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第9章 幸せになります
411.結婚式②
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ステンドグラスから落ちる柔らかな光に照らされた聖堂の中で、大神官が結婚式の始まりを宣言した。
そして参列者も立ち上がって、ルフェリットの神々に礼をする。
「ご参列の皆様はご着席ください。アルフレッド・グランディス・フィンレー様、エドワード・フィンレー・グリーンベリー様、どうぞ祭壇までお進みください」
そう言われて僕と兄様は一段高くなっている所に進んだ。
「本日はおめでとうございます。この素晴らしい日に立ち会わせていただける事を嬉しく思います」
大神官はそう言ってニコニコと笑った。
「これからお二人には神へ結婚の報告をしていただきます。報告は神との誓いです。よろしいですね?」
祭壇の前にいる大神官の言葉に僕と兄様は「はい」と答えた。それを聞いて大神官はニッコリと笑って羊皮紙をゆっくりと広げて読み上げる。
「アルフレッド・グランデス・フィンレー、汝、エドワード・フィンレー・グリーンベリーを伴侶とする事を神へ報告をし、その誓いを立てなさい」
静かな、けれどはっきりとした声だった。兄様は真っ直ぐに前を向いて口を開いた。
「はい。ルフェリットの神々にご報告をさせていただきます。私、アルフレッド・グランデス・フィンレーはエドワード・フィンレー・グリーンベリーを伴侶として、愛し、敬い、慈しみ、助け合い、悲しみ深い時も、喜びに充ちた時も共に支え合う事を誓います」
兄様の声が聖堂に響く。胸の中にジワリと温かなものが広がっていく気がした。
『悪役令息』になりたくなくて、兄様を殺したくなくて、ただただ兄様が大好きだった。兄様に名前を呼ばれると、ギュってしてもらうと嬉しかった。
自分の色を贈る事の意味さえ知らなかった……
その意味を知って、もうそうしてはいけないんだと思った……
でも兄様は繰り返し「大丈夫」って言ってくれた。僕の色が欲しいって望んでくれた。僕の騎士で居たいと言ってくれた。共にお互いの騎士で在りたいと思った。だから……
「エドワード・フィンレー・グリーンベリー、汝、アルフレッド・グランデス・フィンレーを伴侶とする事を神へ報告をし、その誓いを立てなさい」
僕は兄様の腕からそって手を離して、両手でブーケを握りしめた。大丈夫。だって何度も練習をしたもの。あのお披露目会の時のように、兄様も一緒に練習をしてくれた。だから大丈夫。
兄様の目が「大丈夫だよ」って言っている。光の中でティオたちも見つめている。大丈夫。
「はい。ルフェリットの神々にご報告をさせていただきます。私、エドワード・フィンレー・グリーンベリーはアルフレッド・グランデス・フィンレーを伴侶として、愛し、敬い、慈しみ、助け合い、悲しみ深い時も、喜びに充ちた時も共に支え合う事を誓います」
そう言うと聖堂の中にキラキラとした光が溢れ出した。
「これは……」
大神官が一瞬言葉を失った。参列者の中から小さな声が上がる。
ティオも、リロイも、セームルも、そして夢の中で名前を教えてもらったファラルも笑っている。もしかしたらこれは妖精たちからの贈り物なのかもしれない。そう思ったら「僕達だけじゃないよ」って声が聞こえた。
「お二人の誓いを喜び、神々から祝福が届いたようですね」
聖堂の中の光で踊っていた光が、まるで初めてのあの花火のようにゆっくりと、吸い込まれていくように消えた後で大神官は再びゆっくりと口を開いた。
「それでは、報告を終えたお二人は誓いの口づけを」
「え!」
僕は思わず小さく声を出してしまった。き、聞いていないよ。ここで? 皆の前で口づけをするの?
兄様が笑っている。
どうしようって思って思わず父様たちの方を見たら父様は苦笑をして頷いて、母様はニコニコしていて、ウィルとハリーは赤くなっていた。
「エディ」
「ははははい!」
「今日から伴侶として末永くよろしくね」
「あ、はい……っ……」
重なった唇は、重ねられただけでなくブーケでそっと隠されるようにされながら深いものになった。
「……っ……ん……」
そっと腰の辺りに手が回って、身体が引き寄せられる。ドクンドクンと早くなる心臓。隠すように寄せられたブーケの薔薇の香りが鼻をくすぐった。そして……
小さくコホンと大神官様の咳払いが聞こえて、ゆっくりと離された身体はちょっと自分で立つ事が出来なくて兄様に支えられて立つような形になった。
「神々から祝福をされた誓いに心よりお祝い申し上げます。どうぞ末永くお幸せにお過ごしくださいませ」
大神官様と神官様がゆっくりとお辞儀をして笑っていた。
報告の誓いは無事に受理されて、僕と兄様は伴侶となった。
正式には僕はエドワード・グリーンベリー・フィンレーになるんだけど、兄様がフィンレーの当主になるまでは正式な伴侶であってもエドワード・フィンレー・グリーンベリーのままで居られるようにもう決まっているんだ。
色々とややこしいけれど仕方がない。でも今はそれどころじゃないんだ。
式が無事に終わってこれからもう一度皆の間を通って聖堂から出て行かないといけないのに僕の足がね、えっと、ちょっとガクガクしていてね。
「さて、退場だよ。エディ」
鮮やかな笑みを浮かべて兄様は僕を横抱きにした。
「わぁ!」
途端に会場から「おめでとう」とか「お幸せに」っていう声がかかる。貴族の結婚式では中々ない光景だって後から聞いたけど、この時の僕はそれどころじゃなくて、お化粧なんか全く役に立たない程真っ赤な顔をして兄様に抱っこをされたまま、真ん中の道を通る事になって本当にどうしていいのか分からない状態になっていた。
「にににに兄様」
「ふふふ、大丈夫。誰もエディの事を赤ちゃんだなんて思っていないよ」
皆が笑いながら「おめでとう」って言っていた。
トーマス君はなぜか真っ赤になっていた。
ダニエル君とマーティン君が「花嫁が歩けなくなるほど誓いの口づけをするなんてお前くらいだ!」って呆れたように言っている。
そうしてゆっくりゆっくりと真ん中の通路を歩き切った兄様は、入ってきた扉とは違う扉の方に進んで、開いたそこから外に出てしまった。
僕は抱っこをされたまま、ステンドグラスの光とは違うお日様の光に思わず目を細めた。
「え?」
何? どうなっているの? そんな僕の耳に何故かパチパチパチっていう拍手と「おめでとうございます」って声が聞こえてきた。えぇ? まだ参列して下さった方は聖殿の中にいるのになんで声が聞こえるの?
その答えは勿論兄様が教えてくれた。
「聖神殿に来ている人たちが、こちらで結婚式が行われているって聞いてお祝いに来てくれたんだよ」
「!!! おり、下ります! もう大丈夫です。下ろしてください!!」
そんな知らない人たちにまで抱っこをされいるのを見られるのは嫌だよ。
僕が慌ててそう言うと、兄様は抱っこを止めてゆっくりと身体を下ろしてくれた。
「ちゃんと立てる? クラクラしない?」
「大丈夫です。えっと、ここからどうするんですか?」
というか、来たところに戻る筈だったと思うんだけど。
「うん。せっかくだから見せてあげたくね。公爵家の結婚式には呼べないからさ」
「え……」
そう言われて分かった。聖殿の下には先ほど兄様が言っていたように聖神殿を参拝している人たちがいて、その中にはどう見ても聖神殿を参拝しに来たようには思えない人たちが幾人もいたんだ。
「エディ、マントが良く見えるようにゆっくり歩いて聖殿の横から控えの間に戻ろう」
「はい」
僕と兄様は見ている人たちに僅かに会釈をしてゆっくりと歩き出した。いつの間にかちゃんと護衛の人達もついている。
きっと僕たちのマントは陽の光を受けてキラキラと輝いているだろう。そしてそれを現実のものにしてくれたのは彼らのお陰だ。
ゆっくりと兄様と一緒に、聖殿の外に続く出入口から脇の出入り口へ。
こうして僕たちの結婚式は滞りなく執り行われて、僕達は報告とお祝いの会の為、フィンレーへと戻った。
------------------
結婚式無事?に~~~~💕
そして参列者も立ち上がって、ルフェリットの神々に礼をする。
「ご参列の皆様はご着席ください。アルフレッド・グランディス・フィンレー様、エドワード・フィンレー・グリーンベリー様、どうぞ祭壇までお進みください」
そう言われて僕と兄様は一段高くなっている所に進んだ。
「本日はおめでとうございます。この素晴らしい日に立ち会わせていただける事を嬉しく思います」
大神官はそう言ってニコニコと笑った。
「これからお二人には神へ結婚の報告をしていただきます。報告は神との誓いです。よろしいですね?」
祭壇の前にいる大神官の言葉に僕と兄様は「はい」と答えた。それを聞いて大神官はニッコリと笑って羊皮紙をゆっくりと広げて読み上げる。
「アルフレッド・グランデス・フィンレー、汝、エドワード・フィンレー・グリーンベリーを伴侶とする事を神へ報告をし、その誓いを立てなさい」
静かな、けれどはっきりとした声だった。兄様は真っ直ぐに前を向いて口を開いた。
「はい。ルフェリットの神々にご報告をさせていただきます。私、アルフレッド・グランデス・フィンレーはエドワード・フィンレー・グリーンベリーを伴侶として、愛し、敬い、慈しみ、助け合い、悲しみ深い時も、喜びに充ちた時も共に支え合う事を誓います」
兄様の声が聖堂に響く。胸の中にジワリと温かなものが広がっていく気がした。
『悪役令息』になりたくなくて、兄様を殺したくなくて、ただただ兄様が大好きだった。兄様に名前を呼ばれると、ギュってしてもらうと嬉しかった。
自分の色を贈る事の意味さえ知らなかった……
その意味を知って、もうそうしてはいけないんだと思った……
でも兄様は繰り返し「大丈夫」って言ってくれた。僕の色が欲しいって望んでくれた。僕の騎士で居たいと言ってくれた。共にお互いの騎士で在りたいと思った。だから……
「エドワード・フィンレー・グリーンベリー、汝、アルフレッド・グランデス・フィンレーを伴侶とする事を神へ報告をし、その誓いを立てなさい」
僕は兄様の腕からそって手を離して、両手でブーケを握りしめた。大丈夫。だって何度も練習をしたもの。あのお披露目会の時のように、兄様も一緒に練習をしてくれた。だから大丈夫。
兄様の目が「大丈夫だよ」って言っている。光の中でティオたちも見つめている。大丈夫。
「はい。ルフェリットの神々にご報告をさせていただきます。私、エドワード・フィンレー・グリーンベリーはアルフレッド・グランデス・フィンレーを伴侶として、愛し、敬い、慈しみ、助け合い、悲しみ深い時も、喜びに充ちた時も共に支え合う事を誓います」
そう言うと聖堂の中にキラキラとした光が溢れ出した。
「これは……」
大神官が一瞬言葉を失った。参列者の中から小さな声が上がる。
ティオも、リロイも、セームルも、そして夢の中で名前を教えてもらったファラルも笑っている。もしかしたらこれは妖精たちからの贈り物なのかもしれない。そう思ったら「僕達だけじゃないよ」って声が聞こえた。
「お二人の誓いを喜び、神々から祝福が届いたようですね」
聖堂の中の光で踊っていた光が、まるで初めてのあの花火のようにゆっくりと、吸い込まれていくように消えた後で大神官は再びゆっくりと口を開いた。
「それでは、報告を終えたお二人は誓いの口づけを」
「え!」
僕は思わず小さく声を出してしまった。き、聞いていないよ。ここで? 皆の前で口づけをするの?
兄様が笑っている。
どうしようって思って思わず父様たちの方を見たら父様は苦笑をして頷いて、母様はニコニコしていて、ウィルとハリーは赤くなっていた。
「エディ」
「ははははい!」
「今日から伴侶として末永くよろしくね」
「あ、はい……っ……」
重なった唇は、重ねられただけでなくブーケでそっと隠されるようにされながら深いものになった。
「……っ……ん……」
そっと腰の辺りに手が回って、身体が引き寄せられる。ドクンドクンと早くなる心臓。隠すように寄せられたブーケの薔薇の香りが鼻をくすぐった。そして……
小さくコホンと大神官様の咳払いが聞こえて、ゆっくりと離された身体はちょっと自分で立つ事が出来なくて兄様に支えられて立つような形になった。
「神々から祝福をされた誓いに心よりお祝い申し上げます。どうぞ末永くお幸せにお過ごしくださいませ」
大神官様と神官様がゆっくりとお辞儀をして笑っていた。
報告の誓いは無事に受理されて、僕と兄様は伴侶となった。
正式には僕はエドワード・グリーンベリー・フィンレーになるんだけど、兄様がフィンレーの当主になるまでは正式な伴侶であってもエドワード・フィンレー・グリーンベリーのままで居られるようにもう決まっているんだ。
色々とややこしいけれど仕方がない。でも今はそれどころじゃないんだ。
式が無事に終わってこれからもう一度皆の間を通って聖堂から出て行かないといけないのに僕の足がね、えっと、ちょっとガクガクしていてね。
「さて、退場だよ。エディ」
鮮やかな笑みを浮かべて兄様は僕を横抱きにした。
「わぁ!」
途端に会場から「おめでとう」とか「お幸せに」っていう声がかかる。貴族の結婚式では中々ない光景だって後から聞いたけど、この時の僕はそれどころじゃなくて、お化粧なんか全く役に立たない程真っ赤な顔をして兄様に抱っこをされたまま、真ん中の道を通る事になって本当にどうしていいのか分からない状態になっていた。
「にににに兄様」
「ふふふ、大丈夫。誰もエディの事を赤ちゃんだなんて思っていないよ」
皆が笑いながら「おめでとう」って言っていた。
トーマス君はなぜか真っ赤になっていた。
ダニエル君とマーティン君が「花嫁が歩けなくなるほど誓いの口づけをするなんてお前くらいだ!」って呆れたように言っている。
そうしてゆっくりゆっくりと真ん中の通路を歩き切った兄様は、入ってきた扉とは違う扉の方に進んで、開いたそこから外に出てしまった。
僕は抱っこをされたまま、ステンドグラスの光とは違うお日様の光に思わず目を細めた。
「え?」
何? どうなっているの? そんな僕の耳に何故かパチパチパチっていう拍手と「おめでとうございます」って声が聞こえてきた。えぇ? まだ参列して下さった方は聖殿の中にいるのになんで声が聞こえるの?
その答えは勿論兄様が教えてくれた。
「聖神殿に来ている人たちが、こちらで結婚式が行われているって聞いてお祝いに来てくれたんだよ」
「!!! おり、下ります! もう大丈夫です。下ろしてください!!」
そんな知らない人たちにまで抱っこをされいるのを見られるのは嫌だよ。
僕が慌ててそう言うと、兄様は抱っこを止めてゆっくりと身体を下ろしてくれた。
「ちゃんと立てる? クラクラしない?」
「大丈夫です。えっと、ここからどうするんですか?」
というか、来たところに戻る筈だったと思うんだけど。
「うん。せっかくだから見せてあげたくね。公爵家の結婚式には呼べないからさ」
「え……」
そう言われて分かった。聖殿の下には先ほど兄様が言っていたように聖神殿を参拝している人たちがいて、その中にはどう見ても聖神殿を参拝しに来たようには思えない人たちが幾人もいたんだ。
「エディ、マントが良く見えるようにゆっくり歩いて聖殿の横から控えの間に戻ろう」
「はい」
僕と兄様は見ている人たちに僅かに会釈をしてゆっくりと歩き出した。いつの間にかちゃんと護衛の人達もついている。
きっと僕たちのマントは陽の光を受けてキラキラと輝いているだろう。そしてそれを現実のものにしてくれたのは彼らのお陰だ。
ゆっくりと兄様と一緒に、聖殿の外に続く出入口から脇の出入り口へ。
こうして僕たちの結婚式は滞りなく執り行われて、僕達は報告とお祝いの会の為、フィンレーへと戻った。
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