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26 マジか! ※
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少しだけ暴力的なシーンがあります。
ちょっとでも嫌な方はななめ読みか回れ右で
----------------
「!!どういう事」
「どういうもこういうもないの。ほら、もう少し向こうに行こうぜ」
「や!やだ!!」
「ここじゃあ邪魔が入るかもしれないだろう?」
「行かない!やだ!」
「うるせえよ!大人しくしろよ!カエラたちはもう子供たちを送りに行っちまったよ。お前は帰った事になってるから誰も来てくれない」
「う、嘘だ!!」
喋りながらも男たちは俺の身体をがっちりと掴んで草原の奥の方に歩いていく。
「いやだ!ここはやだ!やめて!やめてくれ!!」
「へぇマジみたいだな、ここでゴブリンとヒースの野郎に犯られたってぇのは」
「ヒースは未遂だって言ってたらしいぜ?」
「どっちでも同じだよ。こんなガキにサカって一生を棒に振ったんだ」
「おら、この辺でいいか。とにかくあの女たちはお前をボロボロにしてやりたいんだとさ」
「ど……して」
「さてねぇ、とにかく俺たちは依頼された事をやって、奴隷商に引き渡す。それだけだ」
「!!!!」
ここにきてまさかの奴隷商!!
冗談じゃねぇ!!
っていうか!なんで俺カエラさんたちにそんな風に恨まれているわけ???
「やめろ!!マジでいやだ!ほんとに吐く、吐くから!吐いちゃうから!!無理!!」
「諦めな。ほらフードを取れば意外といける………いや、眼鏡が邪魔だな」
「!!!!やだ!眼鏡は取ったら」
「うるせぇよ!」
パンッと頬を打たれた。
「おい、傷が出来ると下がるぞ」
「犯ってからなんだから同じようなもんだって。どのみちこいつだってダグラスの奴と犯りまくってるんだろう?まさかあのダグラスがこんな子供が趣味だなんてな。そりゃあカエラもやってられないって気持ちにもなるだろうさ」
「おい!」
「おっと、じゃあ、坊主。しばらく俺たちと楽しもう。お前の情夫よりいい思いができるかもしれないぜ?」
ニヤリと笑って男は俺の身体を押し倒して乗り上げてきた。
もう一人は俺のフード付きのマントをとって、ニヤニヤと笑いながら両手を拘束して眼鏡をはずす。
俺はギュッと目を閉じた。
「観念したか」
声と一緒に生ぬるい息が首筋に触れる。
「やだあぁぁぁぁ!!!」
それだけで全身に鳥肌が立つ。
その瞬間、開いてはいけない目を見開いてしまったと気づいた時には遅かった。
「へ、へへへへ」
嫌な笑いと共に着ていたシャツが引き裂かれて、湿ったような手が胸に触れる。
押さえていた男も興奮したように顔を寄せてきて、俺は気持ち悪さに顔を横向けにして嘔吐した。
「汚ねぇな」
一瞬だけ鼻白んだようになったけれど、どうやら俺の【魅了】は有能で、その位で性欲が衰える事はないらしい。
脱がしたマントでごしごしと口を拭われた。
さすがにそこに口づけをしようとは思わなかったようだけれど、それでも顔は舐められた。
「ヒィ!!や、やめろ!!気持ち悪い!!やだ!脱がすな!やだダグラス!助けて!ダグラス!!やだぁぁ!!!」
涙が溢れる。
這いまわる手も、首筋に埋められた顔も、乗り上げている男が擦り付けるように固くなったそれを押し付けてくるのも、何もかもが悪夢のようだった。
最悪、ヤラレるだけだからなんて、女の子じゃないんだから大丈夫なんて嘘だ!
俺はもう死にそうなくらいダメージを受けている!!
「あ、案外いけるな、小僧。泣いてる顔もそそられる。そろそろこっちも可愛がってやらないとな」
「さ!触るな!!馬鹿野郎!!や、めろ~~~~~~!!」
「誘われているようにしか思えねぇな」
それはくそスキルの【魅了】さんのせいだってぇの!!!
だから!顔を寄せるな!胸を触るな!!
ハァハァと勝手に欲情している男たちに為す術もなく、こんな風にされて、ダグラスに会えないまま奴隷商に売られるなんて絶対に嫌だ!
「おい、早くしろよ。交代しろ!」
「分かってるって!ああ、面倒だな。これも破くか」
ズボンがうまく下ろせずに焦れた男はナイフを取り出した。
さすがにズボンはシャツの様には破くことが出来なかったらしい。
「!!!やだ!止めてくれ!!お願いだから!」
「は、別のお願いならきいてやるぜ?まずはこっちに入れさせろよ」
「ふ、ふ、ふざけんな!!」
「威勢がいいねぇ」
ニヤリと笑って男のナイフが容赦なく俺のズボンを切り裂いた。
「痛っ!!」
「はは、ちょっと足を掠めたか。でもこれもまた煽情的だな」
男はどこかうっとりとしたようにうっすらと血が滲んでいるだろう太腿の辺りに触れ、そのままゆっくりと中心へと大きな手を這わせた。
「やだやだやだやだぁぁぁぁぁぁぁ!!ダグラス!ダグラス!助けて!やだあぁぁぁぁ!!!」
動けない身体をそれでも必死に動かした。
来てくれる筈のない人の名前だけを叫んだ。
涙が溢れる。
こんなのってない!
絶対に理不尽だ!
いきなりこんな世界に飛ばされて、何の説明もなくて、しかもこんな変なスキルなんかつけやがって!!
ふざけんな!!
恨んでやる!
絶対に恨んでやる!!
責任者、出てこーーーーーーい!!!!
『は~い!。ああ、良かった。やっと繋がった』
「………………は?」
『緑川颯太さんですよね?わぁ、ギリギリで間に合った感じかな。良かったぁ。あ、はじめまして、責任者です!」
「はぁぁぁぁ????」
ニコニコと笑う自称責任者を見て、俺は盛大な「はぁ?」をぶちかました。
--------------------
えへへへ(;^ω^)
ちょっとでも嫌な方はななめ読みか回れ右で
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「!!どういう事」
「どういうもこういうもないの。ほら、もう少し向こうに行こうぜ」
「や!やだ!!」
「ここじゃあ邪魔が入るかもしれないだろう?」
「行かない!やだ!」
「うるせえよ!大人しくしろよ!カエラたちはもう子供たちを送りに行っちまったよ。お前は帰った事になってるから誰も来てくれない」
「う、嘘だ!!」
喋りながらも男たちは俺の身体をがっちりと掴んで草原の奥の方に歩いていく。
「いやだ!ここはやだ!やめて!やめてくれ!!」
「へぇマジみたいだな、ここでゴブリンとヒースの野郎に犯られたってぇのは」
「ヒースは未遂だって言ってたらしいぜ?」
「どっちでも同じだよ。こんなガキにサカって一生を棒に振ったんだ」
「おら、この辺でいいか。とにかくあの女たちはお前をボロボロにしてやりたいんだとさ」
「ど……して」
「さてねぇ、とにかく俺たちは依頼された事をやって、奴隷商に引き渡す。それだけだ」
「!!!!」
ここにきてまさかの奴隷商!!
冗談じゃねぇ!!
っていうか!なんで俺カエラさんたちにそんな風に恨まれているわけ???
「やめろ!!マジでいやだ!ほんとに吐く、吐くから!吐いちゃうから!!無理!!」
「諦めな。ほらフードを取れば意外といける………いや、眼鏡が邪魔だな」
「!!!!やだ!眼鏡は取ったら」
「うるせぇよ!」
パンッと頬を打たれた。
「おい、傷が出来ると下がるぞ」
「犯ってからなんだから同じようなもんだって。どのみちこいつだってダグラスの奴と犯りまくってるんだろう?まさかあのダグラスがこんな子供が趣味だなんてな。そりゃあカエラもやってられないって気持ちにもなるだろうさ」
「おい!」
「おっと、じゃあ、坊主。しばらく俺たちと楽しもう。お前の情夫よりいい思いができるかもしれないぜ?」
ニヤリと笑って男は俺の身体を押し倒して乗り上げてきた。
もう一人は俺のフード付きのマントをとって、ニヤニヤと笑いながら両手を拘束して眼鏡をはずす。
俺はギュッと目を閉じた。
「観念したか」
声と一緒に生ぬるい息が首筋に触れる。
「やだあぁぁぁぁ!!!」
それだけで全身に鳥肌が立つ。
その瞬間、開いてはいけない目を見開いてしまったと気づいた時には遅かった。
「へ、へへへへ」
嫌な笑いと共に着ていたシャツが引き裂かれて、湿ったような手が胸に触れる。
押さえていた男も興奮したように顔を寄せてきて、俺は気持ち悪さに顔を横向けにして嘔吐した。
「汚ねぇな」
一瞬だけ鼻白んだようになったけれど、どうやら俺の【魅了】は有能で、その位で性欲が衰える事はないらしい。
脱がしたマントでごしごしと口を拭われた。
さすがにそこに口づけをしようとは思わなかったようだけれど、それでも顔は舐められた。
「ヒィ!!や、やめろ!!気持ち悪い!!やだ!脱がすな!やだダグラス!助けて!ダグラス!!やだぁぁ!!!」
涙が溢れる。
這いまわる手も、首筋に埋められた顔も、乗り上げている男が擦り付けるように固くなったそれを押し付けてくるのも、何もかもが悪夢のようだった。
最悪、ヤラレるだけだからなんて、女の子じゃないんだから大丈夫なんて嘘だ!
俺はもう死にそうなくらいダメージを受けている!!
「あ、案外いけるな、小僧。泣いてる顔もそそられる。そろそろこっちも可愛がってやらないとな」
「さ!触るな!!馬鹿野郎!!や、めろ~~~~~~!!」
「誘われているようにしか思えねぇな」
それはくそスキルの【魅了】さんのせいだってぇの!!!
だから!顔を寄せるな!胸を触るな!!
ハァハァと勝手に欲情している男たちに為す術もなく、こんな風にされて、ダグラスに会えないまま奴隷商に売られるなんて絶対に嫌だ!
「おい、早くしろよ。交代しろ!」
「分かってるって!ああ、面倒だな。これも破くか」
ズボンがうまく下ろせずに焦れた男はナイフを取り出した。
さすがにズボンはシャツの様には破くことが出来なかったらしい。
「!!!やだ!止めてくれ!!お願いだから!」
「は、別のお願いならきいてやるぜ?まずはこっちに入れさせろよ」
「ふ、ふ、ふざけんな!!」
「威勢がいいねぇ」
ニヤリと笑って男のナイフが容赦なく俺のズボンを切り裂いた。
「痛っ!!」
「はは、ちょっと足を掠めたか。でもこれもまた煽情的だな」
男はどこかうっとりとしたようにうっすらと血が滲んでいるだろう太腿の辺りに触れ、そのままゆっくりと中心へと大きな手を這わせた。
「やだやだやだやだぁぁぁぁぁぁぁ!!ダグラス!ダグラス!助けて!やだあぁぁぁぁ!!!」
動けない身体をそれでも必死に動かした。
来てくれる筈のない人の名前だけを叫んだ。
涙が溢れる。
こんなのってない!
絶対に理不尽だ!
いきなりこんな世界に飛ばされて、何の説明もなくて、しかもこんな変なスキルなんかつけやがって!!
ふざけんな!!
恨んでやる!
絶対に恨んでやる!!
責任者、出てこーーーーーーい!!!!
『は~い!。ああ、良かった。やっと繋がった』
「………………は?」
『緑川颯太さんですよね?わぁ、ギリギリで間に合った感じかな。良かったぁ。あ、はじめまして、責任者です!」
「はぁぁぁぁ????」
ニコニコと笑う自称責任者を見て、俺は盛大な「はぁ?」をぶちかました。
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えへへへ(;^ω^)
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