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第2章 少年期
【エピソード】-はじめてのお茶会(改稿)
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四の月になって少しした頃。僕の初めてのお茶会が開かれた。
僕にはお友達を作る事は出来ないかもしれないって思ったりもしたけれど、兄様や父様が色々お話して下さって、頑張ろうって思ったんだ。
お茶会が開かれる小サロンに続く廊下で兄様に「いってきます!」ってご挨拶をして小サロンに向かった。今日は僕がお招きする人だから、皆をお迎えしないといけないんだ。
いっしょに来た大人は父様がお話してくれるから、今日はお庭の方からサロンに来てくれる友達候補の子たちとお話したらいいんだって。頑張るぞ!
「ようこそ、今日はお茶会にいらしてくださってありがとうございます。エドワード・フィンレーです。仲良くしてください」
「本日はお招きいただきまして、ありがとうございました」
みんなが次々にご挨拶をしてくれる。
今日来てくれたのはマーティン君の弟のミッチェル・レイモンド君。伯爵家三男四歳。
隣の領のクラウス・モーガン君。伯爵家次男五歳。
母様のお友達のお家のトーマス・カーライル君。子爵家次男。五歳。
お祖父様のお友達のお孫さんのレナード・トールマン君 侯爵家三男 六歳
そして同じフィンレー領内に住んでいるスティーブ・オックス・セシリアン 子爵家嫡男五歳。領地はなくてフィンレーの官僚として働いているんだって。この6人でお茶会をする。
お茶はグランディスで買ったストロベリーティーと、母様が美味しいとすすめて下さったアップルティ。それから果実水も用意してもらった。
お食事はサンドウィッチとかピンチョスみたいなのとか、お肉とか、ポテトを油であげたのとか。あと、お菓子はマカロンとか色々。
「初めてお会いするので、食べながらみんなに自己紹介するのはどうでしょう?」
僕がそう言うとみんな頷いた。
「えっと、では、えっと、召し上がって?」
「……………」
誰も手を出さない。え? なんで? 嫌いな物だったのかな。
「こ、このお肉がのったパンがおいしいですよ?」
「……………」
「ポテトもこうやってあぶらであげるとおいしいです」
「……………」
「えっと、えっと」
頭の中がぐるぐるしてきた。ちょっと涙が浮かんできそう。どうしよう。誰か、誰か、お話して!
「………フィンレー様から召し上がってください」
その時、レナード君が口を開いてくれた。
「あ、はい」
僕は小さめのサンドイッチを手に取って口にした。するとレナード君がお肉のピンチョスを手にしてくれた。
「おいしいですね」
「はい! みなさんもどうぞ。食べながらお話ししましょう。そのほうがきっとたのしいですよ」
僕の言葉にみんなはそれぞれに手を伸ばし始めた。
「おいしい、です」
嬉しそうにスティーブ君が言った。
「よかったです! 僕もそのお肉好きなんです」
「このパン、とてもやわらかいですね」
トーマス君が驚いたように言った。
「はい。こうぼというので作っていると言っていました」
「こうぼ、今度調べてみます」
トーマス君は気になる事を調べたりするのが好きなのかもしれないな。
「……ポテト、おいしいです」
ミッチェル君だ!
「気に入ってもらえてよかったです! 僕もポテトあげたの好きなんです」
ミッチェル君はこくんと頷いてもう一度ポテトを手にした。良かった!
「えっと、じゃあ食べながら聞いてくださいね。僕はエドワード・フィンレーです。この前五歳のおひろめかいをしました。でも十の月がお誕生日です。好きなものはマカロンとか、あとクリのケーキも好きです。騎士様のご本も好きです。エドワードと呼んでください。よろしくお願いいたします。じゃあ、次は」
「私でもよろしいですか?」
「あ、はい。お願いします」
レナード君がすぐに声を出してくれた。頼りになる。
「はじめまして。ケビン・スペード・トールマン侯爵が三男、レナード・トールマンです。先月六歳になりました。今は剣術の稽古がとても楽しいです。私もクリを使ったモンブランというケーキが好きです。レナードと呼んでください。よろしくお願いいたします」
「モンブラン!クリのケーキなのですね。今度シェフにつくってもらいます」
僕がそういうとレナード君がにこっとしてくれた。六歳かぁ。ちょっとだけお兄さんなんだ。すごいなあ、しっかりしてる。
皆でよろしくねってお辞儀をして、次はミッチェル君。
「ケネス・ラグラル・レイモンド伯爵が三男、ミッチェル・レイモンドです。もうすぐ五歳になります。好きなのは魔法。早く魔法が使えるようになりたいです。ミッチェルと呼んでください。よろしくおねがいします」
ミッチェル君のお家は代々大魔導師の称号を持っているんだよね。マーティン君の魔法もすごかった。だから早く使えるようになりたいのかな。
その後は順調だった。みんな自分たちで自己紹介してくれる。
「アーサー・オルフェンズ・モーガン伯爵が次男、クラウス・モーガン。五歳。フィンレーの隣の領、です。この前から兄上と一緒に剣術の稽古を始めさせてもらって、とても楽しいと思っている……思っています。クラウスと呼んで、ください。それから、モーガンでとれるル・レクチェという果物がとても美味しいので、機会があれば食べてみて…ください」
「ル・レクチェ! 気になります!」
僕は思わず声を出してしまった。お行儀悪かったかな。
するとクラウス君は少し顔を赤くして「隣だから、できたら持ってくる…お、お持ちします」と言い直した。
クラウス君は五歳だけど、体が大きいからもう剣術の稽古を始めているんだね。でもそれよりなによりル・レクチェ気になる。
「チャールズ・バークリー・カーライル子爵が次男、トーマス・カーライルです。五歳です。トーマスと呼んでください。僕は本が好きです。初めて知った事を調べたりするのも好きです。騎士様や魔物が出てくる本も読んだ事がありますし、図鑑みたいに色々なものの絵が描かれているものを見ているのも好きです。よろしくお願いいたします」
「まもののご本はこわくないですか?」
僕は思わず聞いてしまった。だって、気になったんだもの。
「怖いのもいましたが、本の中ではみんなたおされてしまったので平気です」
トーマス君がそう言うと、ミッチェル君が口を開いた。
「私の父上は魔物を倒したことがあります」
「うわ~! すごいです!」
「お話聞きたいです!」
「レイモンド伯爵様ですと、魔法で倒したのでしょうか」
「そうです。王国の魔法騎士団にいた時の事だそうです」
「すすすすすごいです!」
「エドワード様、大丈夫ですか?」
「は! すみません。レナード様」
「では後ほどお話させていただきますね。自己紹介の途中に失礼いたしました」
ミッチェル君が嬉しそうにそう言った。本当に魔法が大好きなんだね。
「では、自己紹介をさせていただきます。フィリップ・オックス・セシリアン子爵が嫡男、スティーブ・オックス・セシリアンです。父が官僚の役についており、フィンレー領に住んでいます。七の月に六歳になります。算術が得意です。後は、綺麗なものが好きです。スティーブとお呼びください。よろしくお願いいたします」
「算術! 僕も好きです」
スティーブ君がにっこり笑って、クラウス君がうえぇって顔をした。わかりやすい。でも算術は一つしか答えがないのが、とてもいいと思うんだ。そういうと、スティーブ君も同じだって言った。
「スティーブ様。今度きれいなものの事も、教えてください」
「はい、ぜひ。エドワード様、どうぞ、スティーブで」
「………じゃあ、スティーブ君」
「はい。ありがとうございます」
それからお茶とお菓子を食べながらミッチェル君のお父様が魔物をやっつけるお話を聞いた。マンティコアという恐ろしい魔物で、人の顔をしていて、ライオンみたいな体で、さそりみたいなしっぽに毒針があると聞いてとてもドキドキした。
「怖いです!」と思わず言ってしまったら、両隣にいたレナード君とスティーブ君が「大丈夫ですよ」って言ってくれた。
ミッチェル君は他の魔物の話も今度してくれるって言ってた。全部ミッチェル君のお父様が倒したから怖くないよって。
あと、スティーブ君が集めている綺麗な石の話も聞いたよ。今度持ってきて見せてくれるって約束した。
トーマス君とはご本の話をもっとしたかったな。図鑑っていうのがとても気になるって言ったら嬉しそうだった。
クラウス君とレナード君は剣術の話をしていたよ。僕もちょっとだけ聞いて、頑張ろうって思った。
色々心配していたけど、皆とちゃんとお話が出来て嬉しかったな。そう、そう、ミッチェル君が「マカロンおいしかったです」って言ってくれた。この前のこと、覚えていてくれたんだ。良かった。父様が言っていた通りちゃんとマカロンの話でもお友達になれるんだね。
結局、スティーブ君だけでなく、みんな君呼びになった。帰る時には「またね」って手を振った。すごく、すごく楽しかった。僕の初めてのお茶会は大成功だったね。
そう思いながら僕は迎えに来てくれた父様と一緒に小サロンを後にした。廊下の向こうに兄様の姿が見えた。それもまた嬉しかった。
----------
今回の書籍化で登場人物の多さからお茶会の部分をカットしました。
でも担当様にお話をして、今回エピソードという形で若干改稿をしてアップしなおしました。
チームエディのファーストコンタクト。
楽しんでいただければ嬉しいです♪
僕にはお友達を作る事は出来ないかもしれないって思ったりもしたけれど、兄様や父様が色々お話して下さって、頑張ろうって思ったんだ。
お茶会が開かれる小サロンに続く廊下で兄様に「いってきます!」ってご挨拶をして小サロンに向かった。今日は僕がお招きする人だから、皆をお迎えしないといけないんだ。
いっしょに来た大人は父様がお話してくれるから、今日はお庭の方からサロンに来てくれる友達候補の子たちとお話したらいいんだって。頑張るぞ!
「ようこそ、今日はお茶会にいらしてくださってありがとうございます。エドワード・フィンレーです。仲良くしてください」
「本日はお招きいただきまして、ありがとうございました」
みんなが次々にご挨拶をしてくれる。
今日来てくれたのはマーティン君の弟のミッチェル・レイモンド君。伯爵家三男四歳。
隣の領のクラウス・モーガン君。伯爵家次男五歳。
母様のお友達のお家のトーマス・カーライル君。子爵家次男。五歳。
お祖父様のお友達のお孫さんのレナード・トールマン君 侯爵家三男 六歳
そして同じフィンレー領内に住んでいるスティーブ・オックス・セシリアン 子爵家嫡男五歳。領地はなくてフィンレーの官僚として働いているんだって。この6人でお茶会をする。
お茶はグランディスで買ったストロベリーティーと、母様が美味しいとすすめて下さったアップルティ。それから果実水も用意してもらった。
お食事はサンドウィッチとかピンチョスみたいなのとか、お肉とか、ポテトを油であげたのとか。あと、お菓子はマカロンとか色々。
「初めてお会いするので、食べながらみんなに自己紹介するのはどうでしょう?」
僕がそう言うとみんな頷いた。
「えっと、では、えっと、召し上がって?」
「……………」
誰も手を出さない。え? なんで? 嫌いな物だったのかな。
「こ、このお肉がのったパンがおいしいですよ?」
「……………」
「ポテトもこうやってあぶらであげるとおいしいです」
「……………」
「えっと、えっと」
頭の中がぐるぐるしてきた。ちょっと涙が浮かんできそう。どうしよう。誰か、誰か、お話して!
「………フィンレー様から召し上がってください」
その時、レナード君が口を開いてくれた。
「あ、はい」
僕は小さめのサンドイッチを手に取って口にした。するとレナード君がお肉のピンチョスを手にしてくれた。
「おいしいですね」
「はい! みなさんもどうぞ。食べながらお話ししましょう。そのほうがきっとたのしいですよ」
僕の言葉にみんなはそれぞれに手を伸ばし始めた。
「おいしい、です」
嬉しそうにスティーブ君が言った。
「よかったです! 僕もそのお肉好きなんです」
「このパン、とてもやわらかいですね」
トーマス君が驚いたように言った。
「はい。こうぼというので作っていると言っていました」
「こうぼ、今度調べてみます」
トーマス君は気になる事を調べたりするのが好きなのかもしれないな。
「……ポテト、おいしいです」
ミッチェル君だ!
「気に入ってもらえてよかったです! 僕もポテトあげたの好きなんです」
ミッチェル君はこくんと頷いてもう一度ポテトを手にした。良かった!
「えっと、じゃあ食べながら聞いてくださいね。僕はエドワード・フィンレーです。この前五歳のおひろめかいをしました。でも十の月がお誕生日です。好きなものはマカロンとか、あとクリのケーキも好きです。騎士様のご本も好きです。エドワードと呼んでください。よろしくお願いいたします。じゃあ、次は」
「私でもよろしいですか?」
「あ、はい。お願いします」
レナード君がすぐに声を出してくれた。頼りになる。
「はじめまして。ケビン・スペード・トールマン侯爵が三男、レナード・トールマンです。先月六歳になりました。今は剣術の稽古がとても楽しいです。私もクリを使ったモンブランというケーキが好きです。レナードと呼んでください。よろしくお願いいたします」
「モンブラン!クリのケーキなのですね。今度シェフにつくってもらいます」
僕がそういうとレナード君がにこっとしてくれた。六歳かぁ。ちょっとだけお兄さんなんだ。すごいなあ、しっかりしてる。
皆でよろしくねってお辞儀をして、次はミッチェル君。
「ケネス・ラグラル・レイモンド伯爵が三男、ミッチェル・レイモンドです。もうすぐ五歳になります。好きなのは魔法。早く魔法が使えるようになりたいです。ミッチェルと呼んでください。よろしくおねがいします」
ミッチェル君のお家は代々大魔導師の称号を持っているんだよね。マーティン君の魔法もすごかった。だから早く使えるようになりたいのかな。
その後は順調だった。みんな自分たちで自己紹介してくれる。
「アーサー・オルフェンズ・モーガン伯爵が次男、クラウス・モーガン。五歳。フィンレーの隣の領、です。この前から兄上と一緒に剣術の稽古を始めさせてもらって、とても楽しいと思っている……思っています。クラウスと呼んで、ください。それから、モーガンでとれるル・レクチェという果物がとても美味しいので、機会があれば食べてみて…ください」
「ル・レクチェ! 気になります!」
僕は思わず声を出してしまった。お行儀悪かったかな。
するとクラウス君は少し顔を赤くして「隣だから、できたら持ってくる…お、お持ちします」と言い直した。
クラウス君は五歳だけど、体が大きいからもう剣術の稽古を始めているんだね。でもそれよりなによりル・レクチェ気になる。
「チャールズ・バークリー・カーライル子爵が次男、トーマス・カーライルです。五歳です。トーマスと呼んでください。僕は本が好きです。初めて知った事を調べたりするのも好きです。騎士様や魔物が出てくる本も読んだ事がありますし、図鑑みたいに色々なものの絵が描かれているものを見ているのも好きです。よろしくお願いいたします」
「まもののご本はこわくないですか?」
僕は思わず聞いてしまった。だって、気になったんだもの。
「怖いのもいましたが、本の中ではみんなたおされてしまったので平気です」
トーマス君がそう言うと、ミッチェル君が口を開いた。
「私の父上は魔物を倒したことがあります」
「うわ~! すごいです!」
「お話聞きたいです!」
「レイモンド伯爵様ですと、魔法で倒したのでしょうか」
「そうです。王国の魔法騎士団にいた時の事だそうです」
「すすすすすごいです!」
「エドワード様、大丈夫ですか?」
「は! すみません。レナード様」
「では後ほどお話させていただきますね。自己紹介の途中に失礼いたしました」
ミッチェル君が嬉しそうにそう言った。本当に魔法が大好きなんだね。
「では、自己紹介をさせていただきます。フィリップ・オックス・セシリアン子爵が嫡男、スティーブ・オックス・セシリアンです。父が官僚の役についており、フィンレー領に住んでいます。七の月に六歳になります。算術が得意です。後は、綺麗なものが好きです。スティーブとお呼びください。よろしくお願いいたします」
「算術! 僕も好きです」
スティーブ君がにっこり笑って、クラウス君がうえぇって顔をした。わかりやすい。でも算術は一つしか答えがないのが、とてもいいと思うんだ。そういうと、スティーブ君も同じだって言った。
「スティーブ様。今度きれいなものの事も、教えてください」
「はい、ぜひ。エドワード様、どうぞ、スティーブで」
「………じゃあ、スティーブ君」
「はい。ありがとうございます」
それからお茶とお菓子を食べながらミッチェル君のお父様が魔物をやっつけるお話を聞いた。マンティコアという恐ろしい魔物で、人の顔をしていて、ライオンみたいな体で、さそりみたいなしっぽに毒針があると聞いてとてもドキドキした。
「怖いです!」と思わず言ってしまったら、両隣にいたレナード君とスティーブ君が「大丈夫ですよ」って言ってくれた。
ミッチェル君は他の魔物の話も今度してくれるって言ってた。全部ミッチェル君のお父様が倒したから怖くないよって。
あと、スティーブ君が集めている綺麗な石の話も聞いたよ。今度持ってきて見せてくれるって約束した。
トーマス君とはご本の話をもっとしたかったな。図鑑っていうのがとても気になるって言ったら嬉しそうだった。
クラウス君とレナード君は剣術の話をしていたよ。僕もちょっとだけ聞いて、頑張ろうって思った。
色々心配していたけど、皆とちゃんとお話が出来て嬉しかったな。そう、そう、ミッチェル君が「マカロンおいしかったです」って言ってくれた。この前のこと、覚えていてくれたんだ。良かった。父様が言っていた通りちゃんとマカロンの話でもお友達になれるんだね。
結局、スティーブ君だけでなく、みんな君呼びになった。帰る時には「またね」って手を振った。すごく、すごく楽しかった。僕の初めてのお茶会は大成功だったね。
そう思いながら僕は迎えに来てくれた父様と一緒に小サロンを後にした。廊下の向こうに兄様の姿が見えた。それもまた嬉しかった。
----------
今回の書籍化で登場人物の多さからお茶会の部分をカットしました。
でも担当様にお話をして、今回エピソードという形で若干改稿をしてアップしなおしました。
チームエディのファーストコンタクト。
楽しんでいただければ嬉しいです♪
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