上 下
85 / 104

聖玉

しおりを挟む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コタロー・カザマ 十八歳
 時渡人
 レベル580
 力 G+++
 体 G++
 速 G+
 魔 G+
 運 G++
スキル 五行魔法(火・水・土・風・雷)        
    闇魔法 光魔法 聖魔法 回復魔法 転移魔法 時空間魔法 強化魔法 支援魔法   付与魔術 錬金術 生命魔法
    剣術 槍術 棍術 弓術 体術 探検術 盾術 感知 天歩 剛断 瞬歩 遠目 暗視 疾風 集中 念話 鉄塊 手当て 俊足 剛力 蹴足 曲射 三連射 テイム
ユニーク 限界突破 全耐性

 黒の魔女の弟子
 巻き込まれし者
 極めし者
 聖なる者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ステータスがまだバグってないから上があるのか?それに聖なる者ってゴースト達を、やっつけたからかな?
 あとは聖玉ってどっかで見たことあるんだが?どこだったかな?
 まぁとりあえずダンジョンは無くしたし、多分四日くらい潜ってたから俺自身が臭いな。
『転移』
 家に帰ってきても誰もいない。
 風呂に入ってサッパリした所でビールをら飲む。
「グハァ!滲みるぜ」
 つまみはアイテムボックスからポテトを取り出し、テレビをつけて見るとマリア達が出ていて吹き出しそうになる。
「ゴホッ!なんでみんなも出てるんだ?」
『チーム一丸となってダンジョンを攻略していきますわ』
「あははは、なんだよこれ!みんな緊張で顔が引き攣ってるじゃねーか」
 これなら勇者君くらい堂々としてないとな。

 なになに?中級ダンジョン発突破冒険者!おおっ!ダンジョン突破したんだ!おめでとう。
 にしてもこいつら見て思い出した。聖教国が使ってた職業とか見るやつが聖玉に似てるんだ。
 明日誰かに使ってみるか。
 自衛隊に持ってくからそんときに使ったらいいや。

 それにしても一個じゃどうしようもないな。錬金を発動してじっくり眺める。作れないこともないな。材料は揃ってるし。
「あぁ。まためんどくさいものを作る羽目になったぞ」
 ビールを煽って作業に取り掛かる。

 朝までに同じものが一つ出来たが、つくるのがしんどい。
 ちょっと寝てから自衛隊に持って行く。

「加藤さん、お久しぶりです」
「小太郎さんも久しぶりですね」
「今日はこれに触って欲しくて」
「これですか?いいですけど」
 加藤が聖玉に触ると少し光った。
「こらでステータス見れますよね?」
「ステータス?あ、み、みれます!」
「じゃあこれも自衛隊に渡して、あとスクロールと魔法玉をこれだけですけど」
「いや!これ凄いやつじゃないですか?どうしたんですか?」
「錬金で作れたんですよ。なんとか一個だけですけどね」
 本当はまだまだ材料はある。
「いいんですか?これでダンジョン攻略も捗ります!」
「ちなみに職業は?」
「自衛隊でした」
「やっぱり」
 こっちに合わせてるんだろうな。
「それでも自分のレベルが見れるのは特別感がありますよ!こんな興奮したの初めてです!」
「そりゃ良かったです」
 あげる前に一個は作っとかないといけないな。ギルドにも渡したいし。
「あ。いつものようにカードでよかったですか?」
「はい。いつも通りで」
「この球はどうしましょうか?」
「じゃあ貸し出しということで無料でいいですよ」
「そんな、でもありがとうございます。丁寧に扱わせていただきます」
 自衛隊ではさっそく聖玉を使っているそうで、魔法使いや戦士なども出て来ているようだ。

 加藤さんの自衛隊ってのがウケるな。

 岡崎ギルドに来てみたら、
「忙しそうだな、帰るか」
「待ってー!小太郎さん!」
「いや福田さん、忙しそうでなにより」
「いや、忙しいんですがこっち来てください」
 と、連れて行かれる会議室。
「と言うわけでスクロールを!」
「何がと言うわけか分かりませんが、はい」
「きゃー!やっと手に入りました」
「そんなにですか?」
「もう待ってる人が多くてですよ、これ一つで大金なのに!」
「そりゃうれしい悲鳴?」
「いやただの悲鳴です!」
 スクロールを持って行かせる福田さん。
「で?魔法玉は?」
「これだけしかないですけど」
「きゃー!やっと手に入った!」
「福田さんが使うんですか?」
「違いますよ。お偉いさんからせっつかれて」
 肩を落とす福田さん。ギルマス交代してからたいへんだもんな。
「あ、ポーションいりますか?自衛隊にもやらないといけないから半分くらいですけど」
「いります!!!」
 アイテムボックスから五百本ほどだすと。
「これは大量にあるんですね!良かった!」
「お金はカードに入れてくださいね」
「はい!ポーションは一本十万で取引されてますのでその値段で」
「一本八万でいいですよ。ギルドも取り分がないとね」
 福田さんは抱きついて来て、
「やったぁー!小太郎さん大好き!」
「あははは、福田さんその辺で」
「はい、らしくないことをしました」
 笑顔だから照れ隠しだな。
「それじゃまたきますね」
「はい、ありがとうございます」

「はぁ、錬金術師をつくらないといけないのになぁ」
 錬金術師を作れば万事解決するんだが、って言うか聖玉で出てくるだろ。
 なーんだ、んじゃ聖玉作りを頑張ればいいや。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

異世界転生はうっかり神様のせい⁈

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:85pt お気に入り:4,058

フェンリル娘と異世界無双!!~ダメ神の誤算で生まれたデミゴッド~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:312pt お気に入り:585

回復力が低いからと追放された回復術師、規格外の回復能力を持っていた。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:12,745pt お気に入り:1,558

【完結】異世界お似合い夫婦

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:1

赤獅子皇帝の花嫁

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:3,305

みにくい男の人魚のはなし

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:10

夫の愛人と同居することになった

恋愛 / 完結 24h.ポイント:85pt お気に入り:14

神獣様の森にて。

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:231

星使い ティンクル・ライツ ~願いは流星とともに~

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

処理中です...