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三章 進め進め
93 お待ちかねの
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コパンが女神の所に出かけている間に見つけたプリン型の小さな画像。
蒸かし鍋の小さな画像。
使う主な材料はミスリル。多分誰にも見つかったらダメなやつになりそうだけど。
電子レンジがあったら蒸かし鍋も型も不要で、主な材料だけあれば【アイテム】でいけちゃうんだろうけど。しかも一度【アイテム】を使えばそれが《アイテム魔法》として登録されるから、いちいち本を開かなくても大丈夫って流れになるんだけどなぁ。
まぁ、型と大きな蒸し用鍋があれば、調理魔法も取得してるし、料理人の称号もあるから大丈夫かな。
朝食後まずはプリン型と蒸かし鍋を作る事にした。ほら歩いているとまた巻き込まれたり、魔物がやってきたりすると困るからさ。
「あんまり大きすぎてもなー。でもせっかくだからインパクトあるくらいの大きさにはしたいし」
「そうですね。お顔よりも大きいと食べ辛いですよね……」
ああ、うん。それくらいの大きさのが食べたかったんだね。気持ちは分かるけど確かに顔よりも大きなプリンは結構すごいな。
「じゃあ小さめのクリスマスケーキくらいの大きさでいいか……。五号が十五センチくらいだったかな。高さも十五センチあったら……ああ、でも高さが出ると難しいのかな。それなら六号の十八センチにして十センチくらい……だと見た目がプリンケーキだよね。やっぱり十五の十五でやってみようかな」
「よろしくお願いします!」
元気な声と共に俺はデカプリンのページにあったプリン型に狙いを定めて……
「【模倣】プリン型、直径十五センチ、高さ十五センチ」
置いてあったミスリルが消えた。
そして、数拍おいた後に小さな子供のバケツかな?というようなプリン型が出来ていた。
「すすすすすごいです!」
コパンがものすごい勢いで声を出した。でもまだだ。
「よし、これでプリン型は完成!」
「はい!」
「ではこれが入るような蒸かし鍋を……」
今度は本当に小さく載っていた蒸かし用の鍋をロックオン。
「【模倣】蒸かし鍋。これが入る大きさのもの」
またまたミスリルが消えて、プリン型が余裕で入る蒸かし用の鍋が出来る。
ああ、もう本当に【模倣】最強だよ!
「よし、とりあえず一つ作ってみようか」
「あ、朝ご飯食べたのに、プリンもいいんですか!?」
コパン、目が落ちそうだよ。興奮して頬っぺたも赤くなっているのが本当に可愛い。
「一つ作るとそれがレシピ登録もされるから、次からはレシピの魔法でもっと簡単に作れるよ」
そうなんだよね。レシピ登録は今までは俺がちょっとでも作らないと駄目だったんだけど、結構使っているからサクッとレベルが上がって、【アイテム】から作ったものもいつの間にか登録されていて、結構応用が利く感じなんだ。
「アラタ様はすごいです!」
俺たちは主な材料を揃えて、作ったばかりの型と鍋に一応クリーンをかけてから、なぜか『料理初心者男子必見! これなら出来る男飯』に載っていたデカプリンのページに向かって「デカプリン作製」と声を出した。
ピカッと【アイテム】の本が光る。
そして…………
「プ、プリンです! 大きいプリンです!」
さすが【アイテム】!
型に入れて作られた筈なのに、皿の上には方から抜いた状態のプリンがあった。カラメルなんて今まで生きてきて一度も作った事はないけれど、綺麗にかかっているよ。ビバ、魔法!
「やっぱり結構迫力があるな。では味見をどうぞ」
俺はコパンの前にデカプリンを出した。
「え? アラタ様は?」
「う~ん、朝食後だし、これ一つはちょっと無理かなぁ。また今度作って食べるよ。コパンが見つけたんだから先に食べて」
「…………は、半分こしましょう! それで美味しかったらまた今度作ってください! フルーツとかも飾ったらおいしそうです!」
「なるほど! そうなるとやっぱり生クリームが欲しいなぁ。プリンアラモードみたいになるよ」
「はわわわわ! どうやって作ったらいいのか分かるといいですね」
「そうだねぇ」
俺たちは直径十五センチ、高さ十五センチのなかなか迫力のあるプリンを一緒に食べた。
魔法まかせだけどなめらかで結構美味しい。
「美味しいです!」
スプーンを片手にニコニコのコパンに、俺もつられてニコニコになった。
「ああ、そうだ。せっかくだからお供えもしておこう。初めてのプリンだからね」
「そうですね!」
俺はもう一つデカプリンを作ってアルミテーブルの上にお供えをした。
プリンは瞬く間に消えて、俺は思わず笑ってしまったよ。
もしかしたら、女神は結構俺たちの事を見ていて、お供えも気に入ってくれているのかな。
蒸かし鍋の小さな画像。
使う主な材料はミスリル。多分誰にも見つかったらダメなやつになりそうだけど。
電子レンジがあったら蒸かし鍋も型も不要で、主な材料だけあれば【アイテム】でいけちゃうんだろうけど。しかも一度【アイテム】を使えばそれが《アイテム魔法》として登録されるから、いちいち本を開かなくても大丈夫って流れになるんだけどなぁ。
まぁ、型と大きな蒸し用鍋があれば、調理魔法も取得してるし、料理人の称号もあるから大丈夫かな。
朝食後まずはプリン型と蒸かし鍋を作る事にした。ほら歩いているとまた巻き込まれたり、魔物がやってきたりすると困るからさ。
「あんまり大きすぎてもなー。でもせっかくだからインパクトあるくらいの大きさにはしたいし」
「そうですね。お顔よりも大きいと食べ辛いですよね……」
ああ、うん。それくらいの大きさのが食べたかったんだね。気持ちは分かるけど確かに顔よりも大きなプリンは結構すごいな。
「じゃあ小さめのクリスマスケーキくらいの大きさでいいか……。五号が十五センチくらいだったかな。高さも十五センチあったら……ああ、でも高さが出ると難しいのかな。それなら六号の十八センチにして十センチくらい……だと見た目がプリンケーキだよね。やっぱり十五の十五でやってみようかな」
「よろしくお願いします!」
元気な声と共に俺はデカプリンのページにあったプリン型に狙いを定めて……
「【模倣】プリン型、直径十五センチ、高さ十五センチ」
置いてあったミスリルが消えた。
そして、数拍おいた後に小さな子供のバケツかな?というようなプリン型が出来ていた。
「すすすすすごいです!」
コパンがものすごい勢いで声を出した。でもまだだ。
「よし、これでプリン型は完成!」
「はい!」
「ではこれが入るような蒸かし鍋を……」
今度は本当に小さく載っていた蒸かし用の鍋をロックオン。
「【模倣】蒸かし鍋。これが入る大きさのもの」
またまたミスリルが消えて、プリン型が余裕で入る蒸かし用の鍋が出来る。
ああ、もう本当に【模倣】最強だよ!
「よし、とりあえず一つ作ってみようか」
「あ、朝ご飯食べたのに、プリンもいいんですか!?」
コパン、目が落ちそうだよ。興奮して頬っぺたも赤くなっているのが本当に可愛い。
「一つ作るとそれがレシピ登録もされるから、次からはレシピの魔法でもっと簡単に作れるよ」
そうなんだよね。レシピ登録は今までは俺がちょっとでも作らないと駄目だったんだけど、結構使っているからサクッとレベルが上がって、【アイテム】から作ったものもいつの間にか登録されていて、結構応用が利く感じなんだ。
「アラタ様はすごいです!」
俺たちは主な材料を揃えて、作ったばかりの型と鍋に一応クリーンをかけてから、なぜか『料理初心者男子必見! これなら出来る男飯』に載っていたデカプリンのページに向かって「デカプリン作製」と声を出した。
ピカッと【アイテム】の本が光る。
そして…………
「プ、プリンです! 大きいプリンです!」
さすが【アイテム】!
型に入れて作られた筈なのに、皿の上には方から抜いた状態のプリンがあった。カラメルなんて今まで生きてきて一度も作った事はないけれど、綺麗にかかっているよ。ビバ、魔法!
「やっぱり結構迫力があるな。では味見をどうぞ」
俺はコパンの前にデカプリンを出した。
「え? アラタ様は?」
「う~ん、朝食後だし、これ一つはちょっと無理かなぁ。また今度作って食べるよ。コパンが見つけたんだから先に食べて」
「…………は、半分こしましょう! それで美味しかったらまた今度作ってください! フルーツとかも飾ったらおいしそうです!」
「なるほど! そうなるとやっぱり生クリームが欲しいなぁ。プリンアラモードみたいになるよ」
「はわわわわ! どうやって作ったらいいのか分かるといいですね」
「そうだねぇ」
俺たちは直径十五センチ、高さ十五センチのなかなか迫力のあるプリンを一緒に食べた。
魔法まかせだけどなめらかで結構美味しい。
「美味しいです!」
スプーンを片手にニコニコのコパンに、俺もつられてニコニコになった。
「ああ、そうだ。せっかくだからお供えもしておこう。初めてのプリンだからね」
「そうですね!」
俺はもう一つデカプリンを作ってアルミテーブルの上にお供えをした。
プリンは瞬く間に消えて、俺は思わず笑ってしまったよ。
もしかしたら、女神は結構俺たちの事を見ていて、お供えも気に入ってくれているのかな。
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