多くは、自分が尊い存在だと信じて疑わない。
ただ運よく王族に生まれたから、人々に傅かれているだけなのに。
特にこの国の王が、その愚者の頂点にも君臨しているから救いようがない。
「ヘブンス。あなた弟子をとったそうじゃない。ミーナという十六歳の女性だとか。今度はどんな子なの?」
王妃ベルダがワインを飲みながら話しかけてくる。
随分と楽しげだ。
真っ赤に塗られた彼女の唇が弧を描く。
彼女の魔導の資格は上級だが、資質は高いと聞く。
実際の年齢は四十半ばだが、それよりはひと回りは若く見える。
今日は王妃から食事に呼ばれて王宮に来ていた。
彼女の息子である王子が私に会いたがっているという名目だったが、これが本来の目的だったようだ。
ミーナを弟子として国に届けてから一ヶ月経ち、誰にも話していなかったが、書類を受理した誰かから王妃の耳に入ったようだ。
いつかはバレると思っていたが、意外に早かった。
「学校に入学したばかりの手がかかる生徒です。資質は高そうですが、不安定さもあったので、私が面倒をみることにしました」
まぁ、そういう建前にしている。
「あら、そうなの。あなたが弟子を、特に女性をとるなんて珍しいから、陛下が気にされていたのよ。今度、私も会ってみたいわ」
彼女はそう言って紫の瞳を細めて意味深に私を見つめる。
彼女の夫である国王陛下の魔導への執着が異常なことは、広く知られている。
有能な魔導士の女性たちを陛下は自分の愛妾として召し抱えている。
高い魔導の資質を持つ子を求めているからだ。
三年経っても孕まない女を捨てては、さらにまた新しい女を囲っている。
愛妾で王の子を産んだ者は何人かいるが、魔導に長けた子は一人だけ。
その男子を産んだ女性を陛下は最初から気に入っていた。
他の女とは違い、三年以上も子を孕まなくても決して解放しなかった。
王妃よりも足繁く彼女の離宮に通って寵愛している。
黒い髪と瞳を持つ彼女によく似た女性を。
王妃としても、私の弟子になるくらい有能な女に陛下が興味を持ったから、さらに厄介な愛妾が増えるのを警戒しているのだろう。
「恐れながら、弟子は未熟な庶民ですので、国王陛下の御前に上げられるほどの礼儀作法を知りません。王妃殿下にも不快な思いをさせてしまいます。また、彼女は目立つことも出世も望んでおりません。状況が落ち着いたら、師弟関係は解消するつもりです」
陛下の犠牲には、二度とさせるつもりはなかった。
「そう、それなら仕方がないわね。そっとしておきましょう」
私の弟子が王妃の脅威にならないと理解されたおかげか、彼女はあっさりと引き下がった。
「母上がダメでも私ならいいですよね? なにせ私は兄弟子ですし」
黙って話を聞いていたリスダム第二王子が口を開く。
一昨年前まで、彼を私の弟子として世話していた。
ちなみに彼の兄の第一王子も私の弟子だった。
彼らの魔導は幸いにも父に似ず、若くして初段の魔導の資格を持つほど優秀で、国軍の魔導団長として活躍している。
彼は両親譲りの美しく長い金髪を優雅にかき上げ、二十歳の若々しい面差しをこちらに向けている。
その目は好奇心に溢れていた。彼も私の弟子に興味があるらしい。
だが王子、お前もダメだ。若くて、彼女と年が近い。
しかも、彼は人懐っこくて親しみやすい。
今の割と気さくな彼女なら、あっという間に仲良くなってしまう恐れがあった。
危険すぎて正直彼女に会わせたくなかった。
この端正な顔つきな王子は、多くの女性を魅了し、絶えず浮名を流している。
その来るもの拒まずの節操のなさに王妃がたまに愚痴をこぼすくらいに。
彼女から大切な存在だと思われていたのは嬉しい誤算だったが、彼女から家族としか見られていない以上、油断は禁物だ。
「そうね、たまには市井の者と触れ合う機会も大事でしょう。リスダム、身分を伏せて振舞うのなら構わないわ。ヘブンス、頼んだわよ。その代わり、頼まれていた議案について、私から上手く貴族たちに話しておくわ」
「……畏まりました」
この王子は高貴な地位ゆえに女性からチヤホヤされるが、それを自分自身の魅力だと思い込み過ぎているらしい。
それがこじれて陛下の愚行を真似をされても困る。
それもあって、王妃は身分を伏せた際の皆の態度を王子に経験させたいのだろう。
自惚れた経験は私にもある。
王妃に他で世話になっている以上、素直に引き受けるしかなかった。
王妃との食事会を終えて、王宮内を移動していると、最も会いたくない人物に会ってしまった。
国王アーノルドは、侍従以外や護衛以外に貴族を連れていた。
「ほう、ヘブンス。来ていたのか」
王族に多い金髪をした中年男が、私を探るように見つめ話しかけてきた。
昔は美青年と持て囃されたときもあったが、今は四十後半の年相応に老いていた。
「陛下の麗しき御尊顔を拝し奉り、恐悦至極に存じます」
膝を曲げて、家臣として挨拶をする。
「構わぬ。面をあげよ。其方、弟子をとったそうだな。なんでも女子とか。其方が目に留めたのだから優秀なのであろう」
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