王霞珠玉

あに

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第5章 ヘヴン

旅の終わり

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あれからひと月、まだルドルフは起きない。

俺達はいま動き回ってる、とりあえず習得がきつそうなのを残して、ヘヴンのマスターコアに一層までの転移陣を作らせた。

あとは森の中で暮らしてるエルフの人に事情を話して困ってる事を解決。

後のことを霞月に任せて、俺はこれからいる巻物の習得を一週間かけてやっと使えるようになったのでそれを使う、生命を作ったら、滅びない限り消す事が出来ないらしい、だからオークやゴブリンのメスが出来るようにして人間では出来ないようにする。
俺が覚えたのは生命管理だ。

霞月は乱にお願いして王国を纏めて居てくれた、ガンツとパーシーにもお願いして法律を作る。
ダンジョンをファイガルに集めるんじゃなくて国を分けてダンジョンを作っていく、これが一番めんどくさかった、コアまで行ってマスター登録して移動する。

そろそろ起きただろうと二ヶ月後に行くとまだみたいだ。クリーンだけかけてまた放置。

オークを一匹捕まえて言語理解を習得させる、最初は暴れていたが言葉が分かるようになると喋ってくれて、オークのメスも出来ると教える。
そいつを筆頭に言語理解の巻物を大量に購入すると覚えさせて村を作る。
もともとファイガルがあった場所だ、死の荒野もレベルを下げ、ただの荒野に戻してダンジョンを作ってやると狩りをして生活し始めてメスも出てきたので安心だ。

ゴブリンは最初の森に廃村があったからあれを利用できる。ゴブリンも言語理解を習得させてオークと一緒で狩りをして生活。

あとは乱がいる王国はガンツとパーシーとカナタの後釜がなんとかしている、帝国は全員王国に移って貰い人間の住む場所は天と言う町を作り、キルト、ゴドル、王国のみにした。

帝国は森に住んでいたエルフ達にお願いしていい国にしてもらう約束をした。

隠れ家の俺の家族はヘヴンに移って貰いルドルフの管理監督だな!

これでなんとか平和な世界に近づいて行ければいいと思う。

三ヶ月たってやっと起きた山風ルドルフ、最初は「なんでこんなことに!すぐに平和な世界に戻さなければ!」とうるさかったが現状を説明して神の知識があるから鍛えろと言い俺らはやっと帰れる事になった。

俺は聖赤玉を作り、桜花の腕輪を霞月がはめ、カナエの腕輪を俺がはめる。

「さて、長かったな!やっと帰れる」
「どーせいつでもこれるしね」

霞月は異世界間移動を習得している。別にこれで帰る必要はないがこれで帰るのがこの旅の終わりだ!
「帰るか!」「おう!」
二つの玉が重なり合って混じり合い紫運命球になり俺達は地球に帰った!
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