85 / 335
第7章 厄災
202. 夏のお茶会
しおりを挟む
結局もう少しで学園の夏季休暇が終了となるのに、僕はそのままフィンレーに居る事になった。
皆に連絡をしたらフィンレーに訪ねて行ってもいいかという連絡があった。
そう言えばこの休みの間にお茶会をなんて言っていた事を思い出す。
何だか王国内の粛清で父様も兄様も忙しそうで、僕だけがのんびりお茶会を開くというのも出来なくて、そうしているうちにルシルはまた元ハーヴィンに行ってしまったし、ダリウス叔父様からのお手紙とか、英雄譚の本とかもう色々でそれどころではなくなってしまって、言い出せなくなってしまったんだ。
でもこれからしばらくの間は皆に会えなくなってしまったし、せっかくだからシェフのミルクレープも食べてほしいし、それに……
「だって、もしかしたら違う視点も出てくるかもしれないでしょう?」
そう。お茶会を開いてもいいかという確認と一緒に、僕は父様に皆に本の事を話してもいいかと訊いてみた。
皆は僕の加護の事は知っているけど、その本当の力がどんなものなのかは知らない。
緑の手という力はきっと判っていると思う。特に一緒に講義を受けていたトーマス君とスティーブ君は言わなくても僕の魔法が普通の「土属性の魔法」ではない事は判っている。でも知っていても何も変わらない。それを含めて僕だって思ってくれているのが判る。
だから話をするのは全てではなくて、西の国の叔父から聞いた英雄譚で似た話がルフェリットにもあったと聞いて集めてみた。すると気になる事が幾つか出てきた。これに対してどう思うだろうか。
勿論記憶の事も、小説の中に書かれていた世界のバランスの崩壊という事も出さない。
父様からの返事は二つの約束事が記されていた。
一つはルシルは呼ばない。
これは王室へそのまま繋がってしまう可能性があるからだ。今はまだその時期ではないと父様は判断をしている。
そしてもう一つは話を他に広げさせない。
勿論この話は僕の友人だけでなく、その親にも繋がる可能性はある。
父様からは伝えても領主までとしておくように言われている。
万が一にでも、それが何かの悪い方へ向かってしまうきっかけにはしてはいけない。それは十分注意をしなくてはいけない。
一人が考える力には限界がある。
もしも、僕の大切な友達がそれを聞いて、何か別の視点が生まれたら。
学園に行かれない中で、僕はそれを色々まとめてみたいと思った。だからお茶会の招待状をみんなに送った。
「久しぶり、エディ。今日はお招きをありがとう」
「うん。久しぶり。言っていたお茶会を開くのが遅くなってごめんね」
「ううん。今日は楽しみにしていたよ」
「ふふふ、ちゃんとミルクレープも用意をさせているからね」
ミッチェル君はにっこりと笑った。
それにしてもみんなちょっと会わない間にまた少し大きくなったんじゃない?
「ねぇ、みんなまた背が伸びたんじゃない?」
小サロンに用意をしたテーブルと椅子。そこにそれぞれ座った途端僕はそう言った。
「ああ、そうだな。また伸びたかも」
最初にそう言ったのはクラウス君だ。
「また伸びたの? っていうかまだ伸びるの?」
「いやいや、ミッチェルだって伸びただろう?」
「僕はまだ180を超えたくらいだもの。クラウスは一体どれくらいあるの?」
「あ~、もう少しで200行くかも。うちの家系元々大きいんだよ。父も祖父も200はある」
「はぁ、それはすごいね。まぁ騎士科でかなり鍛えているっていうしね」
驚いたようにそう言うエリック君に、クラウス君はニヤリと笑った。
「ああ、剣が強くなるのは嬉しい。強い相手と手合わせを出来るのも」
そう言ったクラウス君は初めて会った時とは比べ物にならないくらい大きくて、もう大人の男の人みたいだ。
「……トム、一人で大きくならないでね」
思わずそう言ってしまった僕にトーマス君は「う、うん。一緒に大きくなろうね」と頷いてくれた。
もう170ないのは僕とトーマス君だけだ。
どうしてか、笑いを堪えているようなユージーン君に、トーマス君が赤い顔をして怒っている。
うん、まぁいいか。とりあえず食事をしよう。
そうして久しぶりに顔を合わせた僕たちは今日はコース料理のように一皿ずつ出てくるやり方で食事をしながら休みの間の事を話した。
「へぇ、トムはジーンの所に遊びに行ったの?」
「うん、海を見た事がないって言ったらじゃあ遊びに来る?って誘ってもらったんだよ。それでクラーケンを見たんだ」
「え! クラーケン!? それは僕も見たかった!」
ミッチェル君がすぐに食いついた。
「ああ、ごめんね。あの、討伐された後、何艘もの船に引かれてきて、港に引き上げられているのを見たんだ。凄く大きかったよ」
「ううう、死んだのでも全体が見られるなら見てみたかった。ジーン、クラーケンは割と頻繁に上がるの?」
「そんなには。月に1回とか2回あるかな……くらいかな。トムは運が良かったよ」
「えへへ、市場でクラーケンを買ってお土産にしたんだ。エディにもらったポーチですごく助かった。ありがとう」
「使ってくれて嬉しい。こちらこそありがとう」
「海かぁ、でも夏の海は暑いでしょう?」
「そうでもなかったよ。日陰に入ると結構涼しい。でもじりじりはしたから少し日焼けをした。もっとも僕の領自体が南よりだからそんなに気にはならなかったけど」
「そうかぁ、やっぱり暑いか~」
ミッチェル君は頭の中で夏の暑さとクラーケンを天秤にかけているみたいだった。
そうだね。月に一度位だと、なかなかうまくは見られないよね。
「フィンレーに来るとやっぱり避暑地だなって感じるよ」
「そう? でも何だかそう言われると嬉しいな。さぁ、じゃあミッチェルがお待ちかねのを出してもらおう」
食事が片付けられて、代わりに幾つものデザートが出てきた。これは好きなものをとってもらうスタイル。
それぞれがそれぞれに気になるものを取って味わっている所に僕は小さく口を開いた。
「あのね、今日皆に集まってもらったのは、勿論お茶会もしたかったし、これからしばらく皆に会えないかもしれないから会いたいなと思ったからなんだけど、一つ聞いてほしい話があるからなんだ。
「話?」
レナード君が少しだけ緊張したような顔をした。僕がこんな事を言った事が今までになかったからだ。
「うん。実はね。西の国にいる叔父上からちょっと気になる話を聞いて、その中で英雄譚の事をきいて取り寄せてもらったんだ。そしてそれと似た話がルフェリットにもあるって聞いて集めてみた。僕はその話がとても気になる点が沢山あって、学園を休む間に色々と考えてみようって思っているんだ。それで、色々な視点とか何か意見があったら聞かせてもらいたいと思ったんだ。読んでもらえるかな」
僕の言葉に、皆が一斉に頷いてくれた。
--------------
チームエディ始動!
皆に連絡をしたらフィンレーに訪ねて行ってもいいかという連絡があった。
そう言えばこの休みの間にお茶会をなんて言っていた事を思い出す。
何だか王国内の粛清で父様も兄様も忙しそうで、僕だけがのんびりお茶会を開くというのも出来なくて、そうしているうちにルシルはまた元ハーヴィンに行ってしまったし、ダリウス叔父様からのお手紙とか、英雄譚の本とかもう色々でそれどころではなくなってしまって、言い出せなくなってしまったんだ。
でもこれからしばらくの間は皆に会えなくなってしまったし、せっかくだからシェフのミルクレープも食べてほしいし、それに……
「だって、もしかしたら違う視点も出てくるかもしれないでしょう?」
そう。お茶会を開いてもいいかという確認と一緒に、僕は父様に皆に本の事を話してもいいかと訊いてみた。
皆は僕の加護の事は知っているけど、その本当の力がどんなものなのかは知らない。
緑の手という力はきっと判っていると思う。特に一緒に講義を受けていたトーマス君とスティーブ君は言わなくても僕の魔法が普通の「土属性の魔法」ではない事は判っている。でも知っていても何も変わらない。それを含めて僕だって思ってくれているのが判る。
だから話をするのは全てではなくて、西の国の叔父から聞いた英雄譚で似た話がルフェリットにもあったと聞いて集めてみた。すると気になる事が幾つか出てきた。これに対してどう思うだろうか。
勿論記憶の事も、小説の中に書かれていた世界のバランスの崩壊という事も出さない。
父様からの返事は二つの約束事が記されていた。
一つはルシルは呼ばない。
これは王室へそのまま繋がってしまう可能性があるからだ。今はまだその時期ではないと父様は判断をしている。
そしてもう一つは話を他に広げさせない。
勿論この話は僕の友人だけでなく、その親にも繋がる可能性はある。
父様からは伝えても領主までとしておくように言われている。
万が一にでも、それが何かの悪い方へ向かってしまうきっかけにはしてはいけない。それは十分注意をしなくてはいけない。
一人が考える力には限界がある。
もしも、僕の大切な友達がそれを聞いて、何か別の視点が生まれたら。
学園に行かれない中で、僕はそれを色々まとめてみたいと思った。だからお茶会の招待状をみんなに送った。
「久しぶり、エディ。今日はお招きをありがとう」
「うん。久しぶり。言っていたお茶会を開くのが遅くなってごめんね」
「ううん。今日は楽しみにしていたよ」
「ふふふ、ちゃんとミルクレープも用意をさせているからね」
ミッチェル君はにっこりと笑った。
それにしてもみんなちょっと会わない間にまた少し大きくなったんじゃない?
「ねぇ、みんなまた背が伸びたんじゃない?」
小サロンに用意をしたテーブルと椅子。そこにそれぞれ座った途端僕はそう言った。
「ああ、そうだな。また伸びたかも」
最初にそう言ったのはクラウス君だ。
「また伸びたの? っていうかまだ伸びるの?」
「いやいや、ミッチェルだって伸びただろう?」
「僕はまだ180を超えたくらいだもの。クラウスは一体どれくらいあるの?」
「あ~、もう少しで200行くかも。うちの家系元々大きいんだよ。父も祖父も200はある」
「はぁ、それはすごいね。まぁ騎士科でかなり鍛えているっていうしね」
驚いたようにそう言うエリック君に、クラウス君はニヤリと笑った。
「ああ、剣が強くなるのは嬉しい。強い相手と手合わせを出来るのも」
そう言ったクラウス君は初めて会った時とは比べ物にならないくらい大きくて、もう大人の男の人みたいだ。
「……トム、一人で大きくならないでね」
思わずそう言ってしまった僕にトーマス君は「う、うん。一緒に大きくなろうね」と頷いてくれた。
もう170ないのは僕とトーマス君だけだ。
どうしてか、笑いを堪えているようなユージーン君に、トーマス君が赤い顔をして怒っている。
うん、まぁいいか。とりあえず食事をしよう。
そうして久しぶりに顔を合わせた僕たちは今日はコース料理のように一皿ずつ出てくるやり方で食事をしながら休みの間の事を話した。
「へぇ、トムはジーンの所に遊びに行ったの?」
「うん、海を見た事がないって言ったらじゃあ遊びに来る?って誘ってもらったんだよ。それでクラーケンを見たんだ」
「え! クラーケン!? それは僕も見たかった!」
ミッチェル君がすぐに食いついた。
「ああ、ごめんね。あの、討伐された後、何艘もの船に引かれてきて、港に引き上げられているのを見たんだ。凄く大きかったよ」
「ううう、死んだのでも全体が見られるなら見てみたかった。ジーン、クラーケンは割と頻繁に上がるの?」
「そんなには。月に1回とか2回あるかな……くらいかな。トムは運が良かったよ」
「えへへ、市場でクラーケンを買ってお土産にしたんだ。エディにもらったポーチですごく助かった。ありがとう」
「使ってくれて嬉しい。こちらこそありがとう」
「海かぁ、でも夏の海は暑いでしょう?」
「そうでもなかったよ。日陰に入ると結構涼しい。でもじりじりはしたから少し日焼けをした。もっとも僕の領自体が南よりだからそんなに気にはならなかったけど」
「そうかぁ、やっぱり暑いか~」
ミッチェル君は頭の中で夏の暑さとクラーケンを天秤にかけているみたいだった。
そうだね。月に一度位だと、なかなかうまくは見られないよね。
「フィンレーに来るとやっぱり避暑地だなって感じるよ」
「そう? でも何だかそう言われると嬉しいな。さぁ、じゃあミッチェルがお待ちかねのを出してもらおう」
食事が片付けられて、代わりに幾つものデザートが出てきた。これは好きなものをとってもらうスタイル。
それぞれがそれぞれに気になるものを取って味わっている所に僕は小さく口を開いた。
「あのね、今日皆に集まってもらったのは、勿論お茶会もしたかったし、これからしばらく皆に会えないかもしれないから会いたいなと思ったからなんだけど、一つ聞いてほしい話があるからなんだ。
「話?」
レナード君が少しだけ緊張したような顔をした。僕がこんな事を言った事が今までになかったからだ。
「うん。実はね。西の国にいる叔父上からちょっと気になる話を聞いて、その中で英雄譚の事をきいて取り寄せてもらったんだ。そしてそれと似た話がルフェリットにもあるって聞いて集めてみた。僕はその話がとても気になる点が沢山あって、学園を休む間に色々と考えてみようって思っているんだ。それで、色々な視点とか何か意見があったら聞かせてもらいたいと思ったんだ。読んでもらえるかな」
僕の言葉に、皆が一斉に頷いてくれた。
--------------
チームエディ始動!
337
お気に入りに追加
10,697
あなたにおすすめの小説
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました!
時々おまけのお話を更新しています。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。