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第三章 中年冒険者と変わりゆく地球
閑話 モッチー先生と助手のノセ君
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ノセの秘密の地下室(カズトは知ってる)
「モッチー先生、今日はいよいよ……」
「ノセくん、これには夢と希望が詰まっている」
テーブルの上にある物体を2人で見つめる。
「だがしかし、あと1つ足りない! 美羽氏のネットを使えば、買えないこともないのだ。
だがしかし、あの暴君カズト氏が、我ら市民に圧政を敷いている!」
(ただ、金を無駄に使わないようにしているだけ)
「なんてことだ!」
「彼には分からないのだよ、男のロマンが」
男(二人のマニア)のロマン。
彼らが作っているのは日曜の朝のアニメ、純情乙女・ラブリーキューティクル少女クララの衣装(アンコ用)
クララが使う、ラブリーキューティクルスティック。
本体は完成したが、本物を目指す彼らは必殺技まで完成させようとしている。
足りないのは晶石(ピンク)。
ダンジョンで探すが見つからず、カズト氏に頼み込み、持っている晶石を、全て確認させてもらったがピンクは無かった。
だが美羽氏にネットで検索してもらったらあった!
土下座して頼んだが、高額すぎてカズトに聞かないと手が出ないと断られた。
カズト氏に一度目は、非人道的叩頭懇願で頼み込んだが、
頬を叩かれ。
「目を覚ませ、クズが!」
と非常に非情な言葉の暴力で、
立っていられない程のダメージを受け、余儀なく撤退をしてしまった。
(頬を叩かれたダメージで逃げ帰った)
だが、今回は違う!
「我等が作り上げた、PR動画を見て涙を流し『お前らの心意気、おら、胸がときめいたぞー』っと言ってくれるに違いない!」
「この【純情乙女・ラブリーキューティクル少女クララの必殺技を第一部、一話からギュギューっと1時間25分に纏めちゃいました】を見れば一撃ですよ!」
「では行くぞ! ノセ君!」
「はい! モッチー先生!」
…………
「ダメだったな! ノセ君!」
「はい! モッチー先生!」
だが我等は諦めない!
本物のクララを拝み、愛でて、写真に納めるその日まで!
だが男達は気付いていない。
カズト、美羽に見つかったら(まだ見つかっていない)破壊される。
賢人、ボブは笑い者にするだけして、ちくりに行く。
最終関門はアンコが着てくれるかのか?
男達は気付いていない、健闘を祈る!
「モッチー先生、今日はいよいよ……」
「ノセくん、これには夢と希望が詰まっている」
テーブルの上にある物体を2人で見つめる。
「だがしかし、あと1つ足りない! 美羽氏のネットを使えば、買えないこともないのだ。
だがしかし、あの暴君カズト氏が、我ら市民に圧政を敷いている!」
(ただ、金を無駄に使わないようにしているだけ)
「なんてことだ!」
「彼には分からないのだよ、男のロマンが」
男(二人のマニア)のロマン。
彼らが作っているのは日曜の朝のアニメ、純情乙女・ラブリーキューティクル少女クララの衣装(アンコ用)
クララが使う、ラブリーキューティクルスティック。
本体は完成したが、本物を目指す彼らは必殺技まで完成させようとしている。
足りないのは晶石(ピンク)。
ダンジョンで探すが見つからず、カズト氏に頼み込み、持っている晶石を、全て確認させてもらったがピンクは無かった。
だが美羽氏にネットで検索してもらったらあった!
土下座して頼んだが、高額すぎてカズトに聞かないと手が出ないと断られた。
カズト氏に一度目は、非人道的叩頭懇願で頼み込んだが、
頬を叩かれ。
「目を覚ませ、クズが!」
と非常に非情な言葉の暴力で、
立っていられない程のダメージを受け、余儀なく撤退をしてしまった。
(頬を叩かれたダメージで逃げ帰った)
だが、今回は違う!
「我等が作り上げた、PR動画を見て涙を流し『お前らの心意気、おら、胸がときめいたぞー』っと言ってくれるに違いない!」
「この【純情乙女・ラブリーキューティクル少女クララの必殺技を第一部、一話からギュギューっと1時間25分に纏めちゃいました】を見れば一撃ですよ!」
「では行くぞ! ノセ君!」
「はい! モッチー先生!」
…………
「ダメだったな! ノセ君!」
「はい! モッチー先生!」
だが我等は諦めない!
本物のクララを拝み、愛でて、写真に納めるその日まで!
だが男達は気付いていない。
カズト、美羽に見つかったら(まだ見つかっていない)破壊される。
賢人、ボブは笑い者にするだけして、ちくりに行く。
最終関門はアンコが着てくれるかのか?
男達は気付いていない、健闘を祈る!
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