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第8章 収束への道のり
314. チームエディ作戦開始
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「うん。やっぱり思っていた通りキリがないね」
「だよね~」
僕の言葉にミッチェル君がコクリと頷いた。最初は魔物の名前を次々に教えてくれていたんだけど、脇道の方や森の中からも結構多くやって来て、そのうちに大体の数だけになった。
「森から細かいのと大きいの十くらい。脇からは集団で来る。あ、減った」
という事は誰かが脇の方にも入り込んでやっつけてくれたって事かな。
「犬だな。犬系。ん~~~その後ろにはちょっとデカそうなのがいるなぁ」
言っているそばからけたたましい鳴き声が聞こえてくる。双頭の魔犬オルトロスだ。
「ああ、結構面倒なのが来たね」
「ウォーターエリアで出来るだけ沈めてしまおう」
言うが早いかジョシュアたちがオルトロスたちが駆けてくる道を一瞬で深い沼のようなものに変え、双犬たちがそれぞれの魔法を発動する前にその沼ごと容赦なく凍り付かせて凍り付いたオルトロスごと一気に砕いた。
「よし、半分以上は減ったな」
ニヤリと笑うジョシュア隊は頼もしい。そのまま残りのオルトロスたちの方に向かっていく。するとその後ろに赤い毛並みの大きな狼がやって来るのを見て、エリック隊の魔導騎士達も動いた。怪狼と呼ばれているジェヴォーダンの群れだ。普段は群れない筈の彼らの姿に魔導騎士達の顔つきも変わった。
森の方からはボア系の大小が向かってきたが、マリーとエリック君が闇魔法の防御壁を展開し、僕が壁にぶつかって来るそれにパラライズをかけ、そのまま二人が闇槍を雨のように突き立てた。
「すごいね、ワイルドボアもこうなると一瞬だね。ああ、あっちもすごいよ、エディ。オルトロスは殲滅だ。ジェヴォーダンは何頭か後方に行ったね」
「ジーンとクラウス達に任せよう。さて、少し日が傾いてきたから、予定通りに僕たちはこのまま少しずつ森の中を前進していこうか」
僕がそう言うとスティーブ君がコクリと頷いた。
「うん。そうだね。とにかく日が暮れる前に何とか結界を張りなおして、出来ればダンジョンと繋がった道を塞ぐ事が出来ればいいんだけど」
その言葉に今度は僕がコクリと頷いた。本当に出来るかどうかは分からないんだけれど、スティーブ君の持っている<修復>というスキルで壊された扉を修復する事が出来ないかなって思ったんだ。
勿論地中にある扉を直すのは簡単には出来ないし、直している間、ダンジョンからキリもなくやってくる魔物たちをどうやって止めておけるかって問題もある。
だけど、このままにしておいてもスタンピードはいつ終わるか全く分からないし、夜になってしまえば、いくら魔法で辺りを明るくしても、魔物たちが見えにくくなる。僕たちの方が圧倒的に不利になる時間になる前に何か手を打たなければいけないって思うんだ。
本流の方でどういう作戦を立てているのかはっきりとは分からないけれど、第一隊の所はやっぱり結界までの余裕は無さそうな感じで、さっき入った知らせでは、少しずつ兄様たちの第二隊の方にも上位種の魔物がやって来るようになったらしい。大きな怪我をしている人がいないといいな。
「ねぇジョシュア、スタンピードって魔物たちが出切ってしまうととりあえずは終わりなのかな。それまでの辛抱みたいな感じなのかしら」
オルトロスとジェヴォーダンを倒して、僕の側に戻ってきたジョシュアに僕は今更ながらの質問をしてみた。
「その場所によって違います。ある程度出切って自然に終わる所もあれば、何日も何日も続くような所もある。またはずっと魔物が湧き出し、強制的にダンジョンを閉じるような魔法をかけた所もあるらしいです。残念ながら私は実際を見た事はありませんが」
「そうなんだ。ちなみに今回のこの出方、どう思う?」
「分かりかねますが、モーリスのダンジョンと繋がっている事と、モーリス自体が小規模なスタンピードを起こしているという事を考えるとそれほど長くは続かないかという様な気もしますが、正直分かりません。あのダンジョンは過去にもスタンピードを起こすかもしれないと噂が出ては兆候が収まると言う事を繰り返していましたし」
「ああ、そうだよね。う~ん、でも空間がモーリスの守塚を経由してモーリスのダンジョンに繋がっているのは困るんだよね」
「そうですね。できればその空間の洞窟みたいなものは無くなってしまった方がいいような気がしますが、空間の魔法がかけられている場所は下手に触れるととんでもない所にそれが飛んでしまったりする事もあるようですので」
「そうなんだ」
うん。やっぱり難しいな。でもそのままにしておくわけにはいかないよね、出来ればモーリスのダンジョンに繋がってしまった所も、王様の森と繋がってしまった所もきちんと扉を閉じてしまいたいんだ。
「何となく第二隊が少しずつ前に進行している感じがするね。第一隊が少し押されているのかもしれないな」
ミッチェル君の言葉を聞いて僕は作戦の開始を決断した。
「僕とルーカス、マリー、ミッチェル、スティーブそしてジョシュア隊が始点まで進行する。エリック隊はこのままここに、ユージーンの半数をこちらへ回してもらおう。後方が大丈夫そうならレオンにはこちらへ入ってもらおうかな。エリックも動き方の相談を出来る人がいた方がいいでしょう?」
「ああ。そうしてもらえると助かる」
「蛇行の辺りはジーンとクラウスに再編してもらおう。足りないなら後方の近衛騎士を回してもらう。可能なのかは分からないけど、後で援軍を送るってニールデン卿が仰っていたしね」
僕がそう言うと皆が小さく笑った。うん。状況はどんどん変わっているから、それが本当に出来るのかは分からないんだ。でも今は現状で一番いい状況を作っていくしかない。
「書簡を送ったよ。では一足先に出発する。何かあればすぐに知らせて」
「分かった。エディ、くれぐれも気を付けて」
「うん。エリック、ありがとう」
そう言って僕達はゆっくりと森の中を進み始めた。
「エディ、前方、ダイアウルフの群れだ」
ミッチェル君の声に僕たちは戦闘態勢に入った。唸り声が聞こえ始める。
「森の中だから出来る限り火魔法は禁止で」
「了解。では先陣で!」
そう言うとジョシュア隊の6名が一気に前方へ切り込んでいった。
僕とミッチェルの前にはあっという間にマリーが防御壁を張ってしまう。
「マリー、僕も戦えるよ」
「はい。勿論分かっております。ですが力は温存しておいていただければ安心ですから」
にこやかにそう言う僕の斜め前で飛びかかってきたダイアウルフをルーカスが剣で真っ二つに切り裂いた。一瞬怯んだダイヤウルフ達は次の瞬間複数で飛びかかってくる。けれどルーカスはそれを難なく剣で切り捨てた。
前方に行った騎士隊の面々も余裕でこちらへ戻って来るのが見えた。
「……魔素が湧くと面倒だから森の中で倒したものはマジックボックスに回収をしておこう」
ダンジョンで湧き出した魔物たちはその姿が残らずドロップ品というもののみを残して消えると聞いていたが、どうやらスタンピードで外に飛び出してきた魔物たちはそうではないらしい。
二十匹ほどいたダイヤウルフたちの亡骸をこの為に用意をしてきたマジックボックスに入れて僕たちは更に先に進んだ。魔物は断続的に出てくる。大概はそのまま主流を進んでいるように思えた。
しばらくの間はパラパラと現れる小型の魔物たちを倒しながら進んでいると、突然ミッチェル君が上を向いて声を上げた。
「ワイバーンだ!」
森の中を進んでいる僕らに見向きもせずに3頭のワイバーンはそのまま空を飛んで行った。
騎士達も空を見上げ、飛び去って行く後ろ姿を見つめながら「まさかワイバーンまで出てくるなんて」「あれが街の中に入ったら大惨事だ」と絶望的な声を出した。
確かにあんなものが街中で暴れたら、街も人もひとたまりもないだろう。
「……どこかの地点で打ち落としてもらえないかな」
「そうだね。街に出る前になんとか……」
そうスティーブ君を話をしていると。
「エディ、モーリスのダンジョンってすごいね。あんなものまで出てきちゃうなんてさ。でもさ、どうやって出てくるんだろうね。森の奥のその出口ってそんなに大きいの?」
「……さあ」
うん。ミッチェル君もある意味凄いと思う。今この状況でそんな事が言えるんだもの。
「魔法で出てくるみたいだよ。ダンジョンのスタンピードは特殊だからね」
その瞬間、聞き覚えのある声が聞こえてきて、僕は思わず弾かれたように顔を上げた。
「!!! ダン兄様!」
「やぁ、エディ。やっと追いついた。脇道の辺りに行ったら森の中を始点に向かっているって聞いてびっくりしたよ。とりあえず進みながら説明をしてもらおうかな」
そう言って『氷の貴公子』と呼ばれているダニエル・クレシス・メイソン子爵令息は、そのあだ名の通りの冷たい微笑を浮かべた。
-----------
氷の貴公子wwwww
「だよね~」
僕の言葉にミッチェル君がコクリと頷いた。最初は魔物の名前を次々に教えてくれていたんだけど、脇道の方や森の中からも結構多くやって来て、そのうちに大体の数だけになった。
「森から細かいのと大きいの十くらい。脇からは集団で来る。あ、減った」
という事は誰かが脇の方にも入り込んでやっつけてくれたって事かな。
「犬だな。犬系。ん~~~その後ろにはちょっとデカそうなのがいるなぁ」
言っているそばからけたたましい鳴き声が聞こえてくる。双頭の魔犬オルトロスだ。
「ああ、結構面倒なのが来たね」
「ウォーターエリアで出来るだけ沈めてしまおう」
言うが早いかジョシュアたちがオルトロスたちが駆けてくる道を一瞬で深い沼のようなものに変え、双犬たちがそれぞれの魔法を発動する前にその沼ごと容赦なく凍り付かせて凍り付いたオルトロスごと一気に砕いた。
「よし、半分以上は減ったな」
ニヤリと笑うジョシュア隊は頼もしい。そのまま残りのオルトロスたちの方に向かっていく。するとその後ろに赤い毛並みの大きな狼がやって来るのを見て、エリック隊の魔導騎士達も動いた。怪狼と呼ばれているジェヴォーダンの群れだ。普段は群れない筈の彼らの姿に魔導騎士達の顔つきも変わった。
森の方からはボア系の大小が向かってきたが、マリーとエリック君が闇魔法の防御壁を展開し、僕が壁にぶつかって来るそれにパラライズをかけ、そのまま二人が闇槍を雨のように突き立てた。
「すごいね、ワイルドボアもこうなると一瞬だね。ああ、あっちもすごいよ、エディ。オルトロスは殲滅だ。ジェヴォーダンは何頭か後方に行ったね」
「ジーンとクラウス達に任せよう。さて、少し日が傾いてきたから、予定通りに僕たちはこのまま少しずつ森の中を前進していこうか」
僕がそう言うとスティーブ君がコクリと頷いた。
「うん。そうだね。とにかく日が暮れる前に何とか結界を張りなおして、出来ればダンジョンと繋がった道を塞ぐ事が出来ればいいんだけど」
その言葉に今度は僕がコクリと頷いた。本当に出来るかどうかは分からないんだけれど、スティーブ君の持っている<修復>というスキルで壊された扉を修復する事が出来ないかなって思ったんだ。
勿論地中にある扉を直すのは簡単には出来ないし、直している間、ダンジョンからキリもなくやってくる魔物たちをどうやって止めておけるかって問題もある。
だけど、このままにしておいてもスタンピードはいつ終わるか全く分からないし、夜になってしまえば、いくら魔法で辺りを明るくしても、魔物たちが見えにくくなる。僕たちの方が圧倒的に不利になる時間になる前に何か手を打たなければいけないって思うんだ。
本流の方でどういう作戦を立てているのかはっきりとは分からないけれど、第一隊の所はやっぱり結界までの余裕は無さそうな感じで、さっき入った知らせでは、少しずつ兄様たちの第二隊の方にも上位種の魔物がやって来るようになったらしい。大きな怪我をしている人がいないといいな。
「ねぇジョシュア、スタンピードって魔物たちが出切ってしまうととりあえずは終わりなのかな。それまでの辛抱みたいな感じなのかしら」
オルトロスとジェヴォーダンを倒して、僕の側に戻ってきたジョシュアに僕は今更ながらの質問をしてみた。
「その場所によって違います。ある程度出切って自然に終わる所もあれば、何日も何日も続くような所もある。またはずっと魔物が湧き出し、強制的にダンジョンを閉じるような魔法をかけた所もあるらしいです。残念ながら私は実際を見た事はありませんが」
「そうなんだ。ちなみに今回のこの出方、どう思う?」
「分かりかねますが、モーリスのダンジョンと繋がっている事と、モーリス自体が小規模なスタンピードを起こしているという事を考えるとそれほど長くは続かないかという様な気もしますが、正直分かりません。あのダンジョンは過去にもスタンピードを起こすかもしれないと噂が出ては兆候が収まると言う事を繰り返していましたし」
「ああ、そうだよね。う~ん、でも空間がモーリスの守塚を経由してモーリスのダンジョンに繋がっているのは困るんだよね」
「そうですね。できればその空間の洞窟みたいなものは無くなってしまった方がいいような気がしますが、空間の魔法がかけられている場所は下手に触れるととんでもない所にそれが飛んでしまったりする事もあるようですので」
「そうなんだ」
うん。やっぱり難しいな。でもそのままにしておくわけにはいかないよね、出来ればモーリスのダンジョンに繋がってしまった所も、王様の森と繋がってしまった所もきちんと扉を閉じてしまいたいんだ。
「何となく第二隊が少しずつ前に進行している感じがするね。第一隊が少し押されているのかもしれないな」
ミッチェル君の言葉を聞いて僕は作戦の開始を決断した。
「僕とルーカス、マリー、ミッチェル、スティーブそしてジョシュア隊が始点まで進行する。エリック隊はこのままここに、ユージーンの半数をこちらへ回してもらおう。後方が大丈夫そうならレオンにはこちらへ入ってもらおうかな。エリックも動き方の相談を出来る人がいた方がいいでしょう?」
「ああ。そうしてもらえると助かる」
「蛇行の辺りはジーンとクラウスに再編してもらおう。足りないなら後方の近衛騎士を回してもらう。可能なのかは分からないけど、後で援軍を送るってニールデン卿が仰っていたしね」
僕がそう言うと皆が小さく笑った。うん。状況はどんどん変わっているから、それが本当に出来るのかは分からないんだ。でも今は現状で一番いい状況を作っていくしかない。
「書簡を送ったよ。では一足先に出発する。何かあればすぐに知らせて」
「分かった。エディ、くれぐれも気を付けて」
「うん。エリック、ありがとう」
そう言って僕達はゆっくりと森の中を進み始めた。
「エディ、前方、ダイアウルフの群れだ」
ミッチェル君の声に僕たちは戦闘態勢に入った。唸り声が聞こえ始める。
「森の中だから出来る限り火魔法は禁止で」
「了解。では先陣で!」
そう言うとジョシュア隊の6名が一気に前方へ切り込んでいった。
僕とミッチェルの前にはあっという間にマリーが防御壁を張ってしまう。
「マリー、僕も戦えるよ」
「はい。勿論分かっております。ですが力は温存しておいていただければ安心ですから」
にこやかにそう言う僕の斜め前で飛びかかってきたダイアウルフをルーカスが剣で真っ二つに切り裂いた。一瞬怯んだダイヤウルフ達は次の瞬間複数で飛びかかってくる。けれどルーカスはそれを難なく剣で切り捨てた。
前方に行った騎士隊の面々も余裕でこちらへ戻って来るのが見えた。
「……魔素が湧くと面倒だから森の中で倒したものはマジックボックスに回収をしておこう」
ダンジョンで湧き出した魔物たちはその姿が残らずドロップ品というもののみを残して消えると聞いていたが、どうやらスタンピードで外に飛び出してきた魔物たちはそうではないらしい。
二十匹ほどいたダイヤウルフたちの亡骸をこの為に用意をしてきたマジックボックスに入れて僕たちは更に先に進んだ。魔物は断続的に出てくる。大概はそのまま主流を進んでいるように思えた。
しばらくの間はパラパラと現れる小型の魔物たちを倒しながら進んでいると、突然ミッチェル君が上を向いて声を上げた。
「ワイバーンだ!」
森の中を進んでいる僕らに見向きもせずに3頭のワイバーンはそのまま空を飛んで行った。
騎士達も空を見上げ、飛び去って行く後ろ姿を見つめながら「まさかワイバーンまで出てくるなんて」「あれが街の中に入ったら大惨事だ」と絶望的な声を出した。
確かにあんなものが街中で暴れたら、街も人もひとたまりもないだろう。
「……どこかの地点で打ち落としてもらえないかな」
「そうだね。街に出る前になんとか……」
そうスティーブ君を話をしていると。
「エディ、モーリスのダンジョンってすごいね。あんなものまで出てきちゃうなんてさ。でもさ、どうやって出てくるんだろうね。森の奥のその出口ってそんなに大きいの?」
「……さあ」
うん。ミッチェル君もある意味凄いと思う。今この状況でそんな事が言えるんだもの。
「魔法で出てくるみたいだよ。ダンジョンのスタンピードは特殊だからね」
その瞬間、聞き覚えのある声が聞こえてきて、僕は思わず弾かれたように顔を上げた。
「!!! ダン兄様!」
「やぁ、エディ。やっと追いついた。脇道の辺りに行ったら森の中を始点に向かっているって聞いてびっくりしたよ。とりあえず進みながら説明をしてもらおうかな」
そう言って『氷の貴公子』と呼ばれているダニエル・クレシス・メイソン子爵令息は、そのあだ名の通りの冷たい微笑を浮かべた。
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氷の貴公子wwwww
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