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第8章 収束への道のり
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「ど、どうしたのハリー」
リビングに飛び込んできたハリーの側に僕は驚いて駆け寄った。
「あ、すみません。えっとでも、えっと」
「落ち着いて。大丈夫だよ。みんな僕のお茶会の友人だからね。ハリーの知っている人もいるでしょう?」
そう言うとトーマス君とスティーブ君、そしてユージーン君とミッチェル君が会釈をしてくれた。
「あ、はい。ありがとうございます。あの、兄様。妖精が」
「!」
知っている顔を見たせいか、ハリーはポロリとそう口にした。
どうやら父様から他の友人達よりも事件の内容を知らされているらしいエリック君が顔色を変えて椅子から立ち上がった。
「……あの、発言を失礼いたします。今、妖精と聞こえたのですが」
「あ」
ハリーはすぐさま顔を俯かせた。そしてどうしようという表情で僕の方を見る。
「…………ハリー、急ぎの要件だから来たんだよね? それは僕が確認をした方が良い事? それとも相談をしたい事かな?」
「ご相談を……」
「分かった。おいで、話を聞くよ」
「でもエディ兄様」
「大丈夫。ここにいるのは僕の大事な仲間たちだから」
「……分かりました。大変失礼を致しました。実は夢に妖精が現れて何かを言っていたのですが、珍しくはっきりと聞きとれませんでした。それで本日改めて温室の方に行くと、結界が厳しすぎて来るのが難しいと言ってきた子がいました。割合強い力を持つ子です。僕の一存では結界のレベルを下げるわけにはいきませんが、何か伝えようと思って来てくれた子をこのまま返すわけには行かず、どのようにすればよいのかご相談をと思いました」
「なるほど。それは確かに僕たちだけでは決められないね。すぐにお祖父様に書簡を出そう。その子は温室までは来られているんだよね?」
「来ては居ますが、言葉も姿も曖昧になります」
「ああ、それはまずいね。それで機嫌を損ねたらしばらく訪ねてきてくれなくなるかもしれない。まずはせっかく来てくれたのにごめんねってよく謝って? あと出せるならお菓子とか果物とか蜂蜜とか出してあげて来てくれた事を感謝して。結界が強いのは皆が「大きい人」が危険って言った事を、僕たちも色々と考えてこうしているから、君たちを追い出そうとか、そういう事ではないって分かってもらえるようにしてほしい。出来るかな?」
「話をしてみます」
「この中に小さなお皿と蜂蜜とかミルクのジャムとか入っているから好きに使って」
「ありがとうございます。失礼します」
ぺこりと頭を下げてハリーがリビングから出て行った。その後ろ姿を見送って僕はお祖父様にハリーの妖精が訪ねてきたけれど結界が強すぎてうまく入れないようで、機嫌を損ねそうですと書簡を送った。
「エディ……あの」
「ああ、ごめんね。先に済ませてしまおうと思って。えっと、とりあえず話を聞いてもらいたいんだけれどいいかな」
「うん。それは勿論」
ミッチェル君が頷いた。
「あと、申し訳ないんだけれど、ここで聞いた事を他で話さないと後で魔導誓約書を交わしてほしい。一部の人はすでに交わしているんだけど、その、お祖父様の講義とかの関係で」
「……分かった。僕はそれでいい」
「私も誓約を交わします」
ミッチェル君とエリック君に続いて誓約を交わしていない皆がそれを了承した。
「じゃあ、後でお願いします。ええっとまずは僕の方から。僕には加護があります。グランディス様のご加護を持っています」
いきなりの僕の発言に、加護の事を知らなかったメンバーが一斉に驚いたような顔をした。その中でやっぱりレナード君が一番初めに口を開く。
「グランディス様の?」
「はい。グランディス様が持っていたという植物関連に特化をした【緑の手】という力と、それとは異なる、まだはっきりとどんな力なのか分からない【精霊の祝福】という二つの力をもつ加護です。この加護の力がどんなものなのか色々と調べたり、多分気付いていると思うけれど、あの温室で色々と試しています」
「なるほど。それでルレクチェがあんなに簡単に実ったのか。種だけで簡単に育てられるものではないから驚いていたんだ」
クラウス君が頷きながらそう言った。それを受け止めながら僕は更に言葉を続ける。
「僕の力はまだよく分からない事も多くて、僕自身が使いこなせていない事も沢山あると思う。でもポーションを作ったり、色々な役に立っていきたいと思っているよ。あと、恐らく、フレイム・グレート・グリズリーを倒した力は【精霊の祝福】の力が関わっていると思う」
「ち、ちょっと待って! エディ。フレイム・グレート・グリズリーって、え? 昔フィンレーに出た、え? ええ⁉」
「ミッチェル、落ち着け」
「落ち着けないよ! だってクラウス、フレイム・グレート・グリズリーだよ?」
「分かっている。でもエディがそうだと言うんだからそうなんだろう。とにかくそれだけすごい力がまだ制御できないって事だな? エディ」
「うん。クラウス、そういう事。それで今色々試しているんだ。それでね、さっき皆にも聞こえていたハロルドの話なんだけど、加護を持っているのは僕だけではなくて、ハロルドも加護を持っているんだ。【妖精の愛し子】という加護で妖精が見えたり、話が出来たりする力がある。夢に出てきたり、契約をした子とは普通に会話も出来る。妖精の願いをかなえてあげたり、一緒に楽しい事が出来たりすると時々プレゼントをくれる。プレゼントは他愛のない話であったり、綺麗な花だったり、石だったり、時には困っている事を助けてくれたりもする。その一つがエターナルレディの薬になった薬草だったよ」
「!! エターナルレディの! それはカルロス様が」
「うん。そう言うように言われてそうしたんだ。でもそれを贈られたのはハリーで、増やしたのは僕だよ。そしてそれを使ってお祖父様がクスリを作って下さった」
「そうだったのですね」
「同じ家に加護持ちが二人もいるなんて、さすがフィンレーとしか言いようがないね」
「ふふふ、そんな風に言って貰えて嬉しいけれど、加護がある事が分かって僕たちがまず気を付けなければいけなかったのは、この加護の力を公にはしないって事だったよ。加護を目当てに囲われる事を避ける為に。それは多分ルシルも同じで、大きな力を持つ者を利用して、使い潰すような事は歴史の中に沢山あったから。だから、僕たちが僕たちである為に、この力がおかしなものに使われないように。自分を守らないといけなかった。もっとも僕は皆に守られている部分も沢山あって、本当に感謝をしているんだ。ということで、加護の話はこんな感じ。使える力はさっき言った通りまだ分からない所があるから、今後もしかしたら迷惑をかけるかもしれないけれどよろしくお願いします」
僕がそう言うとスティーブ君がゆっくりと口を開いた。
「加護の事は存じ上げていましたが、ここまで詳しくは知らなかったので正直驚きました。確かにこれは欲しがる者が出てきますね。うん。気を付けましょう。そして出来るだけ早く、そのもう一つの力も使いこなせるようになりましょう。暴走でもしたら恐ろしいです。いえ、エディの事が恐ろしいのではなくて、その力がエディを傷つけるような事がないかが心配です」
「ありがとう。スティーブ。皆に聞いてもらえてホッとしたよ。えっと、それでね、先ほどのハロルドの話に関係してくるんだけれど、今王国内で起きている人が消えてしまう事件に、妖精が関わっているかもしれないんだ」
「…………どういう事だい?」
「まだ確定した話ではないけれど、妖精の力の中に、恐ろしい事があると影に隠れるという力があるらしい。それを『他者の力を盗む』という禁術を用いて、人を攫って集めているのではないかという話が出ている」
「他人の力を盗む禁術って……それって呪いの類ではないの?」
トーマス君が顔を引きつらせてそう言った。
「うん。それでメイソン卿やお祖父様が呪術師の事を知っている人と話をしたりしているんだ」
「呪術師。いくつかの領がそう言った者を抱えていると言う話は聞いた事があるけれど」
レナード君が眉間に皺を寄せて呟く。
「うん。私も聞いた事はある。でもそれが本当なのかは分からないけれどね」
ユージーン君もそう言った。
「ねぇ、エディ。力を盗まれた妖精はどうなってしまうの?」
「多分、使い潰されてしまっているのではないかって……。妖精の子たちは消えてしまうって言っていた」
「ひどい……」
「そうだよね、トム。僕もそう思う。だから最近は妖精たちが現れなくなっていたんだ。どうやら上級の妖精が小さな妖精たちが捕らえられないように注意をしていたみたい」
「という事は最近行方不明者が減ってきているのは」
「多分、うまく妖精が捕まえられないから、かもしれない。もっともそれなら力づくでって考える相手なのかもしれないから注意は必要だよ」
「ああ、確かにね。ところでその犯人はどうして妖精の力をつかってまで人を集めているんだろうか。何か目的があると思うけど、それについて何か話は出ているのかな」
「残念ながらそれはまだ。でもわざわざ妖精を使ってまで集めているという事は、何か呪術に使おうとしてい居る可能性があるのではないかと今調べているみたい」
「呪術!」
エリック君が引きつったような声を出して、ユージーン君とレナード君がその肩をそっと叩いた。
「影に落とされた人間はどこに居るのかは分かっているのでしょうか?」
「まだ分かっていないと思う。妖精にも聞いてみたいけど知らないって」
「…………っ……」
悔し気に歪んだ顔。
「人を攫って呪術に使うなんて信じられないよ。一体何を考えているんだろう。その犯人の目安はついているの?」
「確定ではないみたいだけど、絞り込んで探しているような事は言っていた。ただ、繰り返しになるけれど、この話は全て確定ではない。まったく違う事になる可能性もある」
「………………」
リビングの中がシンと静まり返った。
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リビングに飛び込んできたハリーの側に僕は驚いて駆け寄った。
「あ、すみません。えっとでも、えっと」
「落ち着いて。大丈夫だよ。みんな僕のお茶会の友人だからね。ハリーの知っている人もいるでしょう?」
そう言うとトーマス君とスティーブ君、そしてユージーン君とミッチェル君が会釈をしてくれた。
「あ、はい。ありがとうございます。あの、兄様。妖精が」
「!」
知っている顔を見たせいか、ハリーはポロリとそう口にした。
どうやら父様から他の友人達よりも事件の内容を知らされているらしいエリック君が顔色を変えて椅子から立ち上がった。
「……あの、発言を失礼いたします。今、妖精と聞こえたのですが」
「あ」
ハリーはすぐさま顔を俯かせた。そしてどうしようという表情で僕の方を見る。
「…………ハリー、急ぎの要件だから来たんだよね? それは僕が確認をした方が良い事? それとも相談をしたい事かな?」
「ご相談を……」
「分かった。おいで、話を聞くよ」
「でもエディ兄様」
「大丈夫。ここにいるのは僕の大事な仲間たちだから」
「……分かりました。大変失礼を致しました。実は夢に妖精が現れて何かを言っていたのですが、珍しくはっきりと聞きとれませんでした。それで本日改めて温室の方に行くと、結界が厳しすぎて来るのが難しいと言ってきた子がいました。割合強い力を持つ子です。僕の一存では結界のレベルを下げるわけにはいきませんが、何か伝えようと思って来てくれた子をこのまま返すわけには行かず、どのようにすればよいのかご相談をと思いました」
「なるほど。それは確かに僕たちだけでは決められないね。すぐにお祖父様に書簡を出そう。その子は温室までは来られているんだよね?」
「来ては居ますが、言葉も姿も曖昧になります」
「ああ、それはまずいね。それで機嫌を損ねたらしばらく訪ねてきてくれなくなるかもしれない。まずはせっかく来てくれたのにごめんねってよく謝って? あと出せるならお菓子とか果物とか蜂蜜とか出してあげて来てくれた事を感謝して。結界が強いのは皆が「大きい人」が危険って言った事を、僕たちも色々と考えてこうしているから、君たちを追い出そうとか、そういう事ではないって分かってもらえるようにしてほしい。出来るかな?」
「話をしてみます」
「この中に小さなお皿と蜂蜜とかミルクのジャムとか入っているから好きに使って」
「ありがとうございます。失礼します」
ぺこりと頭を下げてハリーがリビングから出て行った。その後ろ姿を見送って僕はお祖父様にハリーの妖精が訪ねてきたけれど結界が強すぎてうまく入れないようで、機嫌を損ねそうですと書簡を送った。
「エディ……あの」
「ああ、ごめんね。先に済ませてしまおうと思って。えっと、とりあえず話を聞いてもらいたいんだけれどいいかな」
「うん。それは勿論」
ミッチェル君が頷いた。
「あと、申し訳ないんだけれど、ここで聞いた事を他で話さないと後で魔導誓約書を交わしてほしい。一部の人はすでに交わしているんだけど、その、お祖父様の講義とかの関係で」
「……分かった。僕はそれでいい」
「私も誓約を交わします」
ミッチェル君とエリック君に続いて誓約を交わしていない皆がそれを了承した。
「じゃあ、後でお願いします。ええっとまずは僕の方から。僕には加護があります。グランディス様のご加護を持っています」
いきなりの僕の発言に、加護の事を知らなかったメンバーが一斉に驚いたような顔をした。その中でやっぱりレナード君が一番初めに口を開く。
「グランディス様の?」
「はい。グランディス様が持っていたという植物関連に特化をした【緑の手】という力と、それとは異なる、まだはっきりとどんな力なのか分からない【精霊の祝福】という二つの力をもつ加護です。この加護の力がどんなものなのか色々と調べたり、多分気付いていると思うけれど、あの温室で色々と試しています」
「なるほど。それでルレクチェがあんなに簡単に実ったのか。種だけで簡単に育てられるものではないから驚いていたんだ」
クラウス君が頷きながらそう言った。それを受け止めながら僕は更に言葉を続ける。
「僕の力はまだよく分からない事も多くて、僕自身が使いこなせていない事も沢山あると思う。でもポーションを作ったり、色々な役に立っていきたいと思っているよ。あと、恐らく、フレイム・グレート・グリズリーを倒した力は【精霊の祝福】の力が関わっていると思う」
「ち、ちょっと待って! エディ。フレイム・グレート・グリズリーって、え? 昔フィンレーに出た、え? ええ⁉」
「ミッチェル、落ち着け」
「落ち着けないよ! だってクラウス、フレイム・グレート・グリズリーだよ?」
「分かっている。でもエディがそうだと言うんだからそうなんだろう。とにかくそれだけすごい力がまだ制御できないって事だな? エディ」
「うん。クラウス、そういう事。それで今色々試しているんだ。それでね、さっき皆にも聞こえていたハロルドの話なんだけど、加護を持っているのは僕だけではなくて、ハロルドも加護を持っているんだ。【妖精の愛し子】という加護で妖精が見えたり、話が出来たりする力がある。夢に出てきたり、契約をした子とは普通に会話も出来る。妖精の願いをかなえてあげたり、一緒に楽しい事が出来たりすると時々プレゼントをくれる。プレゼントは他愛のない話であったり、綺麗な花だったり、石だったり、時には困っている事を助けてくれたりもする。その一つがエターナルレディの薬になった薬草だったよ」
「!! エターナルレディの! それはカルロス様が」
「うん。そう言うように言われてそうしたんだ。でもそれを贈られたのはハリーで、増やしたのは僕だよ。そしてそれを使ってお祖父様がクスリを作って下さった」
「そうだったのですね」
「同じ家に加護持ちが二人もいるなんて、さすがフィンレーとしか言いようがないね」
「ふふふ、そんな風に言って貰えて嬉しいけれど、加護がある事が分かって僕たちがまず気を付けなければいけなかったのは、この加護の力を公にはしないって事だったよ。加護を目当てに囲われる事を避ける為に。それは多分ルシルも同じで、大きな力を持つ者を利用して、使い潰すような事は歴史の中に沢山あったから。だから、僕たちが僕たちである為に、この力がおかしなものに使われないように。自分を守らないといけなかった。もっとも僕は皆に守られている部分も沢山あって、本当に感謝をしているんだ。ということで、加護の話はこんな感じ。使える力はさっき言った通りまだ分からない所があるから、今後もしかしたら迷惑をかけるかもしれないけれどよろしくお願いします」
僕がそう言うとスティーブ君がゆっくりと口を開いた。
「加護の事は存じ上げていましたが、ここまで詳しくは知らなかったので正直驚きました。確かにこれは欲しがる者が出てきますね。うん。気を付けましょう。そして出来るだけ早く、そのもう一つの力も使いこなせるようになりましょう。暴走でもしたら恐ろしいです。いえ、エディの事が恐ろしいのではなくて、その力がエディを傷つけるような事がないかが心配です」
「ありがとう。スティーブ。皆に聞いてもらえてホッとしたよ。えっと、それでね、先ほどのハロルドの話に関係してくるんだけれど、今王国内で起きている人が消えてしまう事件に、妖精が関わっているかもしれないんだ」
「…………どういう事だい?」
「まだ確定した話ではないけれど、妖精の力の中に、恐ろしい事があると影に隠れるという力があるらしい。それを『他者の力を盗む』という禁術を用いて、人を攫って集めているのではないかという話が出ている」
「他人の力を盗む禁術って……それって呪いの類ではないの?」
トーマス君が顔を引きつらせてそう言った。
「うん。それでメイソン卿やお祖父様が呪術師の事を知っている人と話をしたりしているんだ」
「呪術師。いくつかの領がそう言った者を抱えていると言う話は聞いた事があるけれど」
レナード君が眉間に皺を寄せて呟く。
「うん。私も聞いた事はある。でもそれが本当なのかは分からないけれどね」
ユージーン君もそう言った。
「ねぇ、エディ。力を盗まれた妖精はどうなってしまうの?」
「多分、使い潰されてしまっているのではないかって……。妖精の子たちは消えてしまうって言っていた」
「ひどい……」
「そうだよね、トム。僕もそう思う。だから最近は妖精たちが現れなくなっていたんだ。どうやら上級の妖精が小さな妖精たちが捕らえられないように注意をしていたみたい」
「という事は最近行方不明者が減ってきているのは」
「多分、うまく妖精が捕まえられないから、かもしれない。もっともそれなら力づくでって考える相手なのかもしれないから注意は必要だよ」
「ああ、確かにね。ところでその犯人はどうして妖精の力をつかってまで人を集めているんだろうか。何か目的があると思うけど、それについて何か話は出ているのかな」
「残念ながらそれはまだ。でもわざわざ妖精を使ってまで集めているという事は、何か呪術に使おうとしてい居る可能性があるのではないかと今調べているみたい」
「呪術!」
エリック君が引きつったような声を出して、ユージーン君とレナード君がその肩をそっと叩いた。
「影に落とされた人間はどこに居るのかは分かっているのでしょうか?」
「まだ分かっていないと思う。妖精にも聞いてみたいけど知らないって」
「…………っ……」
悔し気に歪んだ顔。
「人を攫って呪術に使うなんて信じられないよ。一体何を考えているんだろう。その犯人の目安はついているの?」
「確定ではないみたいだけど、絞り込んで探しているような事は言っていた。ただ、繰り返しになるけれど、この話は全て確定ではない。まったく違う事になる可能性もある」
「………………」
リビングの中がシンと静まり返った。
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