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第7章 厄災
237. 父という立場
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「は? 枝? 」
声を上げたのはケネスだった。
「また妖精とは、君の子供たちはよほど妖精に好かれているとみえるな」
苦笑いでそう言うのはマクスウェード。
「どのような枝なのかぜひ見たいですね。エドワード様がもう増やし始めていらっしゃるとか。さすがですね」
楽しそうにそう言ってメモを取っているのはハワードだった。
傍に居て巻き込まれたような形のニールデン公爵は「妖精、ですか?」とすでに疲れたような顔をしていた。
転移を使えるので何とか屋敷に帰って休めるようになってはいるが、先日の元ハーヴィンの後始末と今後の対策に加えて、各領から魔人に関する『宿題』が提出され始めていた。
王城内の文官たちは総出でまとめあげているが、まとめきれないような事柄が多く、いちいち確認が入る。
その辺は宰相府でどうにかしろと言いたいが、王に確認をして主要な領主たちと相談をした方が早いとなれば必然的に巻き込まれる。もうこんな事がずっとずっと続いているのだ。
自分は領主になる前までは王の側近だった。だが、フィンレーの領主になってからは側近を辞めている筈なのだ。それなのに。
「……ああ、多分また新しい温室が建っているんだろうなぁ」
力なく呟いたデイヴィットにマクスウェードが苦笑いをしながら頷いた。
「カルロス様だからな。この王国に存在しない木ならば取り扱いにも注意をしないといけないだろうしな」
「精霊樹と言う可能性はないのですか?」
「妖精が精霊の守り木を持ってくるとは思えないよ」
「ああ、そうか。そうだな。じゃあ妖精樹かな」
「……ケネス。頭が痛くなるから止めてくれ。とにかく何でもいいから、それが使えるものになってほしい。そして早くあの化け物を封じ込めなければ。あれがいつ出てくるのかと考えるだけでも恐ろしいし、ハーヴィンの神殿からもガルムはいつ討伐していただけるのかと矢のような催促だ。気持ちは分かるが、ガルムが小物に思える様なものがいるんだ。まぁ、彼に話すとあっという間に広がってしまいそうで話す事はとても出来ないが」
頭を抱えたデイヴィスに他の四人もまた息をつく。先日の封印場所の調査にはハワードも同行をしていたが、開きかけていた扉の向こう、直接その首であろうものを見たのはこの中ではデイヴィットただ一人だ。
同じくそれを見たアルフレッドの様子も少しおかしいと四人は息子たちから報告を受けている。
一体どのようなものだったのか。しかもそれがあと二か所あり、場所の検討は幾つか候補が上がっているが決め手がないというのだから頭が痛い。
「今までの事を考えるとハーヴィンの封印が一番解けかけていると思われる。他も勿論確認をしなければならないが、急がねばならないのはハーヴィンだろう。それが上手くいけば次にも生かせる。最初が肝心というわけだ。もう失敗は出来そうもないからな」
「分かっているよ、マックス。慎重にしなければならない事も、けれど急がなければならない事も。暗礁に乗り上げそうになるとエドワードからの助けが入る。大事な息子に救われている。その息子の為にも何としてもあそこは封じ込めたいんだ。私自身の為にもね」
俯いたままそう言うデイヴィットにハワードは微かに目を眇めた。
「まだ引きずっているのかい?」
「どういう事だ?」
「ああ、屋敷の外は結構ひどい状態だったんだが、中は思っていたよりは崩れていない状態でね、その、エドワード様が居た部屋や、保護された時に隠されていた部屋がそのままだったんだ。あの後誰も住まなかったのか、それとも彼の部屋や、地下などは手を付けなかったのかは分からないが……まぁ、かなりショックな部屋だったよ」
「助け出した時の小さな子供が見えた気さえした。だが、もうあそこにあの子はいない。フィンレーで幸せに暮らしている。こうして私たちに次々と救いの手を差し伸べてね。あの子自身が繰り返し言っているように、あの子は確実に、自分が出来る事をしている。私たちもそれに応えなければ」
自分を奮い立たせるようなデイヴィットにケネスはその肩をポンと叩いた。
「あんまり自分を追い詰めるなよ。デイブ。とりあえずはカルロス様待ちになるだろう。エドワード君がもらった枝をどのように使えるのか。申し訳ないがあの方にお任せするのが一番早いだろう」
「父が偉大過ぎて息子はつらいね」
「ははは、そう言うな。お前の口も相当なもんだぞ。そこはおそらくそこはカルロス様の上を行くだろう」
「……あまり嬉しくはないが、誉め言葉だと思っておこう」
「とりあえずは待とう。それまでに何が出来るのかを勿論色々考えておこう。なぁに、万が一外に出てきてしまったらその時はその時だ。大昔に勇者が一人でやっつけたならば、これだけの人数で知恵を絞れば何とかなる。俺たちだって伊達に生きてきたわけじゃない。加護がなくとも、大切な者たちの為に戦う事は出来る」
マクスウェードもまたそう言いながらデイヴィットの肩を叩いた。
「それよりも、少しアルフレッド君が心配です。ハーヴィンから帰ってきてから何だか不安定になっているような気がすると息子から報告がありました。先日も書簡が来た途端「すぐに戻ります」と飛び出して行ってしまったとか。その後も仕事はしているようですが、根の詰め方が少し心配だと」
ニールデン公爵の言葉にデイヴィットはアルフレッドから謝罪とエドワードにハーヴィンの話をしても良いかという連絡が入った時の事を思い出していた。
眠りの魔法を取得したいと書簡を寄越したエドワードに、何を知っていて、何をするつもりなのかと詰問をしてしまったと言って珍しく落ち込んでいた。
「まぁ、アルフレッド君も扉の中を見ているしね。あの部屋の事もショックだったようだし。色々と考えてしまったんだろうね。しかも休む間もなく王子たちの方には魔物たちの報告や、派遣をされた騎士たちへの報酬などの細かいものが上がっているようだしね。結局騎士の養成所については第二王子の持ち場になってしまったね。それにプラスして魔人の件以降、こちらの会議についても参加をしている。少し息子たちの方も気を付けないといけないのかもしれないね。シルヴァン殿下は色々と頭は回るが、配慮も言葉も足りない」
ハワードがそう言い切った。
「そうですね。私も少し筆頭公爵家として話を聞くようにしてみましょう」
ニールデン公爵がそう言って、この話は終了となった。
後はそれぞれが抱えているものをそれぞれの部署に戻して今日は終了だ。
「そうだな。私もやはり少し話をした方がいいのかもしれない」
デイヴィットの呟きは他の誰にも聞こえる事はなかった。
----------------
父様たちも頑張っている。そして息子たちの事もそれとなく見守っていたりする。
でも明日はちょっと一波乱。
6000文字に近いです(; ・`д・´)
声を上げたのはケネスだった。
「また妖精とは、君の子供たちはよほど妖精に好かれているとみえるな」
苦笑いでそう言うのはマクスウェード。
「どのような枝なのかぜひ見たいですね。エドワード様がもう増やし始めていらっしゃるとか。さすがですね」
楽しそうにそう言ってメモを取っているのはハワードだった。
傍に居て巻き込まれたような形のニールデン公爵は「妖精、ですか?」とすでに疲れたような顔をしていた。
転移を使えるので何とか屋敷に帰って休めるようになってはいるが、先日の元ハーヴィンの後始末と今後の対策に加えて、各領から魔人に関する『宿題』が提出され始めていた。
王城内の文官たちは総出でまとめあげているが、まとめきれないような事柄が多く、いちいち確認が入る。
その辺は宰相府でどうにかしろと言いたいが、王に確認をして主要な領主たちと相談をした方が早いとなれば必然的に巻き込まれる。もうこんな事がずっとずっと続いているのだ。
自分は領主になる前までは王の側近だった。だが、フィンレーの領主になってからは側近を辞めている筈なのだ。それなのに。
「……ああ、多分また新しい温室が建っているんだろうなぁ」
力なく呟いたデイヴィットにマクスウェードが苦笑いをしながら頷いた。
「カルロス様だからな。この王国に存在しない木ならば取り扱いにも注意をしないといけないだろうしな」
「精霊樹と言う可能性はないのですか?」
「妖精が精霊の守り木を持ってくるとは思えないよ」
「ああ、そうか。そうだな。じゃあ妖精樹かな」
「……ケネス。頭が痛くなるから止めてくれ。とにかく何でもいいから、それが使えるものになってほしい。そして早くあの化け物を封じ込めなければ。あれがいつ出てくるのかと考えるだけでも恐ろしいし、ハーヴィンの神殿からもガルムはいつ討伐していただけるのかと矢のような催促だ。気持ちは分かるが、ガルムが小物に思える様なものがいるんだ。まぁ、彼に話すとあっという間に広がってしまいそうで話す事はとても出来ないが」
頭を抱えたデイヴィスに他の四人もまた息をつく。先日の封印場所の調査にはハワードも同行をしていたが、開きかけていた扉の向こう、直接その首であろうものを見たのはこの中ではデイヴィットただ一人だ。
同じくそれを見たアルフレッドの様子も少しおかしいと四人は息子たちから報告を受けている。
一体どのようなものだったのか。しかもそれがあと二か所あり、場所の検討は幾つか候補が上がっているが決め手がないというのだから頭が痛い。
「今までの事を考えるとハーヴィンの封印が一番解けかけていると思われる。他も勿論確認をしなければならないが、急がねばならないのはハーヴィンだろう。それが上手くいけば次にも生かせる。最初が肝心というわけだ。もう失敗は出来そうもないからな」
「分かっているよ、マックス。慎重にしなければならない事も、けれど急がなければならない事も。暗礁に乗り上げそうになるとエドワードからの助けが入る。大事な息子に救われている。その息子の為にも何としてもあそこは封じ込めたいんだ。私自身の為にもね」
俯いたままそう言うデイヴィットにハワードは微かに目を眇めた。
「まだ引きずっているのかい?」
「どういう事だ?」
「ああ、屋敷の外は結構ひどい状態だったんだが、中は思っていたよりは崩れていない状態でね、その、エドワード様が居た部屋や、保護された時に隠されていた部屋がそのままだったんだ。あの後誰も住まなかったのか、それとも彼の部屋や、地下などは手を付けなかったのかは分からないが……まぁ、かなりショックな部屋だったよ」
「助け出した時の小さな子供が見えた気さえした。だが、もうあそこにあの子はいない。フィンレーで幸せに暮らしている。こうして私たちに次々と救いの手を差し伸べてね。あの子自身が繰り返し言っているように、あの子は確実に、自分が出来る事をしている。私たちもそれに応えなければ」
自分を奮い立たせるようなデイヴィットにケネスはその肩をポンと叩いた。
「あんまり自分を追い詰めるなよ。デイブ。とりあえずはカルロス様待ちになるだろう。エドワード君がもらった枝をどのように使えるのか。申し訳ないがあの方にお任せするのが一番早いだろう」
「父が偉大過ぎて息子はつらいね」
「ははは、そう言うな。お前の口も相当なもんだぞ。そこはおそらくそこはカルロス様の上を行くだろう」
「……あまり嬉しくはないが、誉め言葉だと思っておこう」
「とりあえずは待とう。それまでに何が出来るのかを勿論色々考えておこう。なぁに、万が一外に出てきてしまったらその時はその時だ。大昔に勇者が一人でやっつけたならば、これだけの人数で知恵を絞れば何とかなる。俺たちだって伊達に生きてきたわけじゃない。加護がなくとも、大切な者たちの為に戦う事は出来る」
マクスウェードもまたそう言いながらデイヴィットの肩を叩いた。
「それよりも、少しアルフレッド君が心配です。ハーヴィンから帰ってきてから何だか不安定になっているような気がすると息子から報告がありました。先日も書簡が来た途端「すぐに戻ります」と飛び出して行ってしまったとか。その後も仕事はしているようですが、根の詰め方が少し心配だと」
ニールデン公爵の言葉にデイヴィットはアルフレッドから謝罪とエドワードにハーヴィンの話をしても良いかという連絡が入った時の事を思い出していた。
眠りの魔法を取得したいと書簡を寄越したエドワードに、何を知っていて、何をするつもりなのかと詰問をしてしまったと言って珍しく落ち込んでいた。
「まぁ、アルフレッド君も扉の中を見ているしね。あの部屋の事もショックだったようだし。色々と考えてしまったんだろうね。しかも休む間もなく王子たちの方には魔物たちの報告や、派遣をされた騎士たちへの報酬などの細かいものが上がっているようだしね。結局騎士の養成所については第二王子の持ち場になってしまったね。それにプラスして魔人の件以降、こちらの会議についても参加をしている。少し息子たちの方も気を付けないといけないのかもしれないね。シルヴァン殿下は色々と頭は回るが、配慮も言葉も足りない」
ハワードがそう言い切った。
「そうですね。私も少し筆頭公爵家として話を聞くようにしてみましょう」
ニールデン公爵がそう言って、この話は終了となった。
後はそれぞれが抱えているものをそれぞれの部署に戻して今日は終了だ。
「そうだな。私もやはり少し話をした方がいいのかもしれない」
デイヴィットの呟きは他の誰にも聞こえる事はなかった。
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父様たちも頑張っている。そして息子たちの事もそれとなく見守っていたりする。
でも明日はちょっと一波乱。
6000文字に近いです(; ・`д・´)
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