200 / 335
第8章 収束への道のり
312. スタンピードの始まり
しおりを挟む
スタンピードは隆起をしていた場所に施した結界が破られる形で始まった。
小山のように盛り上がったそこにボコリと穴が開き、地中から飛び出してくる魔物たち。空間の歪みでできている洞窟から次々と押し出されるように魔物たちが現れる様は恐ろしいものだった。
道の左右に陣を構えた第一討伐隊は、出てきて目の前の道を走り出そうとする塊にドンと一つ雷魔法を落とした。そのまま道の上に転がった焼け焦げたもの。雷の衝撃に吹きに飛ばされたもの達は漏れなく風魔法使い達が絡めとり、一か所に集めて魔法の檻の中に押し込める。
森という事もあり、出来る限り火属性の魔法が使わないようにと言われているが、それでも檻の中に捕らえられたそれらは土魔法に長けた者が作った大きな穴の中にそのまま落とされて、その中でどんと火柱が噴き上げる。
「ギャァァァァァァァァ!!!!」
上がる断末魔の声。非道と思われるようなやり方かもしれないが、そうしなければ自分たちがやられてしまうのだ。その証拠に次の一団は騎士達に飛びかかってきた。
「ヘルストーカーだ! 後方へやるな! 糸に注意しろ! 雷は効かんぞ! 水攻めにした後に炙り殺せ!」
「ありえん、ドラゴンフライだと!? 後方へ通すな! 翼を狙え! 凍り付かせろ!」
「マンティコアだ! 人食いだぞ! 尾の毒針に注意しろ!」
現れる魔物たちは予想されていたように、ダンジョンでは下層に出てくるもの達が多い。それらが待ちかねたように這い出し、あるいは走り出し、または地を震わせるような地響きを立てて飛び出してくるのだ。
道はあっても勿論木立の中に入っていくものも、空へと羽ばたくものもいる。
この第一隊の所で全ての魔物が討てるわけではない。が、出来る限り広範囲に広がらないように。そのまま道の流れに沿って進むように。進む中でその数を少しでも減らすように。そして更に可能な限り上位種を後方へ行かせないようにする。それが第一隊に課せられている任務だった。
「全て倒すのは無理だ。高位種に狙いを定めて、他は後ろへ送れ! 向かって来る者は容赦なく切り捨てろ」
「キマイラ、後方へ逃がしました!」
「追うな! 前だけ見ていろ! 次の上位種を逃がさなければいい」
上がる騎士達の声。魔物の咆哮。そして魔法が炸裂する音。
キリもなく湧き続ける様な魔物たちに騎士達はゴクリと息を呑んだ。戦いは始まったばかりだ。今回のスタンピードがいつまで続くのかも分からない。とにかく戦い続けるしかないのだ。
「最初に言った通り、魔力回復のポーションは倒れる前に飲むように。手持ちが無くなったら一度後方へ。傷を負った者も同じだ。血の匂いが魔物をおびき寄せる事になる。小型の者でも上位種がいるので惑わされるな。……っと、言っていたらデカいのがきたぞ! 囲め! こいつは通すなよ!」
梟の頭をした巨大な熊がのそりと姿を現した。先に出ていた小型の魔物が容赦なく踏みつけられていく。
「……アウルベアか。何層から出てきやがったんだ」
唸るようにそう言って第一隊の騎士達は一斉にそれぞれの属性のチェーンを放った。
-*-*-*-
「ああ、始まったようだね。ではこちらも十分に注意をして、討伐にあたろう」
穏やかなアレックスの言葉に騎士達は静かに頷いた。
この第二隊に与えられた任務はとにかく数を減らす事だ。この少し後方に逃げ惑った動物たちが作ってしまった脇道がある。押し寄せる魔物の波がそちらへ向かってしまえば第三隊へ向かう数は減るが、魔物は分散される。なによりその支流には、まだ学生であるアルフレッドの弟がいるのだ。
支流が出来る可能性がある事を知ったのは討伐隊が出陣する少し前だった。<フィンレーの怪物>と密かに呼ばれている元当主が契約しているという妖精より伝えられたが、本人は南の守塚の封印をしているため、まだ学生の次男が知り合いの騎士達を募って駆けつけてきたという。その数およそ100名。そこに城詰の近衛兵をニールデン公爵がかき集め、130名で支流に待機・討伐を行う事となった。
騎士服に身を包んだエドワードという少年のような風貌の彼は、短い挨拶だけをしてその任についた。さすがに反対をする者もいたが、今それだけの数の戦力をすぐに揃える事は不可能だった。
ニールデン公爵はエドワードに「出来る限り早急に援軍を揃えます。どうぞご無理はなさらぬように」と言った。
「はい。ありがとうございます。出来る事を出来る限り精一杯努めたいと思います」
そうして兄であるアルフレッドに会釈をして、エドワードは魔物たちが押し寄せてくるだろうその道へ向かったのだった。
「一匹たりとも逃すなとは言わない。深追いは禁止だ。だが、ここで行う事は第一に数を減らす事だ。そして次に上で漏れた上位種を始末する。森に逃げ込んだものも脇に反れる前に出来る限り倒す。魔力切れに注意をして、怪我をしたら一旦引け。よいか、心してかかれ!」
言葉と同時に魔物の波が押し寄せてくるのが見えた。あれでも第一隊がかなりの数を減らしている筈なのだ。そう思うと背中に冷たいものが流れる気がした。その緊張を解きほぐすようにアシュトンが先頭に躍り出た。
「よし、最初に一発お見舞いしよう。カルロス様の戦法だ。一度やってみたかったんだ。少しだけ流れを左に向けるように右手に攻撃を入れてくれ、そうしたら俺が左側にデカい穴をあける。落ちたらアルフレッド様、滝のような水を。そしてアレク、特大の雷を落とせ。数を減らすぞ」
それは昔、カルロスが一人で行って見せた伝説とも言われている魔法だ。何度も繰り返しやれるものではないが、それでも一発目にはいいかもしれない。
「分かった」
同じ近衛隊の中では説明済みだったのだろう。迫って来る魔物の右手に近衛騎士達が一斉に氷の魔法を叩きこんだ。何体かはそれに貫かれて地に伏したものがいたが、大きな流れはそのまま右手に振れた。
「Earth Valley」
アシュトンの言葉を同時に、道のやや右側が大きく、深く、まるで谷底のように地面が消えて、止まり切れない魔物たちの一団はその奈落へと滑り落ちた。
「今だ! アルフレッド!」
「瀑布」
瞬間、魔物たちが体勢を立て直す前に谷の中に大きな滝のような水がドドド―ッ!と落とされた。そして間髪入れずにアレックスが特大の雷をその水の中に叩きこむ。
濛々と上がる水蒸気と引き裂くような声。そしてパチパチと小さな稲妻がそこここで跳ねた。
「おお! 結構いけたな。アレク、随分腕を上げてたじゃないか。じゃ、死んでるのはマジックボックスに回収してと。入らないのはとどめをさしてくれ」
そう言ってアシュトンは何事もなかったかのように目の前の道を修復した。
「よし、奴らが忘れた頃にもう一度やろう。ほら! 我に返ったのが来やがるぞ! 気を抜くなよ!」
「アッシュ、それは私の台詞だよ。ああ、今のに巻き込まれなかったのにキマイラがいるね。あれは絶対にここで討伐を!」
「は!」
最初の一撃を衝撃的に決めた第二隊は、一瞬止まった波が再び押し寄せてくるのを待ち構えた。
-*-*-*-
「う~~ん、最初の所で森の中に反れたのがこっちに向かっているね。あとは例の脇道からそろそろこちらに来始めるかなぁ」
いつもと全く変わりのないミッチェル君の声に僕たちは思わず笑ってしまった。
「え? なに?」
「ううん。ミッチェルが来てくれて良かった。じゃあ、とりあえず森の中にいるのを片付けましょう。後は脇からき始めるので臨機応変に。どちらにしても元を止めなければいつまでたってもスタンピードは終わらないので、脇からの数が少し落ち着いてきたら奥に進んでいきます」
僕がそう言うと皆はコクリと頷いた。
思いがけず30名も多くの近衛騎士が加わったので、僕たちは最初の脇道の辺りに20名のエリック隊と10名のジョシュア隊。そして僕とマリーとルーカス、更にミッチェル君とスティーブ君を配置した。
そして緩やかに蛇行をする辺りはユージーン隊とクラウス隊が上手く分散をしてくれて、レナード君は近衛騎士団と一緒に本流の方へと行く道を守ってくれることになった。
「後方の状況が分からないと困るだろうから、きちんと知らせを入れるよ」
そう言ってくれた、頼りになる一番目の友人。僕は最初に会った時からレナード君には本当に助けられている。
何としても本流へは行かせない。勿論、街にも踏み込ませたくない。僕たちにとってはここが最後の砦だ。
気がかりなのは封印できない王宮神殿から伸びた部屋と墓廟の辺りに現れている魔物やアンデッドたちだ。ハワード先生たちがどこまで防ぐ事が出来るのか。本流は王宮神殿の脇も通るので、そこで万が一にでも中へながれこまれてしまうととんでもない事になってしまうからね。
「エディ、くるよ。エイプだ」
ミッチェル君の声に僕たちは森の中を見つめた。
---------------
スタンピード始まりました。
しばらく戦闘シーンばかりです( ;∀;)
小山のように盛り上がったそこにボコリと穴が開き、地中から飛び出してくる魔物たち。空間の歪みでできている洞窟から次々と押し出されるように魔物たちが現れる様は恐ろしいものだった。
道の左右に陣を構えた第一討伐隊は、出てきて目の前の道を走り出そうとする塊にドンと一つ雷魔法を落とした。そのまま道の上に転がった焼け焦げたもの。雷の衝撃に吹きに飛ばされたもの達は漏れなく風魔法使い達が絡めとり、一か所に集めて魔法の檻の中に押し込める。
森という事もあり、出来る限り火属性の魔法が使わないようにと言われているが、それでも檻の中に捕らえられたそれらは土魔法に長けた者が作った大きな穴の中にそのまま落とされて、その中でどんと火柱が噴き上げる。
「ギャァァァァァァァァ!!!!」
上がる断末魔の声。非道と思われるようなやり方かもしれないが、そうしなければ自分たちがやられてしまうのだ。その証拠に次の一団は騎士達に飛びかかってきた。
「ヘルストーカーだ! 後方へやるな! 糸に注意しろ! 雷は効かんぞ! 水攻めにした後に炙り殺せ!」
「ありえん、ドラゴンフライだと!? 後方へ通すな! 翼を狙え! 凍り付かせろ!」
「マンティコアだ! 人食いだぞ! 尾の毒針に注意しろ!」
現れる魔物たちは予想されていたように、ダンジョンでは下層に出てくるもの達が多い。それらが待ちかねたように這い出し、あるいは走り出し、または地を震わせるような地響きを立てて飛び出してくるのだ。
道はあっても勿論木立の中に入っていくものも、空へと羽ばたくものもいる。
この第一隊の所で全ての魔物が討てるわけではない。が、出来る限り広範囲に広がらないように。そのまま道の流れに沿って進むように。進む中でその数を少しでも減らすように。そして更に可能な限り上位種を後方へ行かせないようにする。それが第一隊に課せられている任務だった。
「全て倒すのは無理だ。高位種に狙いを定めて、他は後ろへ送れ! 向かって来る者は容赦なく切り捨てろ」
「キマイラ、後方へ逃がしました!」
「追うな! 前だけ見ていろ! 次の上位種を逃がさなければいい」
上がる騎士達の声。魔物の咆哮。そして魔法が炸裂する音。
キリもなく湧き続ける様な魔物たちに騎士達はゴクリと息を呑んだ。戦いは始まったばかりだ。今回のスタンピードがいつまで続くのかも分からない。とにかく戦い続けるしかないのだ。
「最初に言った通り、魔力回復のポーションは倒れる前に飲むように。手持ちが無くなったら一度後方へ。傷を負った者も同じだ。血の匂いが魔物をおびき寄せる事になる。小型の者でも上位種がいるので惑わされるな。……っと、言っていたらデカいのがきたぞ! 囲め! こいつは通すなよ!」
梟の頭をした巨大な熊がのそりと姿を現した。先に出ていた小型の魔物が容赦なく踏みつけられていく。
「……アウルベアか。何層から出てきやがったんだ」
唸るようにそう言って第一隊の騎士達は一斉にそれぞれの属性のチェーンを放った。
-*-*-*-
「ああ、始まったようだね。ではこちらも十分に注意をして、討伐にあたろう」
穏やかなアレックスの言葉に騎士達は静かに頷いた。
この第二隊に与えられた任務はとにかく数を減らす事だ。この少し後方に逃げ惑った動物たちが作ってしまった脇道がある。押し寄せる魔物の波がそちらへ向かってしまえば第三隊へ向かう数は減るが、魔物は分散される。なによりその支流には、まだ学生であるアルフレッドの弟がいるのだ。
支流が出来る可能性がある事を知ったのは討伐隊が出陣する少し前だった。<フィンレーの怪物>と密かに呼ばれている元当主が契約しているという妖精より伝えられたが、本人は南の守塚の封印をしているため、まだ学生の次男が知り合いの騎士達を募って駆けつけてきたという。その数およそ100名。そこに城詰の近衛兵をニールデン公爵がかき集め、130名で支流に待機・討伐を行う事となった。
騎士服に身を包んだエドワードという少年のような風貌の彼は、短い挨拶だけをしてその任についた。さすがに反対をする者もいたが、今それだけの数の戦力をすぐに揃える事は不可能だった。
ニールデン公爵はエドワードに「出来る限り早急に援軍を揃えます。どうぞご無理はなさらぬように」と言った。
「はい。ありがとうございます。出来る事を出来る限り精一杯努めたいと思います」
そうして兄であるアルフレッドに会釈をして、エドワードは魔物たちが押し寄せてくるだろうその道へ向かったのだった。
「一匹たりとも逃すなとは言わない。深追いは禁止だ。だが、ここで行う事は第一に数を減らす事だ。そして次に上で漏れた上位種を始末する。森に逃げ込んだものも脇に反れる前に出来る限り倒す。魔力切れに注意をして、怪我をしたら一旦引け。よいか、心してかかれ!」
言葉と同時に魔物の波が押し寄せてくるのが見えた。あれでも第一隊がかなりの数を減らしている筈なのだ。そう思うと背中に冷たいものが流れる気がした。その緊張を解きほぐすようにアシュトンが先頭に躍り出た。
「よし、最初に一発お見舞いしよう。カルロス様の戦法だ。一度やってみたかったんだ。少しだけ流れを左に向けるように右手に攻撃を入れてくれ、そうしたら俺が左側にデカい穴をあける。落ちたらアルフレッド様、滝のような水を。そしてアレク、特大の雷を落とせ。数を減らすぞ」
それは昔、カルロスが一人で行って見せた伝説とも言われている魔法だ。何度も繰り返しやれるものではないが、それでも一発目にはいいかもしれない。
「分かった」
同じ近衛隊の中では説明済みだったのだろう。迫って来る魔物の右手に近衛騎士達が一斉に氷の魔法を叩きこんだ。何体かはそれに貫かれて地に伏したものがいたが、大きな流れはそのまま右手に振れた。
「Earth Valley」
アシュトンの言葉を同時に、道のやや右側が大きく、深く、まるで谷底のように地面が消えて、止まり切れない魔物たちの一団はその奈落へと滑り落ちた。
「今だ! アルフレッド!」
「瀑布」
瞬間、魔物たちが体勢を立て直す前に谷の中に大きな滝のような水がドドド―ッ!と落とされた。そして間髪入れずにアレックスが特大の雷をその水の中に叩きこむ。
濛々と上がる水蒸気と引き裂くような声。そしてパチパチと小さな稲妻がそこここで跳ねた。
「おお! 結構いけたな。アレク、随分腕を上げてたじゃないか。じゃ、死んでるのはマジックボックスに回収してと。入らないのはとどめをさしてくれ」
そう言ってアシュトンは何事もなかったかのように目の前の道を修復した。
「よし、奴らが忘れた頃にもう一度やろう。ほら! 我に返ったのが来やがるぞ! 気を抜くなよ!」
「アッシュ、それは私の台詞だよ。ああ、今のに巻き込まれなかったのにキマイラがいるね。あれは絶対にここで討伐を!」
「は!」
最初の一撃を衝撃的に決めた第二隊は、一瞬止まった波が再び押し寄せてくるのを待ち構えた。
-*-*-*-
「う~~ん、最初の所で森の中に反れたのがこっちに向かっているね。あとは例の脇道からそろそろこちらに来始めるかなぁ」
いつもと全く変わりのないミッチェル君の声に僕たちは思わず笑ってしまった。
「え? なに?」
「ううん。ミッチェルが来てくれて良かった。じゃあ、とりあえず森の中にいるのを片付けましょう。後は脇からき始めるので臨機応変に。どちらにしても元を止めなければいつまでたってもスタンピードは終わらないので、脇からの数が少し落ち着いてきたら奥に進んでいきます」
僕がそう言うと皆はコクリと頷いた。
思いがけず30名も多くの近衛騎士が加わったので、僕たちは最初の脇道の辺りに20名のエリック隊と10名のジョシュア隊。そして僕とマリーとルーカス、更にミッチェル君とスティーブ君を配置した。
そして緩やかに蛇行をする辺りはユージーン隊とクラウス隊が上手く分散をしてくれて、レナード君は近衛騎士団と一緒に本流の方へと行く道を守ってくれることになった。
「後方の状況が分からないと困るだろうから、きちんと知らせを入れるよ」
そう言ってくれた、頼りになる一番目の友人。僕は最初に会った時からレナード君には本当に助けられている。
何としても本流へは行かせない。勿論、街にも踏み込ませたくない。僕たちにとってはここが最後の砦だ。
気がかりなのは封印できない王宮神殿から伸びた部屋と墓廟の辺りに現れている魔物やアンデッドたちだ。ハワード先生たちがどこまで防ぐ事が出来るのか。本流は王宮神殿の脇も通るので、そこで万が一にでも中へながれこまれてしまうととんでもない事になってしまうからね。
「エディ、くるよ。エイプだ」
ミッチェル君の声に僕たちは森の中を見つめた。
---------------
スタンピード始まりました。
しばらく戦闘シーンばかりです( ;∀;)
291
お気に入りに追加
10,824
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく、舞踏会編、はじめましたー!
他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きするので、気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
*
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、自らを反省しました。BLゲームの世界で推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。