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番外編 それぞれの物語
ロマースクになる日 (ユージーン×トーマス) 最終話
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扉の前で下ろされて一礼をしてから、二人は報告とお祝会の会場に行くための部屋へと移動した。
着替えはそちらで行う手筈になっている為、神殿の関係者にお礼を言ってから二人はロマースク家が用意をした会場へと移動した。そうして着ていたタキシードを脱いで、一旦普段着のような服を着ると、用意をされた簡易の食事を前にしたまま、ユージーンはメイド達を全員下がらせた。
「……怒っている?」
「怒っている」
即座に帰って来た言葉にユージーンはしょんぼりとした顔をした。
「僕、抱っこは嫌って言ったのに」
「……ごめん、でもどうしてもやりたかったんだ。だって一生に一度の結婚式だもの。エディたちのを見た時にやりたいって思ったんだよ」
「…………僕は絶対に嫌だって思ったよ。エディだって真っ赤だったもの。みんなの前で抱っこされるなんて恥ずかしいし、そんな顔を沢山の人に見られるのは嫌だったんだ」
「ごめん」
「…………うん。でも僕もごめん。誓いの言葉をちゃんと一度で出来なくて」
そう言ってクシャリと顔を歪めたトーマスにユージーンは慌てて口を開いた。どうも話がおかしな方向に行き始めてしまった。
「トム、神官様が仰っていらしただろう? 神はせっかちではないって。ちゃんと届けばいいんだよ。トムが誓ってくれて嬉しかった」
「うん。それは分かっているんだけど、それでもあんなに練習したのにって口惜しいんだ。沢山練習したのに……」
ああ、これは本当に自分が悪かったとユージーンは心の底から思った。
一生懸命で、少し自己評価の低い大切な人。頑張ってきちんとやろうと思っていると、そのうちどんどん不安になっていってしまう事も以前から何度かあって、特に婚約式の前と結婚式の前は体調を崩すほどだった。
「沢山練習をしたから、声が詰まってしまっても、その後にきちんとする事が出来たんだよ。だからトムがその事で謝る事はないんだ。誓いを立てて報告をした私たちはもう夫婦だ。指輪の交換も、口づけも済ませた。嫌な思いをさせてしまった事は」
「い、嫌じゃないよ」
「トム?」
「……ジーンにされて嫌な事なんかないよ。恥ずかしいのが嫌なんだ。そんな顔は……ジーンだけが知っていればいいでしょう?」
再び真っ赤な顔をして、少しだけムッとしたような表情を浮かべながらそう言うトーマスに、ユージーン軽いめまいを感じていた。「うちの奥さんは最高だ!」頭の中で大きく叫ぶ。そうだ。確かにそんな顔は自分だけが知っていればいいのだ。まったくなんていう殺し文句だろう。
「うん。そうだね。私だけが知っていればいい。トムの言う通りだ」
「うん。だから、さっき言ったように皆に何か言われたら全部ジーンが引き受けてね」
もう恥ずかしいのは嫌だからというトーマスにそっと口づけた。少しだけジタバタとしたけれど、そのうち静かになって、背中に手が回される。
あともう少しだ。愛おしい彼の全てを手に入れるまでもう少しの我慢。
「少し何かを食べてから、報告とお祝会の服に着替えよう。ちゃんと」
「うん」
「トムに言われた事は任された。何か言われたら全部任せて」
「……うん」
「もう、皆の前で抱っこはしないから」
その言葉にようやく笑ったトーマスを見て、ユージーンはホッとしてその頬に触れるだけの口づけを落とした。
報告とお祝会では緊張した表情もあったけれど、それでもテーブルを回りながら出席して下さったお礼と、これからよろしくお願いしますという挨拶を二人でしっかりと行った。
友人たちのテーブルではエドワードがトーマスの事を心配していて「大丈夫だよ。僕もね、恥ずかしかったけどね、でもこの先に何か恥ずかしい事があっても、あの時よりは恥ずかしくないって思えばいいんだって思う事にしたんだ。そうしたらその時の恥ずかしい気持ちは消えちゃうじゃない?」と相変わらず斜め上の事を言ってトーマスを笑わせていた。
そしてミッチェルはユージーンに「絶対にやると思った」と笑って、トーマスには「全部ジーンのせいにしちゃえばいいよ」と言っていた。
そう。長い間友人だった彼らはトーマスをからかう様な事はなかったのだ。すっかり笑顔が戻った伴侶にユージーンはホッとして、仲間たちに感謝をした。
報告会の後の宴会は続いているが、ユージーンとトーマスはそこからそっと抜け出した。そう言うものなのだと聞いた。港町からの有力者も多数招いているので、途中からは海の男たちの話で盛り上がっていた。自分たちの街でもこんな風にいい人達とのつながりが出来るといいねと笑った。
抜け出した後は食事をとって、用意をしていた転移陣でこれから二人が暮らす事になるオルウェンの街の屋敷にやってきた。
そうしてそれぞれのメイド達に連れていかれて風呂に入って支度をする。何の支度なのか、勿論分かっている。結婚式の夜。つまり初夜の支度だ。
案内をされた部屋に入るとすでに不安げな表情をしたトーマスがベッドの端に腰かけていた。どうやらそこで待つようにと言われたらしい。疲れもあるのだろう。顔色があまり良くないなと思った。
「あ、ジーン」
「うん。お疲れ様」
「うん。ジーンも」
そう言って二人は顔を見合わせて小さく笑った。
「少しお酒でも飲む?」
「え?」
「実は緊張しているんだ」
「……ジーンも?」
トーマスが意外そうな表情を浮かべたのを見て、ユージーンはもう一度クスリと笑った。
「そりゃあ、緊張するよ。うまく出来なかったらどうしようとか、嫌だと思われたら困るとか……」
言いながら隣に座るとトーマスは「そっか」と呟くように言って、何を思ったのかいきなりベッドの上に座り込んだ。王国ではあまり見ない正座という座り方だった。
「トム?」
「ユージーン・ハンプトン・ロマースク様。どうぞ、幾久しくよろしくお願いします」
そう言って頭を下げたトーマスにユージーンは思わず固まってしまった。
「あれ? 僕、間違えた? こういう挨拶をこちらの方ではするって聞いたんだけど」
上げられた顔が引きつっているのを見てユージーンは慌てて首を横に振った。トーマスがしたのはおそらく東の国の挨拶だろう。幾久しくというのは末永くとか、ずっとずっとという意味合いの言葉だ。
「ううん。間違えていないよ。トムが私の領のしきたりまできちんと調べていてくれた事に驚いたんだ。ありがとう。私からもきちんと挨拶をさせてほしい」
そう言うとユージーンはトーマスの向かいに同じく正座をして頭を下げた。
「トーマス・カーライル・ロマースク様。どうぞ、幾久しくよろしくお願いします」
そう。ユージーンは領地はないが子爵位を得ている。結婚をして正式にロマースクの領地内にあるオルウェンの街の知事となり、今日からはロマースク子爵として母方の姓を加える事になる。そしてトーマスもまたロマースク子爵に嫁ぎ、元の家名を残してロマースクの姓を名乗る事になるのだ。
二人で正座をしたままベッドの上で見つめ合った後、先に動いたのはユージーンだった。
「いたたたた……」
「ジーン!」
「カッコ悪い……。正座はベッドの上でも辛いよね」
そう言うとトーマスはクスリと笑って「うん」と言った。
二人で笑いながらしびれているような足を伸ばしてベッドに転がった。
「ジーン」
「うん?」
「えっと、えっと、僕が……嫌って言っても、やめないでね」
「トム?」
「なんか、よく、分からないけど、は、反射的に言っちゃうかもしれないなって。でも、や、やめないでね。何をす、するのかは、一応分かっているつもりだから。だから……」
どんどん赤くなっていく顔には不安な表情が見え隠れをしている。大事にしたいと思う。別に今日全部が出来なくてもいいとも思っていた。出来る限り優しくしたいと、無茶な事だけはしないようにと思っていた。いたのに……。
「本当に私の奥さんは最高だね」
「ジーン?」
「愛しているよ、誰よりも。だから嫌って言われても、きっとやめられない」
「う、うん。だって、嫌じゃないから。ジーンからされて嫌な事なんて、わぁぁ!」
それ以上は言葉にならなかった。
こうしてその日、トーマス・カーライルは、神への誓いだけでなく、心も、身体もトーマス・カーライル・ロマースクとなったのである。
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てへへへ(/ω\)
き、期待していた方、ごめんよ。
着替えはそちらで行う手筈になっている為、神殿の関係者にお礼を言ってから二人はロマースク家が用意をした会場へと移動した。そうして着ていたタキシードを脱いで、一旦普段着のような服を着ると、用意をされた簡易の食事を前にしたまま、ユージーンはメイド達を全員下がらせた。
「……怒っている?」
「怒っている」
即座に帰って来た言葉にユージーンはしょんぼりとした顔をした。
「僕、抱っこは嫌って言ったのに」
「……ごめん、でもどうしてもやりたかったんだ。だって一生に一度の結婚式だもの。エディたちのを見た時にやりたいって思ったんだよ」
「…………僕は絶対に嫌だって思ったよ。エディだって真っ赤だったもの。みんなの前で抱っこされるなんて恥ずかしいし、そんな顔を沢山の人に見られるのは嫌だったんだ」
「ごめん」
「…………うん。でも僕もごめん。誓いの言葉をちゃんと一度で出来なくて」
そう言ってクシャリと顔を歪めたトーマスにユージーンは慌てて口を開いた。どうも話がおかしな方向に行き始めてしまった。
「トム、神官様が仰っていらしただろう? 神はせっかちではないって。ちゃんと届けばいいんだよ。トムが誓ってくれて嬉しかった」
「うん。それは分かっているんだけど、それでもあんなに練習したのにって口惜しいんだ。沢山練習したのに……」
ああ、これは本当に自分が悪かったとユージーンは心の底から思った。
一生懸命で、少し自己評価の低い大切な人。頑張ってきちんとやろうと思っていると、そのうちどんどん不安になっていってしまう事も以前から何度かあって、特に婚約式の前と結婚式の前は体調を崩すほどだった。
「沢山練習をしたから、声が詰まってしまっても、その後にきちんとする事が出来たんだよ。だからトムがその事で謝る事はないんだ。誓いを立てて報告をした私たちはもう夫婦だ。指輪の交換も、口づけも済ませた。嫌な思いをさせてしまった事は」
「い、嫌じゃないよ」
「トム?」
「……ジーンにされて嫌な事なんかないよ。恥ずかしいのが嫌なんだ。そんな顔は……ジーンだけが知っていればいいでしょう?」
再び真っ赤な顔をして、少しだけムッとしたような表情を浮かべながらそう言うトーマスに、ユージーン軽いめまいを感じていた。「うちの奥さんは最高だ!」頭の中で大きく叫ぶ。そうだ。確かにそんな顔は自分だけが知っていればいいのだ。まったくなんていう殺し文句だろう。
「うん。そうだね。私だけが知っていればいい。トムの言う通りだ」
「うん。だから、さっき言ったように皆に何か言われたら全部ジーンが引き受けてね」
もう恥ずかしいのは嫌だからというトーマスにそっと口づけた。少しだけジタバタとしたけれど、そのうち静かになって、背中に手が回される。
あともう少しだ。愛おしい彼の全てを手に入れるまでもう少しの我慢。
「少し何かを食べてから、報告とお祝会の服に着替えよう。ちゃんと」
「うん」
「トムに言われた事は任された。何か言われたら全部任せて」
「……うん」
「もう、皆の前で抱っこはしないから」
その言葉にようやく笑ったトーマスを見て、ユージーンはホッとしてその頬に触れるだけの口づけを落とした。
報告とお祝会では緊張した表情もあったけれど、それでもテーブルを回りながら出席して下さったお礼と、これからよろしくお願いしますという挨拶を二人でしっかりと行った。
友人たちのテーブルではエドワードがトーマスの事を心配していて「大丈夫だよ。僕もね、恥ずかしかったけどね、でもこの先に何か恥ずかしい事があっても、あの時よりは恥ずかしくないって思えばいいんだって思う事にしたんだ。そうしたらその時の恥ずかしい気持ちは消えちゃうじゃない?」と相変わらず斜め上の事を言ってトーマスを笑わせていた。
そしてミッチェルはユージーンに「絶対にやると思った」と笑って、トーマスには「全部ジーンのせいにしちゃえばいいよ」と言っていた。
そう。長い間友人だった彼らはトーマスをからかう様な事はなかったのだ。すっかり笑顔が戻った伴侶にユージーンはホッとして、仲間たちに感謝をした。
報告会の後の宴会は続いているが、ユージーンとトーマスはそこからそっと抜け出した。そう言うものなのだと聞いた。港町からの有力者も多数招いているので、途中からは海の男たちの話で盛り上がっていた。自分たちの街でもこんな風にいい人達とのつながりが出来るといいねと笑った。
抜け出した後は食事をとって、用意をしていた転移陣でこれから二人が暮らす事になるオルウェンの街の屋敷にやってきた。
そうしてそれぞれのメイド達に連れていかれて風呂に入って支度をする。何の支度なのか、勿論分かっている。結婚式の夜。つまり初夜の支度だ。
案内をされた部屋に入るとすでに不安げな表情をしたトーマスがベッドの端に腰かけていた。どうやらそこで待つようにと言われたらしい。疲れもあるのだろう。顔色があまり良くないなと思った。
「あ、ジーン」
「うん。お疲れ様」
「うん。ジーンも」
そう言って二人は顔を見合わせて小さく笑った。
「少しお酒でも飲む?」
「え?」
「実は緊張しているんだ」
「……ジーンも?」
トーマスが意外そうな表情を浮かべたのを見て、ユージーンはもう一度クスリと笑った。
「そりゃあ、緊張するよ。うまく出来なかったらどうしようとか、嫌だと思われたら困るとか……」
言いながら隣に座るとトーマスは「そっか」と呟くように言って、何を思ったのかいきなりベッドの上に座り込んだ。王国ではあまり見ない正座という座り方だった。
「トム?」
「ユージーン・ハンプトン・ロマースク様。どうぞ、幾久しくよろしくお願いします」
そう言って頭を下げたトーマスにユージーンは思わず固まってしまった。
「あれ? 僕、間違えた? こういう挨拶をこちらの方ではするって聞いたんだけど」
上げられた顔が引きつっているのを見てユージーンは慌てて首を横に振った。トーマスがしたのはおそらく東の国の挨拶だろう。幾久しくというのは末永くとか、ずっとずっとという意味合いの言葉だ。
「ううん。間違えていないよ。トムが私の領のしきたりまできちんと調べていてくれた事に驚いたんだ。ありがとう。私からもきちんと挨拶をさせてほしい」
そう言うとユージーンはトーマスの向かいに同じく正座をして頭を下げた。
「トーマス・カーライル・ロマースク様。どうぞ、幾久しくよろしくお願いします」
そう。ユージーンは領地はないが子爵位を得ている。結婚をして正式にロマースクの領地内にあるオルウェンの街の知事となり、今日からはロマースク子爵として母方の姓を加える事になる。そしてトーマスもまたロマースク子爵に嫁ぎ、元の家名を残してロマースクの姓を名乗る事になるのだ。
二人で正座をしたままベッドの上で見つめ合った後、先に動いたのはユージーンだった。
「いたたたた……」
「ジーン!」
「カッコ悪い……。正座はベッドの上でも辛いよね」
そう言うとトーマスはクスリと笑って「うん」と言った。
二人で笑いながらしびれているような足を伸ばしてベッドに転がった。
「ジーン」
「うん?」
「えっと、えっと、僕が……嫌って言っても、やめないでね」
「トム?」
「なんか、よく、分からないけど、は、反射的に言っちゃうかもしれないなって。でも、や、やめないでね。何をす、するのかは、一応分かっているつもりだから。だから……」
どんどん赤くなっていく顔には不安な表情が見え隠れをしている。大事にしたいと思う。別に今日全部が出来なくてもいいとも思っていた。出来る限り優しくしたいと、無茶な事だけはしないようにと思っていた。いたのに……。
「本当に私の奥さんは最高だね」
「ジーン?」
「愛しているよ、誰よりも。だから嫌って言われても、きっとやめられない」
「う、うん。だって、嫌じゃないから。ジーンからされて嫌な事なんて、わぁぁ!」
それ以上は言葉にならなかった。
こうしてその日、トーマス・カーライルは、神への誓いだけでなく、心も、身体もトーマス・カーライル・ロマースクとなったのである。
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