7 / 7
7.完結
しおりを挟む
翌朝、私たちは各国の代表達に挨拶をしてほしいと言われ、この前の鑑定式が行われた部屋に連れてこられた。
以前とは違い、立派な円卓に偉そうな人が座っている。ざっと数えて50名はいた。
「こちらは我が国と同盟を結んでいる国の代表です。では今から挨拶を行いますのでこちらに」
舞台の袖へと案内された私たちにグーハの心の声が聞こえてくる。
『くくくっ、これで我が国が実質世界トップだ!』
……表面上は紳士を気取っている澄まし顔の神官ーーグーハーーの心はとても汚かった。
「ねぇ、どうする?」
「このまま様子見よ」
ちょっと心配になってきた私は百合に判断を仰ぐが、百合は笑みを浮かべたまま突っ立っていた。
《わざわざお越しくださりありがとうございます。これより、我が聖女達のお披露目をさせていただきます》
いつの間にか、舞台へ移動したグーハが以前の鑑定式でも使用していたマイクのような器具を使い、声を響かせている。
やがて、グーハの挨拶が終わると王がゆっくりと出てきた。
「後ろについてまいれ」
舞台に出る際に王に声をかけられた私達は王の後ろについて各国の王達の前に出る。
途端に始まるざわざわ。
「本当に聖女なのか⁉︎」
「まさか2人も召喚するとは」
「信じられん」
そんなざわざわを遮る人物がいた。国王だ。
《おほんっ。今回はお集まりいただき感謝する。さて、我が国は聖女の召喚に成功した。2人とも有能な加護を得ている。これからの話し合いは我が国を始めとした皆が楽しめるような物であって欲しいと願っておる》
そう言外に、脅しをかける国王。勿論、言わずもがな盗聴器から聞こえてくるのはグーハと同じような汚い思いだ。
『ぐふふふふ、庇護してやる代わりに我が国の作物にかけてある関税をなくさせよう。ガッポリ儲けられるぞ‼︎』
げっそりとする私達だが、国王はもっとすごい爆弾発言をかました。
《それから、聖女達は我と、大神官グーハと契りを結ぶことになった》
「え?」
「は?」
あまりにも唐突な宣言に放心する私達。だって盗聴器からはそんな企み聞こえてこなかったから。
パチパチと疎らに拍手が響く中、王は更なる爆弾を投下してきた。
《ここで、婚約発表を行おうと思っておる。さあ、聖女達よ名を言うのだ》
その言葉に私たちはピンときた。
あ、私たちが名を明かさなかったから強行突破してきたんだってね。
「伊能忠敬でーす」
「西郷隆盛」
バリバリの偽名である。
《おお! イノウタダタカとサイゴウタカモリと言うのだな》
そんな事など知らない国王は喜ぶそぶりを見せると、何かの書類を出してきた。
《さあ、ここにサインをしなさい》
"奴隷契約書"
「おい」
「マジか」
思わず声が漏れる私たち、どうやら国王は私たちがこの国の文字を読めないと思っているようだ。が、そんなの読めるに決まっている。多分加護なんだと思うけど……
「もういいや」
ここで私の堪忍袋の緒が切れた。
「え?」
「百合、行くよ!」
「……わかったわ」
会場全体に幻覚魔法を仕掛け、「もう少し、お宝持っていきたかったのに……」とブツブツ呟く百合の手を引いて舞台を飛び降りる。
《おお! 名を書いたか! これで婚約は成立した‼︎》
『はははははは‼︎ バカな聖女達だ。これで我が国は安泰だ‼︎ 最高の駒を手に入れたものだ‼︎ イノウタダタカは我のものだ‼︎ たっぷり可愛がってやるとしよう‼︎』
『ああ、サイゴウタカモリと言うのですね! なんて可愛らしい! ああ、早く愛でたい。奴隷契約で抵抗もできないはず……はぁ、どんな顔を見せてくれるのでしょう?』
「……あはっまだ時間あるから王宮のお宝全部もらう?」
「…………ふふっ当たり前じゃない」
ゲスな心の声に百合はビキリと青筋を額に浮かべている。
「ああ、その前にこの国の説明書も置いてあげなきゃ」
「そうだね」
百合が万能ポケットからバサッと取り出したのは大量の紙。
「ふふっ、この国の機密情報全部バラすわ」
「おお、やっぱりそうでなくっちゃ!」
そう、あちこちの部屋に忍び込んだりした時に偶然見つけた国の財政赤字と違法取引などなど。
この国の後ろ暗い所を全て記したこの紙。纏めたのは私。とてもじゃないけどこの国と今後仲良くしようとは思わなかった。
「あはは、幻覚魔法が切れた後が楽しみ」
「まあ私たちは見ることができないけどね」
価値のありそうなものを全て万能ポケットに入れた後、私達は颯爽と王宮を出た。ついでに幻覚魔法も切る。
「貴国のお宝頂戴致しました。では……」
「「さようなら~!」」
こうして、怪盗美少女(※自称)は颯爽と王宮から去ったのであった。
○○○
【幻覚魔法が切れた後の王宮】
《な、なんだこれは⁉︎》
驚愕の声が会場内に響き渡る。国王があげた声だ。
《"お宝は頂戴した。あ、お礼にプレゼントをみんなにあげたよ♡ by怪盗美少女"だとぉ~⁉︎》
目の前に2体立つ藁人形には、小馬鹿にした顔が描かれており、メッセージカードらしき物が貼られている。
どう言うことだ⁉︎ 奴隷契約書にサインしたと思ったのは勘違いだったのか⁉︎
グルグルと頭が混乱している国王に、各国の王から質問が上がった。
「これはどういうことですか⁉︎ 我が国から民を攫って売っているように書いてあるのですが?」
「わ、私の国もその被害がある!」
「まさか⁉︎」
なんだ、うるさい! 今はそれどころではない‼︎ そう思いながらも、後ろを振り返れば何かの紙を掲げて各国の王達が憤慨している。
《な、なんのことだ?》
「王よ! これを‼︎」
悲鳴を上げて駆け寄ってきたグーハに紙を渡される国王。それを読んだ瞬間国王は目を剥いた。
《っ⁉︎ こ、これは! 出鱈目だ! 皆さん、これは嘘です! 信じてはいけません‼︎》
「この紙に書いてあることは筋が通っております。どういうことですか‼︎ 説明を!」
説明しろー! と声が上がり出す。その紙にはこれまで国王とグーハがやってきた違法行為が全て載っていた。ご丁寧にどうやったのか契約内容の詳細まで記されている。
「あ……ああ……」
《こ、こ、これは全てグーハがやったのだ! 脅されていたのだ‼︎》
支離滅裂な事を叫び出す、国王。場は完全にしらけ、代表達はぞろぞろと会場から退出していく。
「まさか我が国の国民を勝手に奴隷されるとは、見損ないましたぞ!」
「密輸など言語道断」
「後日改めてお話しさせていただきたい」
冷酷な目で見つめられる国王。
くそっ! 金で黙らせる‼︎ 我が国は歴史ある調度品が沢山ある。それを売ればなんとかなるだろう。先程までの態度後悔させてやる‼︎
しかし、国王の心はまだ折れていなかった。しかし、自室に戻る途中、違和感を感じる。
ん? ここはこんなにガランとしていたか? 何か花瓶でも飾っていたはずだが。あと、ここには世界でも有名な画家が描いた絵が飾ってあったはずなのだが……
その違和感は自室に戻ったときに理解した。
「な、なんだこれは⁉︎ 家具が1つも無いではないか‼︎ まさか……!」
バタバタと王族としてあるまじき足音を立てながら宝物庫に向かう国王。
「どうなされたのですか?」
「いいから扉を開けろ‼︎」
「は!」
取り乱した国王の姿に困惑する兵士達を怒鳴りつけ、宝物庫を開けさせる国王。
「開きました」
「どけ!」
グイッと兵士を押し除け、宝物庫に入った国王はガックリと膝をついた。
「は、はは、ククッ! ははははははははははははははははは‼︎ なんだこれは! すっからかんではないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
違法行為を繰り返し、聖女達を利用しようとした国は、全ての悪事がバレ滅んだそうだ。
【完】
以前とは違い、立派な円卓に偉そうな人が座っている。ざっと数えて50名はいた。
「こちらは我が国と同盟を結んでいる国の代表です。では今から挨拶を行いますのでこちらに」
舞台の袖へと案内された私たちにグーハの心の声が聞こえてくる。
『くくくっ、これで我が国が実質世界トップだ!』
……表面上は紳士を気取っている澄まし顔の神官ーーグーハーーの心はとても汚かった。
「ねぇ、どうする?」
「このまま様子見よ」
ちょっと心配になってきた私は百合に判断を仰ぐが、百合は笑みを浮かべたまま突っ立っていた。
《わざわざお越しくださりありがとうございます。これより、我が聖女達のお披露目をさせていただきます》
いつの間にか、舞台へ移動したグーハが以前の鑑定式でも使用していたマイクのような器具を使い、声を響かせている。
やがて、グーハの挨拶が終わると王がゆっくりと出てきた。
「後ろについてまいれ」
舞台に出る際に王に声をかけられた私達は王の後ろについて各国の王達の前に出る。
途端に始まるざわざわ。
「本当に聖女なのか⁉︎」
「まさか2人も召喚するとは」
「信じられん」
そんなざわざわを遮る人物がいた。国王だ。
《おほんっ。今回はお集まりいただき感謝する。さて、我が国は聖女の召喚に成功した。2人とも有能な加護を得ている。これからの話し合いは我が国を始めとした皆が楽しめるような物であって欲しいと願っておる》
そう言外に、脅しをかける国王。勿論、言わずもがな盗聴器から聞こえてくるのはグーハと同じような汚い思いだ。
『ぐふふふふ、庇護してやる代わりに我が国の作物にかけてある関税をなくさせよう。ガッポリ儲けられるぞ‼︎』
げっそりとする私達だが、国王はもっとすごい爆弾発言をかました。
《それから、聖女達は我と、大神官グーハと契りを結ぶことになった》
「え?」
「は?」
あまりにも唐突な宣言に放心する私達。だって盗聴器からはそんな企み聞こえてこなかったから。
パチパチと疎らに拍手が響く中、王は更なる爆弾を投下してきた。
《ここで、婚約発表を行おうと思っておる。さあ、聖女達よ名を言うのだ》
その言葉に私たちはピンときた。
あ、私たちが名を明かさなかったから強行突破してきたんだってね。
「伊能忠敬でーす」
「西郷隆盛」
バリバリの偽名である。
《おお! イノウタダタカとサイゴウタカモリと言うのだな》
そんな事など知らない国王は喜ぶそぶりを見せると、何かの書類を出してきた。
《さあ、ここにサインをしなさい》
"奴隷契約書"
「おい」
「マジか」
思わず声が漏れる私たち、どうやら国王は私たちがこの国の文字を読めないと思っているようだ。が、そんなの読めるに決まっている。多分加護なんだと思うけど……
「もういいや」
ここで私の堪忍袋の緒が切れた。
「え?」
「百合、行くよ!」
「……わかったわ」
会場全体に幻覚魔法を仕掛け、「もう少し、お宝持っていきたかったのに……」とブツブツ呟く百合の手を引いて舞台を飛び降りる。
《おお! 名を書いたか! これで婚約は成立した‼︎》
『はははははは‼︎ バカな聖女達だ。これで我が国は安泰だ‼︎ 最高の駒を手に入れたものだ‼︎ イノウタダタカは我のものだ‼︎ たっぷり可愛がってやるとしよう‼︎』
『ああ、サイゴウタカモリと言うのですね! なんて可愛らしい! ああ、早く愛でたい。奴隷契約で抵抗もできないはず……はぁ、どんな顔を見せてくれるのでしょう?』
「……あはっまだ時間あるから王宮のお宝全部もらう?」
「…………ふふっ当たり前じゃない」
ゲスな心の声に百合はビキリと青筋を額に浮かべている。
「ああ、その前にこの国の説明書も置いてあげなきゃ」
「そうだね」
百合が万能ポケットからバサッと取り出したのは大量の紙。
「ふふっ、この国の機密情報全部バラすわ」
「おお、やっぱりそうでなくっちゃ!」
そう、あちこちの部屋に忍び込んだりした時に偶然見つけた国の財政赤字と違法取引などなど。
この国の後ろ暗い所を全て記したこの紙。纏めたのは私。とてもじゃないけどこの国と今後仲良くしようとは思わなかった。
「あはは、幻覚魔法が切れた後が楽しみ」
「まあ私たちは見ることができないけどね」
価値のありそうなものを全て万能ポケットに入れた後、私達は颯爽と王宮を出た。ついでに幻覚魔法も切る。
「貴国のお宝頂戴致しました。では……」
「「さようなら~!」」
こうして、怪盗美少女(※自称)は颯爽と王宮から去ったのであった。
○○○
【幻覚魔法が切れた後の王宮】
《な、なんだこれは⁉︎》
驚愕の声が会場内に響き渡る。国王があげた声だ。
《"お宝は頂戴した。あ、お礼にプレゼントをみんなにあげたよ♡ by怪盗美少女"だとぉ~⁉︎》
目の前に2体立つ藁人形には、小馬鹿にした顔が描かれており、メッセージカードらしき物が貼られている。
どう言うことだ⁉︎ 奴隷契約書にサインしたと思ったのは勘違いだったのか⁉︎
グルグルと頭が混乱している国王に、各国の王から質問が上がった。
「これはどういうことですか⁉︎ 我が国から民を攫って売っているように書いてあるのですが?」
「わ、私の国もその被害がある!」
「まさか⁉︎」
なんだ、うるさい! 今はそれどころではない‼︎ そう思いながらも、後ろを振り返れば何かの紙を掲げて各国の王達が憤慨している。
《な、なんのことだ?》
「王よ! これを‼︎」
悲鳴を上げて駆け寄ってきたグーハに紙を渡される国王。それを読んだ瞬間国王は目を剥いた。
《っ⁉︎ こ、これは! 出鱈目だ! 皆さん、これは嘘です! 信じてはいけません‼︎》
「この紙に書いてあることは筋が通っております。どういうことですか‼︎ 説明を!」
説明しろー! と声が上がり出す。その紙にはこれまで国王とグーハがやってきた違法行為が全て載っていた。ご丁寧にどうやったのか契約内容の詳細まで記されている。
「あ……ああ……」
《こ、こ、これは全てグーハがやったのだ! 脅されていたのだ‼︎》
支離滅裂な事を叫び出す、国王。場は完全にしらけ、代表達はぞろぞろと会場から退出していく。
「まさか我が国の国民を勝手に奴隷されるとは、見損ないましたぞ!」
「密輸など言語道断」
「後日改めてお話しさせていただきたい」
冷酷な目で見つめられる国王。
くそっ! 金で黙らせる‼︎ 我が国は歴史ある調度品が沢山ある。それを売ればなんとかなるだろう。先程までの態度後悔させてやる‼︎
しかし、国王の心はまだ折れていなかった。しかし、自室に戻る途中、違和感を感じる。
ん? ここはこんなにガランとしていたか? 何か花瓶でも飾っていたはずだが。あと、ここには世界でも有名な画家が描いた絵が飾ってあったはずなのだが……
その違和感は自室に戻ったときに理解した。
「な、なんだこれは⁉︎ 家具が1つも無いではないか‼︎ まさか……!」
バタバタと王族としてあるまじき足音を立てながら宝物庫に向かう国王。
「どうなされたのですか?」
「いいから扉を開けろ‼︎」
「は!」
取り乱した国王の姿に困惑する兵士達を怒鳴りつけ、宝物庫を開けさせる国王。
「開きました」
「どけ!」
グイッと兵士を押し除け、宝物庫に入った国王はガックリと膝をついた。
「は、はは、ククッ! ははははははははははははははははは‼︎ なんだこれは! すっからかんではないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
違法行為を繰り返し、聖女達を利用しようとした国は、全ての悪事がバレ滅んだそうだ。
【完】
10
お気に入りに追加
30
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説

聖女なのに王太子から婚約破棄の上、国外追放って言われたけど、どうしましょう?
もふっとしたクリームパン
ファンタジー
王城内で開かれたパーティーで王太子は宣言した。その内容に聖女は思わず声が出た、「え、どうしましょう」と。*世界観はふわっとしてます。*何番煎じ、よくある設定のざまぁ話です。*書きたいとこだけ書いた話で、あっさり終わります。*本編とオマケで完結。*カクヨム様でも公開。


聖女は魔女の濡れ衣を被せられ、魔女裁判に掛けられる。が、しかし──
naturalsoft
ファンタジー
聖女シオンはヒーリング聖王国に遥か昔から仕えて、聖女を輩出しているセイント伯爵家の当代の聖女である。
昔から政治には関与せず、国の結界を張り、周辺地域へ祈りの巡礼を日々行っていた。
そんな中、聖女を擁護するはずの教会から魔女裁判を宣告されたのだった。
そこには教会が腐敗し、邪魔になった聖女を退けて、教会の用意した従順な女を聖女にさせようと画策したのがきっかけだった。

くだらない冤罪で投獄されたので呪うことにしました。
音爽(ネソウ)
恋愛
<良くある話ですが凄くバカで下品な話です。>
婚約者と友人に裏切られた、伯爵令嬢。
冤罪で投獄された恨みを晴らしましょう。
「ごめんなさい?私がかけた呪いはとけませんよ」

聖女が降臨した日が、運命の分かれ目でした
猫乃真鶴
ファンタジー
女神に供物と祈りを捧げ、豊穣を願う祭事の最中、聖女が降臨した。
聖女とは女神の力が顕現した存在。居るだけで豊穣が約束されるのだとそう言われている。
思ってもみない奇跡に一同が驚愕する中、第一王子のロイドだけはただ一人、皆とは違った視線を聖女に向けていた。
彼の婚約者であるレイアだけがそれに気付いた。
それが良いことなのかどうなのか、レイアには分からない。
けれども、なにかが胸の内に燻っている。
聖女が降臨したその日、それが大きくなったのだった。
※このお話は、小説家になろう様にも掲載しています

【完結】どうやら魔森に捨てられていた忌子は聖女だったようです
山葵
ファンタジー
昔、双子は不吉と言われ後に産まれた者は捨てられたり、殺されたり、こっそりと里子に出されていた。
今は、その考えも消えつつある。
けれど貴族の中には昔の迷信に捕らわれ、未だに双子は家系を滅ぼす忌子と信じる者もいる。
今年、ダーウィン侯爵家に双子が産まれた。
ダーウィン侯爵家は迷信を信じ、後から産まれたばかりの子を馭者に指示し魔森へと捨てた。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
婚約破棄から聖女~今さら戻れと言われても後の祭りです
青の雀
恋愛
第1話
婚約破棄された伯爵令嬢は、領地に帰り聖女の力を発揮する。聖女を嫁に欲しい破棄した侯爵、王家が縁談を申し込むも拒否される。地団太を踏むも後の祭りです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
一気読みさせて頂きました(〃゚д゚〃)
偽名でその名使っちゃうんですね〜(*¯艸¯)
感想ありがとうございます\(^^)/
使っちゃいました(o^^o)